「子を信じ過ぎない」ことも愛だよと笑って見守る冬の陽だまり
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窓越しの 冬の日差し浴びをる猫 日向ひなた追ひかけ 寝る位置を
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分析と感に挑み知る無力「パチンッ」と我は花壇の土へ
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冬の日の 雪の止み間の青空を 何に例えて君に聞かそう
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往路では結構イケた我が母校 もしやの期待も復路で失速
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送ろうか、このびんせんに、おへんじを待つやはらかなときを包みて
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ソーラーの硝子のらんたん ぶらさげて ぼーっと過ぎ行く 年のはじまり
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ありがたや 勝てぬ相手が いることは おかみさまさま 拝み奉る
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れに拭いて茶こぼしまた拭いて今年の水厄落としと思えば
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冬至から三ヶ日までの取りあえず健闘たたえひそといたわる
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どこまでも 上り詰めては きているが いかにも勝てぬ 妻の強さに/私はまだまだ未熟
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我が妻の 悪口雑言 なかりせば 体調優れぬかと ひそかに心配
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夫婦喧嘩 年末年始も 変わりなく これが我が家の 通常運転
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理不尽なことを言われて受け入れる暇があるからいけないの暇
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あと少し節分の頃会いましょうそして一緒に豆まきしよう
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尊敬の念を抱く自主練習をするライバルのライバルじゃない
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嘘をつく時に飲むのノンアルコールではないいつも糖尿だから
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カラフルな初売りの街色失せてただ黙々と人歩くのみ
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「頑張れ!」の大声援は鳴りやまず 敗者の襷 もらい泣きせり
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あんぱんが 焼きたてだった それだけで なんだか得した 気のする日曜
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伝わらぬ想いをそっと押し殺し 君に当たらぬように石を蹴る 
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年末年始慌ただしさはどこへやらほっと一息静寂の朝
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「心配と 心遣いは 違うのよ」 この仕送りは 生存確認
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若き人 幼き子らを 見る度に 幼き頃の 我を重ねる
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てとてがごっつんこきみのゆびにキズテープぼくのゆびはまがっている
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ああ仕事正月休み彼方へと次の連休指折り数え
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死ぬことを 恐れるなかれ 生きてこそ 良心のまま 悔いがなきよう
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この国は平和だわ見てドミノとかけん玉とかで盛り上がってる/紅白歌合戦
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何をして 何を好むか 見極める この世は神の 自由劇場
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柔軟に 優しく人に 接すれば 愛に包まれ 春の縁側
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