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投稿数
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眠れぬ夜 閉ざす瞼は二枚貝 砂の代わりに吐き出す涙
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生命の少ない水は 深く遠くまで水色 宇宙も同じ
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本の表紙は 恥ずかしくて隠したい 己の無知をひけらかすのが
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月光も星の光も美しいだけ 読書には弱すぎる灯よ
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晴れの日は眠る 曇りの日も眠る 雨でも眠る 夜半に覚める
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無私は無思慮 ただ風に揺れる葦 枯れるに任せ土に帰す葦
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疾く疾くと注ぐ 極々苦い夜 刻々徒労 泥如く寝る
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対象a 手に入らない理想郷 巡り続ける窓だらけの檻
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人の心はどこにもない ハートにも脳にも ましてや言葉の中など
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