風そよぎ涼しくもなく暑くなく散歩日和の晩春か初夏
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パン屋にて ベビーカーのママさん通そうと 引き戸を内と外から押さえる(どなたか存じませんが、外で押さえてくれた方ありがとう😸)
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今どきのメンズはメイクが映えるよな綺麗な肌を持ってらっしゃる
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笑い声チャイムの音と共鳴す ゴミ箱の缶洗ってないな
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通知音覗きのぞけどただひとり 響くもひとつ筆をとる音
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大好きな電車 F揺らぎ ガタンゴトンで痛みも和らぐ
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悲しみはしたたるみづとなりましてどうせ誰かが死なねばならぬ
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こんなにもあなたと会う日は輝いて月も隠れたこの夜さえも
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老いていきありがたきもの増えていく駅のホームのベンチのように
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ふつふつと湧いた怒りが抜けていくコップの中のサイダーみたい
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とりあえず 種まき野郎捕まえて ゴン詰めします 大人の勉強 
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すれちがう バスの運転手さんたちの 挨拶 見たくて いつもこの席
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食べるものお昼ご飯食べてしまってから浸ろう ねこ母 タンパク質足りてないから
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瑣末事は気にするまいとおもふ今日 番号札の「22」ニャンニャンは嬉し
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うたかたにオフ会あらば楽しけり 老若男女で歌人当てゲームし
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晴れ渡る 五月の空と 友の顔 笑いを誘う うたかた仲間
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杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
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右足がボキボキ言うがよっこらと母を支えて今日もがんばる
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自動車の府外ナンバー増えてきた 万博中だ不審車じゃない
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沸き上がる 寂しい気持ち 君とともに 過ごせたことへの 感謝に変えて
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空っ風そよぐ 新たな朝の音 さえずりと 「いってらっしゃい」の声
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テーブルのエンジェルヘイロー飲み干したグラスの底を福音が濡らす
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親友じゃ足りないなんて言えなくて ぬるま湯みたいな今に浸かるの
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新生活いらないものはゴミ箱へ 昔の君はここにはいない
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ロングヘア風になびかせ歩いてく 隣のあの子昔の私
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衝撃をやわらげるもの ひとりぶんの不在を埋めるホワイトノイズ
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すこし和む 愛瑠翔様が笑ってる いつも辛そうで気がかりでした😊
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白鷺が川に潜りてドロンして波紋の外に顔出しニヤリ
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かなしみに胸ふたがれている時も 陽はまた昇る ひこうき雲よ
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長女猫あのこの名 写真にむかって呼びかける 「けいにゃん、たまには夢に出といで」
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