緩やかな坂に喘いだ日を消さず長き旅路のペダル踏み込む
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捨てようと 毛まみれマット よけたのに 私のものと 匂いをこする
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毛だらけの マットを外し 振り向けば 緑の瞳の 圧にたじろぐ
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揚げ茄子の皮剥き揃え白出汁と鰹節乗せ映ゆるさ緑
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道沿いの家無くなって街灯が取り払われて真っ暗な夜
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月を見て 互いを想う 夜がある 三日月が見守る 幸せな時
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「鉄道のダイヤがいいから『いい天気』」なんて言わずに空を見上げて
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敷きパッド起こせばダイヤのが舞った価値はどうでも掃除機が吸う
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入院中週に二回の入浴は家にいるより多いくらいだ
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母さんが家に居ないと忙しいパイプベッドまんねんどこを起こす事から
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触れしより 月華この手に宿りては 離すことなど 知らずにいたり
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蒸れ匂ふ栗の花の香まとひきてバス停までの長き坂道
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あゝ街は こんなに昔の ままなのに もうあの頃には 戻れないのね
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さざ波を 眺めて終わる 一日よ 細かきことも 大事と思ふ
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寂しさは死ぬることなの生きること心の中に住まれないこと
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パンダ柄のスティックから吹くしゃぼん玉パンダがいない国の空に揺れ
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蛭の声夜の風より聞こえおり涼しけるかなこのひと夜とは
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犬と猫左右にリード持ち歩く気ままな二匹と脳トレ散歩
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夜長して一人ぼっちと情けない犬と猫が吾支えおり
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「新しさ」が 持て囃される 時代でも 「あんたらしさ」を 捨てないでいて
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詠草と依頼原稿おくり終え二時の予約の整骨院へ
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ヴォジーニャ(Vozinha)とふゴールキーパーの活躍でカーボヴェルデ(Cabo Verde)なる小国を知る
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月淡く 照らす小径を 眺めつつ 行けば苦しく 行かねば恋し
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シュタイナー 夏の夜には 重過ぎる されど響くは こんな世だから
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「四駆八苦」と書いたシールを「Jim兄」に貼った宮崎から来た車
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是々非々の 神の声には 寄進せず 曖昧なりし まつりごとなり
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都会では遺書を毎晩書くらしい 診断名はたんぽぽ失調
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痛みってなんとなくしか伝わらずところでさってあなたの話
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『読みたい本リスト』に802冊ある 月にも届く夢の高さで
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円なのか螺旋なのかを考える 永劫回帰と輪廻の交点
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