吐く息は吸った息とは違うまま私もどこかで間違えたまま
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出入りに屈んで立てば頭「ず」の当たる庇に柔いクッション付ける
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真夜中の文字の中に迷い込み足すら手すら闇に溶かれる
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雨音で 夜中に叩き起こされる 鬱陶しいのは 母にそっくり
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テント下砂地に残る寝姿の我にじゃあねと熱海へまたね
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土砂降りの雨でも「風は吹いてない」と喜んでいる人と歩いた
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飽き飽きとした生活に水をやることすら忘れ枯れ木となり
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優しさに音があるなら君からは祭囃子が聞こえるだろう
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長月に 葉月の日々を 振り返る いつもスマホに 野分の報(しら)せ
4
愛してるだけどさよならハッとして瞼開けばまだ午前2時
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好きだって言われてみたいあなたから私の心とつかず離れず
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メーカーの先端技術に支えられ 公害級の谷間爆誕
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見るたびに米の値段が下がってく一体どこに隠れてたのか
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手を伸ばせば消えちゃいそうな横顔に 息をひそめた助手席の夜
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潮風を纏ったままの麦わらは光の死角で冬眠支度
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気があると勝手に妄想したキミは絶えず敬語で立ち入り禁止
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推しが言う「素直な感想ありがとう」ファンの爪痕残せなかった
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一斉に色づき初めるナナカマド葉も実もともに「秋が来ました!」
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夫から聞かれて体重 虚偽報告 体重計には悪いんだけど
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賃貸の換気扇の下 酒、タバコ。見えぬ将来かき消すように
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怪人よ 胸に巣くうて 身を灼くな 恋とわかれば 灰燼(かいじん)となれ
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出張先 電車止まって帰れない旦那を想う 大雨の夜
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夏でさえ青きまま過ぎこの恋は紅葉のよう色づくのかな。
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浅茅生(あさぢふ)にいかですむらん月影もささぬ雨の夜こよろぎの泣く
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幾重にもふみ渡らせて古道かな 熊野に雨の蕭々と降る/ふみ(踏み・文)
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久しくもひとり飯などなかりせば 妄想多し いつものサイゼ
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「古いコメ高いというなら新米を買えばいいわ」とアントワネット
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そろそろね いいんじゃないかな 出てきても お日さまにあてたい 大物の洗濯
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おおげさにぴよぴよ鳴こうサンダルのゆくあてをにわとりに頼って
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夕焼けを背に 大人びた 横顔の 輪郭を沿う 泪(るい)越しの夏
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