『お父さん毎日駅までありがとう』こちらこそと一人呟く
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キッチンのケトルの悲鳴聴こえればビーチフラッグのごと駆け付ける
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界隈にめだっておいてあさ露にぬれし武蔵野馬なめて去(い)ね
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八日目の蟬のかなしび鳴けぬ空 胸の痛みを風よ連れ去れ
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鷺草は風をよみすぎ離陸せず 吾のごとくに明日をためらふ
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人間(ひと)の気持ちは不合理なものである だからこそ温かく優しい
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9がつという 日になったから チビ猫は おかあちゃんに だかれてねんね
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人はみな誰かの子供衣被(きぬかつぎ) 塩ふる母の背(せな)のぬくもり
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子午線に添ふて南へ去ぬ燕 空の高さを残していきぬ
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流星は神の槍投げ煌めけり 行方は誰も知る人はなし
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何が好き、何が嫌いかも分からずに 付き合ってもう一年半
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終はりとはいつも悲しきものなれど灯(ひ)が消えてこそ星輝きぬ
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三日過ぎ歩く姿に疲れ見えママが手を引く黄色い帽子
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兄に問う 弟たちは どうしたの  宿題してたよ 新学期の朝😅
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夏草を分け入り訪ね行く道は字名残るも面影はなく
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疲弊する 元同期への 同情も 厳しい時間 我も疲弊か
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いとおしい夏の記憶のエッセンスひと風ごとに秋へとけゆく
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スケジュール 隙間予定も 満杯で 打ち合わせすら 組めぬ九月に
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吊り橋のようにはじまる新学期そろりと起こしそっと見送る
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エアコンを付けるほどではないけれど寝苦しい夜まだまだ続く
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なつかしき恩師の名前が谺する 数十年の時遡る
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涼しくて昨日休みのみんみんがまた鳴いている秋虫繁く
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路傍より残暑を眺む猫じゃらし 行き交う車にふわふわ揺れて
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休み明け 笑顔で登校 今朝の孫(きみ) 泣いて拒んだ頃(とき)は過去になり
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感情の発露はもはや暴力と 菩薩の顔の新人が言い
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春ならば三寒四温と言うところ さしずめ秋なら三暑四涼か(関東は)
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べたついた身体で寄ったスーパーにサンマみつけた秋のはじまり
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キリンの子2才になりて届き葉は舌で巻き取るムクノキの葉羽(はば)
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蜘蛛の糸空に落ち葉をとどめ置きいとおかしくもやがてかなしき
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法師蝉ちょこっと鳴いて止んだのは試し鳴きかなまだ酷暑だから
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