ジャグジーの 吹き出る流れに身を委ね こころも整え明日へと向かう
22
春来たる 手毬の如く寝てた君 グンと背伸びし 空仰ぎ見る
24
擦り切れて惨めなボクの黎明期いらなくなった廊下のバケツ
7
房総の 最南端の 花色と 遠目に臨む 青に見蕩みとれたり
9
西の山今日青々と色も濃く壁となっては威勢せいをはってる
19
若き日の取るに足りない出来事を気にもせぬのに夢に見るとは
18
木の下の雪融け土が顔出してああこりゃほんと春だと思う
23
進学し 親の保護下を 離れたかわず あまりに広い 大海を知る
15
ガラス越し記憶を辿る世界あり 「フェルメール」に ふる里想う
16
問12 今の貴方は幸せか? 「はい」か「いいえ」かで答えなさい
4
春風が抜ける荷台に桃の肌 ピンク色した豚運ばれてゆく
15
良い夢は 気分は残るが 記憶はない どっちも残るが 悪夢といえよう
8
故郷への切符で温む手のひらを往復切符で常温にする
17
親友がインターホンに映ってる カメラ目線でモデルのポーズ
30
週明けの私に託す 週明けの私が恨めしそうに見ている
12
春めきて微睡む縁側 そよ風に清き鈴の音 季節を忘れ
23
ランチやめ定休増やし抗うはまちの割烹 浦霞酌む
18
「若者よ、君の未来は明るい」と 笑って送り出してやりたい
16
君たちが踏み出す一歩晴れ晴れと 明るく照らす天の御柱/お天道様は見ています
8
苦労する 努力、勉強 経験と 同じ事でも 言い方ひとつ
8
電線の 下に連なる 烏の糞 何求めてか 定時巡回
13
古くて黒ずんできたフリスクで爽快になる口と胃の中
4
日本の 背後にデカい 米国の 影濃くなりて 色もつきつつ
13
この歌を 選んだ人は どんな人 ちょっと見てみる その人の歌 (笑)
12
情景の言の葉の声 聞けたらば ペンを走らせ 推敲重すいこうかさ
30
雨催う 空を見上げて 行く行かぬ 投資の如く 決めかねて居る /今日の空
8
はげましの言葉はどれも空しくて何も言えずに並んですわる
31
花粉など知らずに春の中にいたれんげ畑のわれが懐かし
41
遮断機の音のひがむるつかの間に辛夷こぶしは銀の産毛ふふめり [題詠 辛]
8
待合いの温き眠りに聞き逃す眼科呼ぶ声、耳鼻科もありや
19