悪化する 副鼻腔炎 耐え忍び やけのやんぱち どこまでやるの
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清流に 足を浸せば 何思う 七色の虹 美しい羽
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ただ祈る共に過ごした大切な皆がちゃんと報われるよう
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ささやかでをぢなき奴と思ひけり度肝抜かれし応援練習
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行く夏の西日本夜空騒がせて「火球が光る」と夕刊トップ
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古希になり これから人生 どこへ行く 貯えもなし 年金もなし
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一番の悪友なりし君の名が判官として載りし朝刊
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合唱と吹奏楽の晴れ舞台 孫待つ脈の拍はアレグロ
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西瓜割る子らの笑顔が見たくって サロン飛び出す 『子ども縁日』
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エジプト展 数千年の時を経て 数千円の値勿体無くも
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帰省中の娘と行く映画館 まさに国宝級のひととき
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出汁のなか角切りトマトとモロヘイヤ かたやぶりなる今宵のスープ
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あれこれをその場しのぎで済ませてはなんとかなって生きている今
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慌てん坊 リップくらいは塗って出な せっかく買った 紫外線よけ>いざ、コーナンへ
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毎朝の冷水シャワー寂しいと思うからこそ付き合ったのだ
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90'sの 調べ風乗り返すごと 夏の色めく鮮やかなる日
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ふたり 地球 着地もせずにしゃべってはきらめきふわふわ笑って眠る
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仁木町のミニトマトさんは いいかんじ 糖度的にも りんごに負けない
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一瞬で起きて喋って また即寝のび太くん 旦那氏のこと 破れ鍋に綴じ蓋
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ちま猫ちゃん あさからげんきに にゃるそっく よこがお キリッ😼と かたて・ないない
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涼し朝庭の片隅コガネグモ バッタ捕らわれ糸まかれおり
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夏期休暇 どこへ消えたと 嘆くのは 己のことより 輝く日輪
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アンタレス見ゆるベランダ 夕餉後ゆうげあと 涼風の指揮 鈴虫の歌
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地獄が天国になることもある教えてくれたお涼さんやよ
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急にゴロ電車の中で真っ青に 空いててよかった駅のトイレが
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ズルズルと わかっちゃいるけど やめられない 見かねた雷神。 怒号と閃光
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ふわふわの優しい雲を見上げれば神様ってホントにいるんだな
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窓際に転がり息も絶えた頃十年振りの友より電話
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吟ずべき 想いも強く 筆黒く こちなき我の 文は清けり
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山道を 木陰に沿って 目指す滝 川面に飛びし 鮎が応援
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