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甘く見る 我のことかと 省みて 恐れ抱くも 変革を待つ
17
日曜のちいさな旅を視れた日は初夏の風吹く至福の時間
19
神武以来の
美少年
(
ぼうや
)
が還る 夜の空 三島寺山、席空けて待つ
26
酒の朱に染まる頬して笑われつ 月を呑む夢 まだ醒めやらず
10
初夏の湿原青空高く、葦(よし)そよぐ風涼し
11
将来は 宇宙の終わりを見届けて 次の宇宙を私が生みたい
4
過ぎし日の 心が憂う 思い出も 和らぎゆくは 日にち薬かな
13
弟の隣ふるさとといふ字を見つめ吾専用のドトールと想う
5
ダイエット 闘志燃やすも 挫折して 燃やせぬ脂肪 行き場失う
6
ガラス戸に オリオン星座の 三つ星の 亀虫が居る 野分過ぎし夜
15
人並みに 賞味期限は 気にすれど 時には食いぬ 期限過ぎても
13
「わらび~餅かきご~おり」とて呼ぶ声の遠く聞こえて夏去りにけり
11
強ければ強過ぎる程不足無し青い炎が一番熱い
9
台風を日にふたつ無事やり過ごし久し振り見る月のかがやき/朝には梅雨空
23
長引く雨 気持ちがズーンと沈み込む こんな日はちょっとリッチなランチしよ!
13
ワイパーがフロントガラスを薙いでゐる 雨の調べのメトロノームの
17
天の川 ひととせ待ちて 七夕に かささぎの羽 想い渡らせ
21
助け呼ぶ声聞こえたら反対の方向へ即逃げるのが解/社会派ヒューマン短歌
8
ラディッシュの ピクルス色落ち 防ぐには 塩揉みしてから レモン絞ろう
5
抜け切った炭酸みたいなするどさで あなたの喉を刺してしにたい
2
薄曇り 雨は去りにし窓辺にて アンモニャイトが ふたつ並びぬ
21
忙しいは 会いたくないの 裏返し 見苦しいから 本音で話して
3
つらき日の できごとすべて シャンプーの 泡に預けて 涙ごと流す
8
至らぬ点も 多いけど その心 ほつれていたら 縫ってあげたい
5
美しく老いる予定をキャンセルしイタい私で生きる楽しさ
48
ひっそりと二人で開くお祝いで生まれた意味を知る誕生日
9
指先の小さな怪我に
二十日
(
はつか
)
間不自由をせり食事の支度
29
ちとせ経ぬさくらの青葉わたる風輪をゑがき舞ふ鳶のはねいろ
4
モミジの葉先 懸命に
縋
(
すが
)
る
雨雫
(
あましずく
)
やがて力尽きぽとりと落ちゆく
21
君のこと やっと忘れた頃に何故 思い出すのか あの夜の事
5
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