Utakata
登録
Login
サイトのご案内
骨
フォロー
3
フォロワー
3
投稿数
22
パクパクと いつも私はエラ呼吸 自分一人の部屋が水槽
14
巨大な蚊に刺されたみたい 注射痕 歪な丸に腫れてて痒い
3
晩秋の 窓に散る葉はインテリア 決して生き物の亡骸ではなく
3
毛羽立った絨毯のよう 秋の暮れ 使い古しの落葉たちが
8
赤ん坊よりも不安で泣いている トイレの紙に吸わせて流す
11
曇天で頭が痛いおお痛い 晴れても晴れず ただ老いたるや
7
牛乳は 私の生活を見ていて 一番困る時に底つく
12
夕空に伸びた木の影 がしゃどくろ ゆらりゆらりと手招いている
7
外が暗い もう暗いよと騒ぐ子ら 日がない冬も楽しげな子ら
9
寒いのは 何も済ませず眠る夜 床は冷たい 脈だけがはやい
5
こんこんと 母の空咳が苦しい 私の不孝を責め立てるから
9
頭痛薬 効かぬ痛みは幻の痛み きっとこの頭は空
5
私は字が書けるし葉書は出さないが 今日はバツの日 小さなバツの日
8
眠れぬ夜 閉ざす瞼は二枚貝 砂の代わりに吐き出す涙
17
生命の少ない水は 深く遠くまで水色 宇宙も同じ
5
本の表紙は 恥ずかしくて隠したい 己の無知をひけらかすのが
7
月光も星の光も美しいだけ 読書には弱すぎる灯よ
5
晴れの日は眠る 曇りの日も眠る 雨でも眠る 夜半に覚める
6
無私は無思慮 ただ風に揺れる葦 枯れるに任せ土に帰す葦
3
疾く疾くと注ぐ 極々苦い夜 刻々徒労 泥如く寝る
5
対象a 手に入らない理想郷 巡り続ける窓だらけの檻
5
人の心はどこにもない ハートにも脳にも ましてや言葉の中など
4