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アイドルの顔の区別がつかなくてサッカー選手もブルーばかり
10
雨打たれポトリと落果 ほんのりと赤みを帯びぬトマトの実
愛
(
いと
)
し
18
道草をしないのだろうか巣へ帰る ツバメに想う惑う我は
11
天が泣く 自身の姿が映らぬことを思い出と呼ぶのだろう
5
家につき 服を脱ぎ捨て 横たわり 少し寒くて 消す扇風機
6
歌集出すカネがないから永遠に歌人名乗れぬわれぞ悲しき
8
詠み溜めた歌読み返し閃いてひと言直しひとり満悦
15
寝言では
575
(
ゴーシチゴー
)
しか言えないのいびきで
77
(
シチシチ
)
カウントしてね
8
どこからか 聴こえてくるのは 花の音 幸せの音 声を揃えて
5
モカカフェとあんみつパフェが口中でマリアージュして幸のランチ後
17
逃げられず まとわりついて 離れない 来ないでほしい この蒸し暑さ
13
戸の外で借金取りが喚いても 氷室の中の遺体に届かず(社会派ヒューマン短歌改)
11
「あの世から一時間だけ戻ったの」夢でまた死ぬ 私の母が
8
皇室に 優勢思想 持ち込みし そんな輩が はびこる日本
9
送信を忘れた友のパスタだけ届かないまま過ぎてゆく午後
10
夏に挑む紫陽花の熱を冷まそう 夕立過ぎし一陣の風
12
地獄とか勘弁してよ何したの 三百円じゃおやつが足りない
6
台風で散った神社の紫陽花は無事にあの世へ行けただろうか
4
いつだって追いかけていた 届かない貴方の背中をいつまでだって
4
里山に 緑濃ければ涙乾き 星掲げれば心鎮まりぬ
17
梅雨晴れて天に織りなす青と白よくぞ名付けた水の無い月
8
負かされた敵に教えを乞うた日の風がこんなにさわやかだとは
24
さみしさはきっと人生つきまとう ひとりでいてもあなたといても
32
牧童のよそ見知りつつ進むのか恐る恐るの羊の悪夢
8
有明の月を残して郭公いづくの里に今は鳴くらむ
7
おることはわかっとるんじゃクソったれ
早
(
はよ
)
出てきて銭返さんかいワレ/社会派ヒューマン短歌
11
アイマスク代り年中ニット帽下げて眼塞ぐ安眠の友/昼寝
15
健診のその本質は上納かその身を賭して不安を買って
10
最初
(
はじめ
)
から 多分貴方に 惹かれてた 貴方の声の その優しさに
5
風そよぐ むらさきの丘 一面に 纏う香りと 記憶とどまる
10
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