水色の花の如見ゆヒバの実の木下こしたに戦ぐムラサキカタバミ
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青竹の隙間を縫って葛が咲く栄枯の様を歌う花なり
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「火星から海王星までください」と言う人のとなりでパンを買う
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風を切る六文銭の急襲に命からがら逃げるド狸/刺草キロさんへ
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やちよなることだまのくににうまれたりきいろにささぐあおのことほぎ
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穏やかに 支度をしていた 朝なのに 顔を見た途端 波立つこころ
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浮き世なる憂れひ忘るる高原たかはらに黄菅咲き満ち心安らぐ
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黒雲のあわいを貫きぬ光 梅雨の休息の月輪がちりん
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土鳩のくぐもるような笑い声 膝丈スカート、ポニーテールの
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試験中 監督するのは 好きな先生ひと 早く終わらせ 密かに見つめる
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今きっと ワールドカップ 見てるよね それより私は その顔が見たい
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真田とて徳川勢に勝てず終ゆ されど武名は末代遺し
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母のもの自分のものも 増えすぎて 整理できずに ジグソーパズル
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通り行く寂しき人に微笑みを梅雨の止み間の庭の朝顔
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人気ひとけなき礼拝堂にひとり立ち聲を限りの四○四番
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鬱陶しい梅雨が明けたらこの次は殺人的な猛暑が襲う
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GPSモニターに描く「みちびき」の8の字の軌跡は星のしずくか
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大空へ 翼を広げ舞ひ上がる 綿毛のように自由を求め 
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目の前のジュリー夫妻に声も出ず時の過ぎ行くままの元町
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日の出時 コゲラヒヨドリ 雀たち 遠く郭公 あちこちカラス
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鳥たちは囀る 明けぬ夜は無しと 夢の続きはまた四年後に…
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闘いが見果てぬ夢に尽きた夜 健闘称える朝の訪れ /日本代表感動をありがとう
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球際の小さな歪み滑らかに吸うは四年の積み上げたもの
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郭公に ピチピチピチチ 烏クン 鶯さんも 良き日なるかな
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誰だとて癒えぬ影在りでも時は止まぬ静寂に笑みを忘れず
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挿し茎に若き葉が生え緑冴ゆ強きスミレへ吾は感服す
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萎れたる花摘む罪に蕾抱き許しを捧ぐマリーゴールド
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純白の花の中心芯赤く萌ゆ日日草へ日の本抱けり
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十倍のルーペの中のベゴニアの芽吹く五つへ花咲かせたき
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寺屋根の御空に霞む山見詰め長き旅路へ白馬歩めり
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