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「なんじゃこりゃ」巨匠も叫ぶ火焔土器 祈りの渦が胸を揺さぶる
4
物言えば唇寒くなる前に撲殺せらるポリコレ棒に
5
アイコンの変え方を知らぬお前のラインの中で笑う家族未だ行方不明
5
生という闇の中から連れ出して私のいない光の中へ
8
あの川の先にはここよりも素敵な写真立てがあるといいよな棺桶のばあちゃん
8
街中に 汎ホームレス まざまざと 子どもはいいね 南無阿弥陀仏
3
貧乏は 早く死ねよと のたまいて
米
(
アメリカ
)
の犬かよ 財務片山
8
我が
家
(
いえ
)
の植物ならば
明日
(
あした
)
にも買って来られる勝手に生える
3
我が
家
(
いえ
)
にまだ孫はなし
明日
(
あした
)
には買って来れずや勝手に生まれぬ
4
青い山 岩に浸み入る蝉時雨 通り雨過ぎ 鐘が鳴る鳴る
5
風を読み倒れ込んでる稲穂よりどこ吹く風の葦になりたや
8
春めきて 香こぼれるや 枝垂れ梅 おぼろ月夜に 夜の影朧 君を見た夢 枕泣き濡れ
3
感傷に浸る、星降る夜のこと。ひとつ残った、誰かの心像。
3
坂道の 木々のトンネル 先の空 雲流れゆく トンボを連れて
13
蚊遣香
(
かやりこう
)
の 灰がこの身の 残骸に 見えたりほんの 眠り入る前
21
人のサガ
明日
(
あす
)
は試験日 帰宅して 後で見るねと ゲームを起動
8
助動詞の 活用はちょっと 戸惑うが あの女ほど うざったくはない
8
机より こぼれてまろぶ 丸薬を はいはいをして ばばの追ひゆく
13
八代の折れし煙突火を噴きて火の玉こぼるお松明のごと /2026年9月3日日本製紙八代工場解体中煙突出火
10
爆弾は 東京避けて ゴロゴロと 世が変わる頃 首都は消えたる
10
引いていく 干潮の波 息を吐く 重ね重ねて 海に帰したる
13
涼しさを過ぎて肌寒吹く風に鳴る風鈴の痛ましき音よ
19
原子炉の町で生きてく二羽の蝶 進化の果ての墓標に遊ぶ
6
松虫は秋の昼間を充電す 背中合はせの螽斯黙(もだ)
5
君がスキップすればリュックのストラップ子ヤギも後ろでタップダンス
15
我を打つ雨を気にせず夏終わり汚い右手で噛むコッペパン
7
花柄の子がさし傘は赤信号前で留まり我も留まり
6
口癖を知らぬ人たち優しくて何も聴きたくない帰り道
5
テニス部のラケットが鳴る日傘閉じコロッケパンを食べ残す夕
7
制服で走る姿は健やかでそれと私を隔てるフェンス
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