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夏波は豊かに揺れてウミネコのみゃあみゃあ響く8月の朝
13
二十路の 生誕祝ふ われら民 すくやかなれと こひねがひつつ -令和八年長月六日-
7
ひと夏で一生分の恋をした 繋がりトンボを視界の端へ
26
目に見えぬ 不思議な力 働いて 小難となる 先祖に感謝
25
あのスピーカーは壊しちゃダメだよ叩いただけで血とか流すし
8
堂々としておりました 堂々としていなければ泣きそうだから
22
百均の閉店セール賑わって ほんの少しの申し訳なさ /全品三割引き
24
エアコンをぴいっと止めてこの音が夏の終わりの合図なのかな
16
繁りたる葛の葉上に彼はいて足を突っ張りて夏空を跳ぶ
14
明日
(
あす
)
の通勤時間をば
脅
(
おびや
)
かす 線状降水帯の予報
23
風の吹く 夕笛
木立
(
こだち
)
に 息の冴え
夢恋人
(
ゆめこひびと
)
への
相聞歌
(
そうもんか
)
なれ
22
最大の賛辞を送る 暇なとき猫の動画をくれる彼女に
4
黄昏
(
たそがれ
)
の川沿いの道ただ一人落ち葉を踏めば誰でも詩人
23
さよならと言って閉めたる冷蔵庫きみだけが飲む麦茶が残る
31
風嵐 辿り着きにし 我が棲家 波の音遠く 滄浪に消ゆ
8
打合せ しなきゃこうなる まさに見本 組織委員の 無能さ怒り
16
あなたより大人だけどね子どもかも心と体未熟なまんま
5
ひさかたの天ぷら蕎麦に温まり 一人静かなcounter seat
7
深山越え 辿り来にけり 我が棲家(すみか) 波の音遠く ただ安らかに
4
びしょ濡れで配食くばるスタッフの苦労知らずに吾は受け取る/台風
24
号
27
赤色のボトルインクに赤チンキ思い出してる皮膚のてらてら/光ってたよなぁ…
17
純白を 墨で濡らして 天の川 忘れてしまう 遠い人の火
5
吹き荒び 幾山越えて 辿り着き 波の音遠く 風爽やかに 我が庵(いおり)
5
店先の石臼蕎麦粉に招かれて暖簾くぐれば一時間待ち
25
馬の前で逃げる午前中、馬の後ろで追う午後、正午は背にて
5
yasur
10
秋の宵 聴こえし窓打つ雨の音 そこに重なる鍋のコトコト
21
調子乗り 漫然として 浮かれれば 痛き未来が 待ち受けるのみ
5
自らを 厳しく律し 相手には 優しくできる ほんまの紳士
6
理想とは 欲求不満 不条理に 抗ううちに 結晶化する
8
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