Utakata
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hacca
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悔恨を焚べた炎で打ち鍛え研いだ刃紋は凪いでいたから
3
サバンナの母乳の成分表観れば果てなき夜泣き越えてみせよう
6
生活の全ては人に教わった掴めるようにくだものを切る
3
この部屋は蛸壺よりも広々で
玉蜀黍
(
とうもろこし
)
の抜けた穴ほど
2
たんぽぽの風をソーダに
潜
(
くぐ
)
らせば空へシュワっと白が眩しい
6
石墨の冷めた眼窩をまさぐれば膿みてやぶける一対の指
8
肯定も否定も避けて春のカフェ 見透かすように崩れるタルト
9
マイクラで作ったような木の椅子でうどんの塩化ナトリウム吸う
10
納豆を練ってしまったもういいか まだ孵卵器に帰る気ないし
4
言葉は皆んな借り物だから君のあだ名を創りたかった
5
復讐を
希
(
ねが
)
えば痛みを復習し遺品整理に巻きこまないで
3
箸
初
(
ぞ
)
めに花を供える悲しみは慈しみあうためにあるから
7
カスタードホイップ苺全部のせ 黙ってゆるす予定だけある
8
悲しみをいくら剥いてもキリなくてひとつ
摘
(
つま
)
んであなたにあげた
7
みずうみを
湖
(
うみ
)
と読まない人生か 父の眼鏡に毛嵐ふたつ
6
直感で浪漫を
解
(
と
)
けるAIが兄を殺せばゆるせるのかな
5
ハルカゼをシュンプウと読むことのない君のめがねに住む春霞
11
たんぽぽの頸でコーラを掬うときバッドエンドは腹持ちがいい
6
「春だから酒買い来てる」孤独とは自分の声がきこえないこと
13