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流れてく景色は季節まで進む 満開までの早送りの梅
24
掌の 薬の瓶底 柔しい死の淵
5
未だ残る不安が滲む雨の夜は甘酸い梅酒に全て溶かして
31
働き者の総理は空など見上げない
(
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
)
三笠の山に 出でし月かも /阿倍仲麻呂 7/100
15
夜に発つ白鳥姿は見えなくとも子犬のような派手な声量
27
痩せなきゃと 言いつポテチに 食らいつく この習性が 修正不能
30
煮込みつつきみがシチューに聴かせているアイネ・クライネ・ナハトムジーク
16
朧月と寄り添うように山々は佇んでいる穏やかな夜
31
家族なら100%受け入れる そういうもんだ …そういうもんか?
15
愛求め得られないのを繰り返し憎悪に変わる悲劇ばかりで
7
掻きむしる 頭を 喉を 胸を 手を 足を 背中を どこにもなくて
4
苦しくて痛くて辛く堪らない私を全て受け入れてくれ
5
不健康だとおかしいか? お前らは病まないのかよ んなこたねーよ
5
うるせーよ 壊したいのはまさにその 陰口を産む空気なんだよ
9
短歌ではヘラった自己も出しちゃおう だって普段はできないだろう?
5
「うわ あの子 マジで瞬時にヘラるやん」 その陰口の無惨さ 酷さ
4
いなかった 私を全て受け入れてくれる誰かは 終わり 始まる
8
美味いもん 食ってナンボの 人生と わが狸腹 肯定してみる
33
密かなる 自慢のくびれ 今は無く 狸の如き 腹を見つめる
28
たまさかの曼荼羅織りなす始めたて
諧謔曲
(
スケルツォ
)
弾く指、夢中でふたり
6
自然界 般若の顔を 見せる今 先進国が 道筋示す
15
雪洞
(
ぼんぼり
)
の
丸
(
まろ
)
き
灯
(
あか
)
りに 伏す君の
手弱女
(
たおやめ
)
の如き 長き睫毛よ
27
天気予報見ては溜め息 皆既月食 観測す予定日は雨/明日の宵
29
遠き街 背負いて戻る 夕暮れに 母の笑みあり 湯気立つ食卓
7
レーザーを 受けて自宅に 帰ったら ポテチを食べて 悪を一散
4
今度こそ私のままで恋をして幸せつかむはずだったのに
14
一日一通 ルールの穴を掻い潜り 徐々に生長するメッセージ
7
如月の名残りのがんも半分こ おでん仕舞いは春の合図と
33
春の朝 山の端霞て おぼろ月 陽射し影朧 夢かうつつか 春を待つ
5
価値観は相対ゆえにドローなりされど歴史は大砲を撃つ
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