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運命に翻弄されしこのあてぇ何の因果かマッポの手先
7
天津飯トルコライスにナポリタンパスポートなき異国の味よ
12
畔行けば 裾濡らしゆく 朝露は 田に鳴く虫の 冬の嘆きか
6
ここでもね 少し冷さた 感じるよ トイレの便座 秋来たんだね
4
ひざまずき膝株痛し盗人がびっしりと付く草刈りみやげ
16
枝豆を作りし我れは夏過ぎて冷凍保存酒やめたのに
9
綻びのこころを乗せて君とゆく よつとせの日々 今 ありがとう
17
身にまとふ香りのゆゑに知られけり名を秘すれども仮装舞踏会
7
金色に銀杏色づくキャンパスの社会学科に空席ひとつ
7
びっくりした?夜叉の恰好してみたよ 踊り明かそうハロウィンパーティ
3
難波江のみじかき葦の節の間もねむらぬままに聞く虫の声
8
あのときのシュシュ借りたまま返せない 戻らぬひとを待てど暮らせど
6
白鷺城
(
しらさぎじょう
)
眺むる駅前お立ち台 城下の
民
(
たみ
)
の誇り高さよ
20
コールスロー我れが作りしピーマンを色は良けれどはじいている子
5
窓開けりゃそこにそびえる白鷺城我が家の庭の如く見飽きて
18
分量を間違えたのにうますぎてアップルパンの新作かもね
17
包
(
くる
)
まれて夢見ごこちに懐かしの朱く染まりぬチキンライスよ
13
栗を剥く母の背中の小さきに声かけられず十三の秋
23
海の声。夏の残像夕立に君は前髪濡らして俯く
13
鰯雲眺めてるのか屋根の猫降りて来なさい秋刀魚あげるよ
17
今日で閉店 雑貨屋のフロア 無造作に積まれしグッズ 影を潜めて
12
猛暑去り 戻りし土曜の公園に 木立を駆ける 子らの
笑声
(
しょうせい
)
16
猛暑日に 鬱陶しさを 覚へても 秋風吹かば 何故か淋しげ
21
物理的 泳ぎきれない 向こう岸 アルベルトさん 教えておくれ
9
kiri1
4
目覚むれば 明けゆく空に東雲の 白鷺一羽朝焼けに飛ぶ
27
わんぱくが見知らぬ我に手をふればつられて返すひまわりの園
32
ごそごそと夜中に起きて小便し秋用ダウンの布団を探す
6
秋なればため息ひとつこぼれたり 来し方のいろ うすき気のして
16
夢は夢 いま目の前に ある事に 夢中になれ!と 戯言を言う
7
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