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鯖捌く手に付いた血に驚いてなんじゃこりゃとジーパン真似る
13
雑魚なれば 大魚に向かい 玉砕す 変わっていない 現代日本
10
紡がれた夜空に光る星の海 空からすれば私こそ星
13
ごみ捨てに出て来ただけで照らしてる月は優しく無言であった
36
横になり枕に頭 預けども 眠ることすら夢のまた夢
7
「少しぐらい痩せたらいいよ。」やなこった見た目で人の良し悪し見える
17
恋をするあたしの悲鳴はあなたの名
2
嬉しさを 言葉にできぬ 不器用を 察する君が 怖き愛しき
12
細い腕指輪の代替つける子らエル・ジェー・シーよビー玉と成れ
3
眺めてる空は私の方ですか私のことはおぼえていますか
2
四時過ぎに寝て十一時過ぎに起きまだ睡魔来ず今日も夜更し
6
字を褒めてくれたから書く 咀嚼する顔がかわいいから差し入れる
5
サイレンは 深夜に駆けて 街路樹に 眠れる鳥の 心騒がす
7
来世ではちゃんとしますと言うけれど今世でちゃんと生きたい泣きたい
11
風よ風 風車のギロチン潜り抜け 私の髪を揺らすは何故か
3
黄桃の薄い皮剥き金色の肉に歯をたて生きる知り得る
5
世の中の正しさで負った傷口をかさぶた剥がしてただしく捨てる
9
時の輪を巡る薄暮の散歩道 公園 コンビニ 語らう親子
11
指先の上下左右で生きている
(
逢ひ見ての 後の心に くらぶれば
)
昔は物を 思はざりけり 043 /100/ 権中納言敦忠
14
ぼんやりと霞む茜の夕空に ため息乗せて暮るる水無月
25
夕暮れにそぞろ歩けば道の辺の くひに繋げし曳き綱の痕
14
面影は あの人に似るか 制服の 美少女見かけ 悔い思う梅雨
5
ありがとう 天に招かれ 旅に往く 後梅雨に聞く ヨイトマケの唄
11
居ずまいを正して帰る日常に 青い炎のくすぶりし人
7
オクラの実 成長早く 収穫が 楽しみになり 水無月終わる
22
無自覚に愛を囲った言葉でも 愛は呼吸をしようとしている
7
シャーリープトラ
(
舎利子
)
よ
このように宇宙は相対的である
(
是諸法空相
)
生まれてもいないし死にもしない
(
不生不滅
)
汚くもないし清くもない
(
不垢不浄
)
増えもしないし減りもしない
(
不増不減
)
8
握り返してくれる手の大きさ 無骨さ 救ってくれよ私を
5
君ができないオフサイドの解説 人生とか何も分からない
3
たとえばそんなふうに撫でられたかった 夜中に怯えてた五歳
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