この病 認めなければ 病じゃない たとえ薬を 何度飲んでも
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朝食あさは抜くぼっちランチの今日の日は たまごサンドを頬張る予定
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今時の春は韓流見るようにてんこ盛りなり早送りなり
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山肌が斑に見えて鈍色の青と白とが競い合う頃
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投稿後すぐつくイイね嬉しくて 貴女と同じ時間とき過ごしてると
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年度末「およろこび料」なる金一封 梅子でなくて栄一ラッキー!
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雅やか川面に踊る大鷺の群れには音も波も立たざる
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足元に花びらを見てあわれむも降りにし時はよるすべもなし
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拝みやのおばさん我が家にリターンズ なぜか今度は仕事?の勧誘
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片羽根でくるくる回るヘリコプター 楓の種が飛来しをり
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病む猫のただ寄り添ひしかたはらに耳を澄まして何を語らん
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空白のひと日はひとり花のした亡き人思う春の夕暮れ
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亡き祖父と 夢を見る時だけ会える 声も姿も 生前のまま
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届くはず誰か想って詠むうたは 朝日で光る桜とともに
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ここに立ち 猛烈に動く 潮流から 海底の針 ひろう勇気を
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薄紅の花びら乗せてくんくんと友の来た道われの行く道
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新宿に出かけた帰りはこれにのるロマンスカーホームウェイ
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新宿のアルタの前を通りねけ個展見に行く午後3時すぎ
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ケアするこころをもってむきあえばおのずと道は拓かれてゆく
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物価高羽根がはえるというけれどバーコードには何がはえてる
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迎へるは 黄色い拍手 風に揺る 左 水仙 右にレンギョウ
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幾日か初夏の陽気の続きたれば 風が身に沁む花冷えの朝
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僅かな火 下を向いてる暇はない 挑め、逃げるな 笑ってやろうぜ
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陽光に波がきらめくの鞆の浦 繋いだ船の舳先を照らす
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腕を組みかすかに当たる膨らみに心ときめく二の腕あたり
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さくら草 二十二才の君に似て澄まし顔した夢が揺れてる
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イレブンの 透き通るよな眼で見たら 世界もキミも救えたろうね
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寂しさで ただ抱かれたいこの心 わたしの代わりに濡れて泣いておくれよ /慰め
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嘘だけを 固めたような人生に 誰も「ダウト」と云ってくれない
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落ち着いて 静かな心守りては おまえに遇って 堕ちるのこわい
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