粗相せし我が猫 床をぬぐふ度 まめピカのりんごの香 爽やか
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法事終え位牌が戻る仏壇に幾すぢもの香煙ゆらめく
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サッカーのルールも知らずに応援の画面の前の我はレフリー
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天井灯の カバーに潜む 遁術の 亀虫の奴 知恵をつけたな
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合歓の花 ミストに霞む 中庭に 焚き火始まり マシュマロを焼く /Hotel The Day Osaka
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パワハラの 親子台風 列島を 襲わんとする 爪は鋭く /ダブル台風七号と八号
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「帰りたい」「元気になって」「またいつか」想いにしなる 病院の笹
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降る雨を甘露と受けてアマガエル蓮のうてなに済まし顔だね
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雨はやみ歩きはじめにポケットの硬い四角は傘立ての鍵
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インゲンとひじきの胡麻和え予想より美味しく出来ただけで報われる
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そんな事言うんだへえー なめくじに塩したやつになってやろうか
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裏庭で雪いだはずの赤子泣く 眠れ眠れよ水となるまで
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雨合羽着てても濡れて帰り来る自転車のに容赦なき雨
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思い出を多く作れと言いし母 思い出話すべて忘れて
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養蚕業 廃れ人の手 離れたる 桑が大樹と なりて繁れる
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ぬかるんだ浜辺を貝殻を拾いながら歩く人に出会える梅雨だ
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ねこゴハン ちょうど嵐の時間帯 にげまどうねこ ふつうにたべるねこ
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こんなにも あなたの愛を 受けていて 嬉しいはずが 心苦しい
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五月雨にかこちて宿にさし籠もり晴れぬ思ひに袖濡らしつつ
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ピー、ピコンッ あちこち機械の 通知音 呼ばれてる私は人気者にんきもん
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ひさかたの雨もいとはずきぎすらは子ゐてゆくなり茂みわけてぞ
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人間には大概嫌はるる雨も 草木に花には喜ばるるや
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いつだって途中下車した旅だのに 直行直帰か 終の駅前
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めづらしき人との再会つづきたり いつか巡らむ別離わかれを想う
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吐き気やらイライラ感の腑に落ちず 〈鬼さん〉隠す迷走神経
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語らえば二十二分の五なりてふ 我らの班の寡婦なる家は
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雷鳴に目覚めし街の頭上には見事なまでの線状降水帯 /レベル大雨警報
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五月雨の雫きにせず糧探してちてち歩む雉のちごたち
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剣道の防具を付けし日々のこと 梅雨深まれば皮膚が思ひ出づ
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紫陽花に負けじと傘の花ひらく雨を彩る登校のまち
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