なにげない"I LOVE YOU"が歌になり、星になり、もう取り返しつかない
8
世の中に 無駄なんてものは ないんだよ 無駄を愛でる なんてのは無駄か
3
平日は RTAばかりの 毎日に 飽き飽きとして 風来のシレン
3
価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
29
別れとて黒・黒・黒に囲まれてもう還らない君の笑顔は
32
暑くなる予感の朝や紅ツツジ 花見の風邪の癒える間もなく
26
あんなにも有名なのに絵も知らず初めて会った今日ハナミズキ
15
週末のアイロン作業は捗りぬ 「ながら曲」にはボサノバが良し
21
湖畔へと漕ぐ君越しに空仰ぐ燕群れて此処へ戻る
14
割引をさせまいとの陰謀か 一向に開かぬエネオスアプリ
9
冬物の羽毛布団を一抱え 丸め押し込むコインランドリー
22
この頃は ついぞ見かけぬ カマドウマ 何処に消えたか でもホッとする
15
昨晩の おかずがぼちぼち あったから 朝からガッツリ 天丼食べたった  
8
「ただいま!」と母に抱きつく一年生 登校三日目 桜満開
64
仰ぎ見る帽子さらわれ花嵐歯抜けた前歯尊しとなす
14
色眼鏡外してごらんあの人は幸せそうに笑っているよ
19
原初の火 確かに皆にあったもの 再会は直ぐ 思慮の三歩目
5
原初の火 今に灯台の比喩を為し 消えかけた君の世界を照らす
6
4・5月に 長い連休 なき時代 お祭りに行き 広場で遊び
13
私はソメイヨシノと声上げる高速道路の雑木ぞうきの中で
29
真中まなか昨日の雨から顔を変え 夏日迎える静かなる朝
8
雪吹雪 山嶺音なし 冬の夕暮 独りその影 雪の足跡  振り返り
4
ナッパ服袖とおしたる若き日よスーツ姿に制服を思う
15
草原に 寝てる俺には あたたかく 進む俺には 風は冷たい
4
碧く澄む 天空架ける かずら橋 凍つ風おろし ゆらゆら揺れて 冬陽射し
4
入学を祝う鶯うららかに 揃いし蕾ら春風纏ひ/蕾のような新入生を祝って
24
雨後の夜半よわ 雲を払ひし温風ぬるかぜに当たり 星影望む ベランダ
39
蒲公英の綿毛と蜂の舞う中で割られし鏡に笑むのはたれ
7
雨上がり 降り注ぐあお わが今日に いいことあるよと そっと告げくる
17
ラジオ体操 二百回達成の 賞状は たかが一枚 されど嬉しき
17