Utakata
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志織
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16
少年の遊ぶ指先点けては消すやソーラーライト伸ばし畳みて
8
秋日和いっぽん道に蕎麦処揺れる暖簾に誘われくぐり
13
軍艦が必要とされる現実や港クルーズ 空が青過ぎ
5
天国へ上る秋の日真っ赤な コキアの丘は海浜公園
8
一つこと終えると開くドアの音さあ迷わずに 見知らぬ街へ
10
後悔が君を泣かすかただ心許してただけ只それだけと
5
大根を載せし軽トラ通勤の車に紛れて信号待つや
11
待ちわびし大地にようやく雨が降る罪滅ぼしにか日がな一日
7
旅先で交わす言の葉付き合いの長き人にもなき時があり
10
地の果てへ彷徨うは秋一人きり砂州は長く長く長く
12
上手いこと言う癖のため続いてた最後のメールはハサミの音す
6
終わりだと伝えるために行けないと精一杯の言い訳メール
8
かろうじて身体収めるバス停に真っ直ぐ伸びる電柱の影や
9
憎めばいい腹立てればいい無理してる君の大人ぶり私は嫌い
8
なぜ人は死ぬのかふいに知りたれり地球がずっと青くあるため
4
ただひとつ父想う時カラオケで『山河』歌う時友に知られず
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