今日はただ 聴く人になり 友の声 丸ごと受けて 笑顔で返す
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罪深き 人間だって 救われる 希望をもって 生きたいものだ
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あ〜プッツンですこれはもう限界ね 鈍色の空を向く矛の先
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目を覚ませ正邪を問うな身を切るなお前が切るんだ大きな舵を
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分断の呪詛じゅそを呟くツルッパゲどうかしてるぜマイブラザー
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春の野辺 母と摘みしヨモギの葉 みどりの菱餅 遠き思い出
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マクドにて単品ハムバーガー久しぶり 230円なりこれで十分
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「新」のつく野菜の並ぶスーパーで 小さき春を見つける薄暮
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こわさないように避けて歩いてく 春の夕焼け宿す水たまり
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雪柳 早も数輪咲きめて 陽射し無き日の慰めとする
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朝の陽にひときわさやき枝垂れ梅 花から花へ蜜蜂群れり
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歌詠みの熟考中のメモ帳の かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける /中納言家持 6/100
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追記する お惣菜屋の オーナーは 紛れもなく おばちゃんである
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直球で 疑問を投げる 小学生 「おばちゃんなの?」 「おじちゃんなの?」
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ハサミ持ちシャツ生地押さえ裁断す春色柄の生地を選んで
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住民が全員出るまで終わらない 祈ったところで進みませんよ
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思ひ出と共に 今も手元に残る あるじなき 祖父母の家の鍵
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春雨の雫したたる東屋に 晴るはここぞと鶯の鳴く
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家に着き居間のインコに言ってみる お前はいいな気が楽そうで/ツカレター ツカレター
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月の影こっそり二人の裏庭で「ここに埋めよう」空夜くうやの種を
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徒歩・電車 往復三時間かけて今日も届ける着替えと笑顔 /面会は15分間だけ
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心配がなかった頃のふりをして 実家の椅子に深く沈んで
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「ただいま」のあとの賑やか 就活も卒業も一旦、春に預けて
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もう少しあと少しだけ勇気出し 手を伸ばしたら届いたのかな
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短歌、うた、演奏、愛に内包す 成る可く綺麗に閉じ込めたくて
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自虐風自慢を頭の中で吐き空に歌えば、新しい今日
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遊ばせる心は体の司令塔ハイなボールをセンタリングだぁ
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全速で歩道を走る自転車のカッコ悪さよ世界に届け
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「かわいいね。」白にほんのり乙女色にじみひろがる梅の花たち
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「下に」「下に」 銭が通れる過疎地域 樹が枯れ街に続く獣道
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