咳やまぬ 老母を置いて 月曜の 会社に向かう 傘を打つ雨
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アンニュイな 色香に溺れ 恋に落ち 妄想しながら 崩れ落ちむ    
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呟きは心の叫び 言葉沸く文字に替えれば詩 となり歩む
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加減せしふやかす若布ワカメ 度々の過ぎたる量は魔物ひそみて
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確かここ 種を植えたが 悪いけど 雑草なのか 君かわからぬ
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汗ぬぐい 自転車こげば 風が吹く 家を離れて やっと息つく
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おしゃもじで 残飯予備軍 掬い出す 雑穀米の くすんだカラフル
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眠たい目 押し上げてたら 鳴り響く 朝から元気な アラームの声
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涼風すずかぜたらば聞こゆ  むしうた 軌條レールの刻む 明日の足音
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床の間のカーテンの裏にて 朝を迎へをる 愛猫のルーティン
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淡すぎて 霞んで見える 恋心 叶わない恋 胸に秘めてる
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積もり積む 小さな不満の その果てに 顔を見るだけ ため息になる
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加齢かよ! 機能低下が あちこちに まこと頷く テレビCM
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左の歌をAI君に批評させたら 「狂歌としての艶が足りぬ」と
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AIはファクトチェックもろくにせず 自信たっぷりガセネタを吐く
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AIの誤謬を指摘叱ったら 一応「ごめん」とタメで謝り
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細き身の朝顔の蔓たくましく空をめざさむ巻きつ昇れり
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まんごうの種しやぶりつつの皮算用。すでに小ぶりな素焼き鉢おき
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頼めおく人もあらなくに郭公今夜ばかりはこの里に鳴け
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雨降りて 梅雨空映す紫陽花の 夏告げる蒼光り輝く 
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人肌に メス滑らせた ピンク色 そのはらわたで 暖を取りたい
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ゴウゴウと喚く夜陰に 似合はぬは 生暖かき あのの赤
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処女作は あなたを写した 恋だった 三角押せば 怖がっている君
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時の布で 遮光していた 声と顔 ふれた途端に 焦がれ始める
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繰り返す いつもと同じ 店先で 言葉に詰まり じゃあまた今度
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真夜中にヨガやろうとノックする弟がくれるフルーツキャンディ
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急階段 途中で止まる鳩を追い導きと知り白馬駆けゆく
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古都町に迷う小道に四つの葉を咥える鳩と白馬は出会い
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名の知らぬ草花の名を調べ吾も人の名が在り心沁みたり
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窓辺りに待ち焦がれたり八重咲きの真白き花のジャスミン香る
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