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『読みたい本リスト』に
802
冊ある 月にも届く夢の高さで
15
円なのか螺旋なのかを考える 永劫回帰と輪廻の交点
10
プチトマはどの季節にもあるけれど さくらんぼだけ梅雨空の下
13
感情はオンオフボタンで切り替えて打った文字から溢れる心
19
貴女から こぼるる音は色もなく 哀れ呑み込む 闇のごとしも
6
死にたくてつまみ上げたさくらんぼが私の代わりに生きてるみたい
9
カラフルな サッカーボール かわいいね いつからかなと かしましき昼
16
だまされてあげるよだから最後まで零さずに切り捨てて見せてよ
2
置き配の大き箱には申し訳なさげなマウスちんまり鎮座す /amazon
23
枕辺を敲く雨音 目覚めては悔いが突き刺す身を絞る
12
何気無く眺む 通勤時の車窓 視点を変へたらば 観覧車
20
「お答えは差し控える」と 聞き飽きた 野暮な答弁 耳鳴りがする
14
降る雨を ひとり受け止め 立ち尽くす 空は広くも 傘は見当たらず
6
寄る波を ひとり迎えて 砕けゆく 岸の痛みを 誰も知らねば
10
傷みてし花の秀(ほ)つ枝(え)にまたひとつ泰山木の咲きいでにけり
9
何もない約束もまた何もない楽しいだけの小指の予定
3
菩提寺の境内占むるキッチンカー
市
(
いち
)
をマルシェと迎へし杜や
9
達人
(
「レジェンド」
)
は 知らぬ所に
数多
(
あまた
)
いて
銭勘定
(
「マスコミ関与」
)
で はやし立てられ
10
いつしらに 遅れる君を 気遣いて 半歩うしろを 歩く癖つく
15
部屋中にカサブランカの生け花の強き香りの染みついたよな
20
キャスターの 顔を見てれば 察し付く 自由な国の 枠は狭まり
11
猟奇的事件のたびに犯人じゃないだろうねと母から電話
15
苦しみが 少しは癒えて その力 名もなき人の 支えになりぬ
11
屹
立
(
⚫︎
)
す
龍
(
⚫︎
)
が
射抜
(
⚫︎
)
きし
ケルベロス
(
「⚫︎地獄の番犬」
)
和解取り持つ
鳥・馬・虎
(
「⚫︎風水思想…」
)
か
6
殺したい人と死なずにいてほしい人が同じ名前をしている
11
煌
(
きら
)
めきて
位
(
くらゐ
)
誇
(
ほこ
)
れど
玉匣
(
たまくしげ
)
開
(
あ
)
けばその身ぞ
糞袋
(
くそぶくろ
)
なる
3
如何にする 話し合いなり 殺し合い 繰りかえされる 歴史なりせば
6
左手の指にちくんと蜂か虻ふり振ったがやましさ残る
4
文盲は他人が編んだ辞書に媚び 望まぬことと知っているのに
3
歳取れば読み返すのは「津軽」のみ 少年はただ背伸びしただけ(桜桃忌)
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