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行き暮れてあやめもわかぬ闇のなか金木犀の香のふいに立つ
8
気があるの ミエミエなのに いけず口 骨無しチキンも 嫌いじゃないわ💙
7
朝に飲む濃いめの紅茶が一番の 楽しみです。と書き出す手紙
16
これまで経験したことない雨が列島襲う要らぬ経験
20
携帯の電波が届く異世界なら帰って来れないわけはないだろ
11
目が合って悟る 地獄はいつだっておまえの顔をしているらしい
7
何度目の踊り場だろう大人への階段をまだ上りきれない/題『人』
10
気まぐれに私と遊び爪あとを残し隣でまどろむ猫は/題『遊』
17
追いかけて行ってみたいな秋空が放った羊のたどり着く先/題『行』
11
虫のリレー 夏から秋へ バトンパス 人より上手く 習いもせずに
27
近き明日堰が壊れて助けての声が地球を満たす時来る
21
石油とか鉱物が出る地から世へ分ける平和は人に委ねり
17
土砂降りに洗濯されて汗流すシャワーも出来て得した気分
15
よし今日は霜降り牛のステーキをミディアムレアで焼くぜ宜しく
14
焼けて反るするめを割いてマヨ七味付け食み今宵焼酎ロック
17
秋風にもの
恋
(
こほ
)
しくて闇の夜の行く先知らで
離
(
か
)
るる思ひ火
10
部屋干しのシーツが香り空気だけ模様替えして雨の日も良き
26
おさまらぬ腹の虫にぞ響きけるつくつく法師のなす音の波
6
紅の筆持つ指に止まりける
蜻蛉
(
あきづ
)
よ
跡訪
(
あとと
)
へ昔の人の
8
見る触る 作る嗅ぐ聞く 話し笑み 歩き知らねど 歌へ羽ばたく
16
ジョギングの人に抜かれどいつ日かの虹を胸灯に変えて歩まむ
16
片付けて 物を減らして 行きたいと 言い続けては 変わらぬ実家
16
茎に抱く水で猛暑を超ゆチュラカ砂漠の泉なる花が満つ
15
気まぐれに擦り寄り離れ掴めない心を我はゴーストと呼ぶ
16
何時までも話していたい友垣と時間が足りぬコスモスの町
25
暮るる帰路 星空覆ふ
雨催
(
あまもよ
)
ひ 鈴虫の
音
(
ね
)
の 止むしづけさや
24
虫の音と深夜ラジオを聞いていた十五の君は元気でいるかい?
10
夜来の雨 打たれ続けて寒々と 小枝震わす窓辺のモミジ
18
長月の雨にうたれて紫陽花は季節を忘れ朝顔泣いて
6
秋桜は秋の長雨ひと休み朝顔の花一日限り
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