風渡り  揺るる水面と  玉しぶき 陽炎のなか  消ゆ後ろ影
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北風に抗いひとり咲く梅を 見つめて動かぬ堅き蕾ら
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風渡リ 水面揺るる 滝つぼの 陽炎立ちて 去ぬ後ろ影
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山静けし 白銀の舞い 冬木立 足跡絶えて 山の音(ね)寂しき
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一枝(ひとえだ)の 雪のこぼるる 静けしや  やまね( 山音)泣き濡れ 雪一色の
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冬晴れの 碧さに映える 樹つらら 陽射し眩しや 雫したたり 白銀の玉
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天高く 凍てつき寂し 峠道 風の間に間に 粉雪吹雪く 一歩ひとりの 影法師
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宝剣の 群青切り裂く 雪の鉾 雪かぶる岳 ただ一筋の 雪の跡
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雲海の 引いては寄せて 嶺深く 雪降り止まず 山音(ね)泣き濡れ
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昨日の雨で地上が顔洗い 潤う朝の晴れやかさかな
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ドクターヘリ つまの生還 時を経て まさかの坂を 幾つ登れり
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ゆっくりと握りしめてく薔薇の棘わたしの皮膚とどっちが強い?
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崖の縁走る兄弟見守りて大犬と行く父の子育て
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ようやくに 待望の雨待ち焦がれ 恋しい人を待つかのごとく
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今朝の雨 百花開くを導きて 昼には細き春雨となり
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溺れかけ 三寒四温の 大波に 慣れたる前に 退避しており
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それとなく それとなく立つ それとなく 立ちたくなって それとなく立つ
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恋、煙草。金の使い道を思案せし 紫空に昇る煙を眺む
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平等で 厚くも脆い 命なら 笑いましょうか 身を打ちましょうか
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風の音がさん、に、いち、ぜろと唱えてクラスが静かなプールのあと
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風の音に合わせてダンスをこの町であの怪獣と踊ってしまえ
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しあわせは甘いみかんに当たったり意外と そこらに落ちているらし
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ガンダムを我が子のように胸に抱く深夜2時ごろ実はシラフ
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おまえの言葉は涙が拭けるおれの涙がおまえを穢す
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約束をすれば破られる夢は散るさよならを言うなら会えるでしょう。
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まな板の 上に早苗が 置かれおり 捌かれしあと 庭土に戻る
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生きること 明日朽ちたる 命なら 子どもと遊び 老いに添いたる
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そりゃないよと思ったけれど俯瞰ふかんしてみればそれもありだと分かる
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積み重ね 日々積み重ね 善と悪 ほら贅肉だ あら美味しいのね
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玉の緒よ絶えねの歌はありぬれど 我が想ふ人はあらず絶ゆらむ
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