思ひでは焼いてしまおう馬なめし武蔵野原とかへりゆくまで
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卯の花が咲く月としてそう呼ばれ 爛漫春に芽吹けよ卯月
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なんかこう ようわからんもの 背負しょわされて 踏ん張ってきた 長子事情
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うれしい「春」 枯れ盆栽も一斉芽吹く若葉ながらに花添える
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散りぎわの枝をめぐりて熊蜂は春のなごりをあらためてゆく
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朝食のテーブルには「これ観てよ」と言わんばかりのリモコンがおり
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いとはじと  鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
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どこかにて 袂を分かつ 風なれど またいつの日か ひとつの世界
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久々に つくったリース もろそうな ドライフラワーに 小技仕掛けた 
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わたしからあなたの全てよ出てゆけと角質を落とすぽろぽろぽろと
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おかしいよ おなかいっぱい 食べたのに おなかがへるの ぜったいおかしい
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公園の砂地 小枝でえがかれし アンパンマンの落書きの跡
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春がきて ハートも芽吹き おしゃべりに 文字は口ほどに ものをいうもの
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足元に花のひとひらくるくると吾と遊べり風のになる
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短歌うたを詠む普通の我等も ものがたり それぞれあると思う夜なり
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すべての窓 パーッと開け放ち 家中に卯月の風を招き入れる朝
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山椒のぴりりと香る木の芽添え 蕎麦をすすりて ゆく春惜しむ
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風となり卯月の君へ捧ぐのは散り急く白き菫の香こそ
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泥付きの 荷台に寝転ぶタケノコを 「持ってけ」と笑む里山の春 
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コロコロをしてくれる人募集中 あれが愛だと今更知っても
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チェーン店 建設予定地 草茂り 春深まれど 冬眠中か
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「一人前の歌人」と言はれ嬉しくも詠み難くなる自意識過剰
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眠る間に 散り尽くしたる 花びらを 萼のそばに ひとつ拾へり
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音楽が道標とは名ばかりで映画のような詩を作る日々/折句・おみなえし
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戦中は いくらしたくても せんチューは しかし結局 出す折衷案
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汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
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葡萄酒と青いベリーを煮て光るソースでどうぞフィレのステーキ
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卯月とて夏日に嘆く心辺も夕へ突く音の寺鐘に消ゆ
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葉野菜の二色の森と糸人参 苺も添えてコロッケどうぞ
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去年「こぞ」残す羽を清めて新風のありて凛々しき扇風機かな
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