カラダの声 耳傾けて 無視しない どこか痛むか? 大丈夫やね
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真夜中に ねこと ひたいをくっつけて あい・たしかめあう そんなまいにち
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十五度の朝水路よりちゃぷちゃぷと水神様の鈴の音かな
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屁理屈や 詭弁で煙《けむ》に まく奴を 正論で押し 煙にまく俺
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あちこちと旅する夢を語りしが君亡き今は夢のまた夢
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明け方に足つりそうな気配ありひとり寝のせいではないものを
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休日は温泉巡り車旅亡夫きみと眺めし大夕焼けを
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朝刊を配るエンジン音をきく  寝転んだまま、憂うつなまま
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わた雲に 乗れば遠くへ 行けそうで 秋を迎えに 行きたし酷暑
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病院の前にペチュニアうす桃の思いにゆれる秋風の朝
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受験の子眠れぬ夜もあると云う どうにかなるの付箋あげたい
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今日こんにちの収穫は如何ばかりかと戸口の蜘蛛に問ひかけてゐる
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朝ぼらけ 列車は薄闇 貫いて 見知らぬ街は まだ夢の中
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虫籠に 息を潜めるアゲハ蝶 鱗粉光りて優美な姿 
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ぬいぐるみを寝かせる夜がありましてこれも間違った人生かしら
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人様を 舐めてるクマ🐻に 鷹村の拳眉間にごちそうしてやれ👊
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人様を 舐めてるクマ🐻を倒したい 月の環くらい素手でステゴロ / できたらなぁ~ ベアナックル!
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解けるのは僕にはせいぜいサイゼリア 間違いだらけの人生だから
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アンタレス! ミロも好きだが一番は アイオリア打つ 獅子のライトニングプラ閃光ズマ!!
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困ります 職場でヘソ出し禁止です だってうっかり目に入るから
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丁寧に一行一行読む人を考えながら編み上げる記事
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あの時の 時間貯金を 使いたい 一匙の朝に
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わたしだけ 胸に抱きし お守りは 誰の手にもと 届くありふれ
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「ありがとう」義母謹製のベビー服 貴女と書いて めいわくと読む
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練りあげて焼いては壊す陶芸家 心のうたの炎を見つめ
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昔からちょっと変わった子でしたが現在もはや崩れそうです
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神様も仏様すら居ないだろう信仰たるは「偶像崇拝」
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税金で血が抜けるほど支払った支援の感謝は過去の私へ
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この子にも未来が選べる国であれ死後も私の自由を捧げた
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子供とはどんな大人になるだろう?予測と期待と恐ろしさもある
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