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癌センに透き通る人の影見えず何処にありや虚空を眺む
25
歌詠めど 浮かぶ言の葉乏しくて 創る楽しみ苦しみとなり
22
umare
4
yorun
6
夜の底が浅くなる時刻にコーヒーを甘くして飲むひとりで味わう
5
あれほどの激しき雷雨のすぎさりて「処暑」より「白露」へ季節うつろふ
6
あの人が素手でつかんだ心臓がぷるぷる震えて戸惑う夜更け
6
川沿いの カフェで雨音 聞きながら 打ち合わせする 憂鬱な午後
19
夫婦仲 改善したと 友LINE 十年越しの 笑顔の画像
21
箸ひとつ 箸ひとつとは 言ったけど レジ袋の中 絶対に見る
4
nemu1
5
君の愛に溺れたくて 夜独り闇に呑まれながら 体も瞳も濡らしちゃうの
3
多士まわる タージマハルに 多事廻り タジン鍋にて 多人迎えり
7
kokyu
7
初電話 「おやすみ」と吐いた君だけど つい漏らした照れバレてたよ
4
ジョゼフィーヌ 愛してくれた君はもう 遠いアルプス越えてゆく
3
君の日々が大好きで 君の音ひとつに泣く夜経て 君のひとつ下18に
3
県庁前 手入れもされず 草は伸び 木肌剥がれて 蟻
蔓延
(
はびこ
)
りし
10
上向けよ ベートーヴェンに 鼓舞されて 雲を引き裂き 月に触れたる
11
見捨てられ 高齢属は 寄る辺なし 葉の滴なり
啜
(
すす
)
りて落ちる
6
飴と鞭 安倍の無知など 知りつつも 何もせぬかな サナエノミクス
10
粒々
(
つぶつぶ
)
が 何か愛しい 豹柄よ 費用かけずに 票を集めて
10
たまたまね 飲んでしまった またまたね 自堕落なこと それも癒やしと
11
からっぽのこころの中に一つだけ 残ったものを愛と名付けた
4
エアコンで除湿つけてて思うこと冷房よりも涼しいんじゃね
6
モーツァルト 雲を集めて 涙雨 霧も晴れたり 影は濃くなり
15
夢を見た 飛行機雲を乗りこなす 柴の大群 押し寄せる夢
7
老猫
(
ろうびょう
)
はじっと目を見て問うてくる 惰弱な我の死生観をや
18
サグの夢 ことの端掬い 微睡みて そよぐ陽の波 ナユグの灯火
8
千歳線・石北線と不具合つづき遅れ、遅れて
旧友
(
とも
)
の疲労感
19
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