じっとりとまとわりつくやけふの汗 晩夏の名残りに秋、勇み足
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百円の コインで出てくる 不思議缶 プシュッと弾けて 悩み吹き飛
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今そこに 目の前にある 幸せに 君は気づかず 通り過ぎてく
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できるだけそばによってじっくりとこまかなとこまでみつめてください
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閉店のお知らせの紙ネパールの料理をつくるひとのひらがな
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能力の 低い割には 大声の サーキュレーター 窓際にやる
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ストレス(stress)を 受けて撓める 面立ちと 愁訴聞きつつ 思ふ昼過ぎ 
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ヒマラヤの山祇哭しランタンの氷河を零す堪へあへずに /2026年8月26日ネパール氷河崩落
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魔は去ると言はれし踊る猿の芸 賽銭放る初もうでの朝
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ラムネ瓶 取れぬビー玉ながめつつ あなたへ手紙書いております
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日常の あちらこちらに なお残る 名もなきなにか カタチなくとも
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三百円予算オーバー駅前の濃い炒飯を流しこむ昼餉
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窓の下キャンドルナイトに見える鬱(忘れじの 行末までは かたければ) 今日を限りの 命ともがな(命としたい) 054/100 儀同三司
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満席の波間のさきの厨房の友は手で×(ばつ)我をみとめて
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どれがいい?取ってあげるよ一つだけ夜空の星を君の指輪に
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腑に落ちぬ 好きな俳優 増えたのに ゼロ話切り増え 好き嫌い濃く
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複雑な 公式覚え したり顔 引き算のミス なぜか増えてく……
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二の腕を 出すか隠すか 秋空の 鱗雲見て ボレロ羽織って
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あなたがね ずっと一緒と言ったから 私はここから踏み出せなくなる
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駅ビルの改装と 消へ(え)ゆく老舗 変はらふ(わろう)とせし 最寄りの駅や
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ぴぃぴぃと プリンター泣く 職場にて 激務預けて 空回る椅子
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梱包が悪かったので星ひとつ  ここは商品評価するとこ!
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砂に描く風紋かぜの置手紙 上書きするもまた同じ風
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爽籟や穂高に高きジャンダルム 雲を従へ天を衝くごと
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活けられしコスモス風を見失ひ 揺るるカーテンじっと見つむる  
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布良(めら)の海歌碑に寄り添ふ白日傘 ひとりの夏の終はりを告げる  
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巡礼の風は甍の上渡り かすかに響く鈴の音あはれ
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一日をきちんと過ごさんと予定立て 既に開始が大幅遅れ
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月末の閉店を聞く月始めパートの都合も客の都合も/某駅チカ
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ざあざあぱたぱた勢いに乗る雨の音激しかれとは祈らぬものを
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