メルトダウン 響く心音に溶ける体躯 自分で軌道を逸れたんだろうが
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君の声は笛で小太鼓でパレードのようで それでいてどこか掠れている
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この世をば わがよとぞ思ふ 道長の 歌を聞きつつ 眠る5限目
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線路沿い 紫陽花の道に 傘は揺れ 顔寄す人に 花の微笑む
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線路際 放置の自転車雨に濡れ 人待ち顔で立ち尽くす朝
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惚れた人なぜかわれより先にゆく不平などではないのだけれど
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いつもならガーリックしょう油その流れ変えるケチャップあるいはカレー粉/あるいは豆板醤
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チビ猫が ベッドに乗らぬ季節来た なちゅのねどこは きまっているの
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最大の防御発動求めない見返り美人振り向かずとも
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背理法 雨の気配に真っ直ぐな線引き直す数学教師
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愛される訳などないさ簡単さ愛するが勝ちそんなもんだよ
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庭隅の手入れのされぬ紫陽花の優し薄紅か細く揺るる
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熱愛も少し醒めれば愛となりいつの間にやら藍の色射す
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夢叶ふ相思相愛結末は嗚呼人違いMの罪
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こころにも 降るやわらかき 朝の雨 わざと強めし おはようの声
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みしみしと 肌に染み入る こぬか雨 止み間なくして 閑かに更けり
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お蔭様朝顔の花咲く朝にお疲れ様とご苦労様と
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誰なのか分からなくても母さんは話し合わせる認知症にんちの不思議
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今ひとつ 家族に不評 だったけど 平気な顔で また出しちゃお  
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管理者は不明 歩道の電線をまた暖簾のれんの如く 垂るるつる
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「こんな顔ですかあい」のっぺらぼうは振り向いた 子供の落書きあちこちされて(真似かっぱ12
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いつの間にスマホの底に沈み込む 「電話」アプリを探しあぐねる
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血合い処理サボったイワシの煮付けから 犬の口臭漂う如し
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デカ過ぎで工業的に平べったい アジのフライに食指動かず
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きみの名に学校名をプラスして近づいてをり臨海学校
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やい民谷お岩に何をしたんだと問い詰められてもそりゃ言えんもん
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ご近所のばあ様くれし青胡瓜二本飾ればみずみずし居間
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幼日の 母に隠れて桑の実を 食みし唇紫に染む 
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日に日にと溜まる澱あり鳶を見ぬ濡るる翼を想ふ日々かな
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三峯の神の杜にて初に見る鳶はひときは輝きにけり
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