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ほうれん草はやく食べてと葉先から
萎
(
しお
)
れる前に早く茹でてと
14
真夜中に 腰になにかが 乗っている たぶん ちま猫ちゃんだとおもう(暗いから見えてない)
21
目に見えぬ絆のあれや交わりは寄せては返す波の如くに /2月27日絆の日
7
椪柑
(
ポンカン
)
が八つ転がる樹脂の床カビが歯を見せ
椪柑
(
ポンカン
)
ぺろり
12
赤黄青 きららに透ける琥珀糖 帰れぬ春の 幾たびか過ぎ
13
赤黄青 きららに透ける琥珀糖 母への想い 口にくゆらせ
14
赤黄青 きららに透ける琥珀糖 幼き日々を 手のひらに置く
18
眼を惹く本 「不健康は’悪’なのか」健康文化にそもそも論
8
「ほら最近 流行ってるじゃない?長生き」と かろやかに笑う 人生の先輩
11
女房より六年長き付き合いの友と酌む酒 梅のほろ酔う
18
許すまじ 苦しみ生んだその根っこ 誰がゲームを操ってるか?
7
シャバいのがシマを作ってその中で価値がないことばかりしている
4
いわし雲釣つてみやうかプラプラと折りたたまれたアンテナのばす
16
「つまんねえ」口に出したくなるだらう決めつけられたここにゐること
13
伏せし妻 匙くちもとへ運ぶ夫 寄り添い生きし 老老介護
18
記録にも記憶にも残らないぼくらの仕事は大河の一滴
10
総
(
す
)
ばるより瑞々しいね私たち ただ空見やる瑠璃のふたりよ
5
ダリの絵を 鏡に映し 世界見る 自らこそが あな如何(いかが)わし
12
ああそうか木の葉は小さな翼だね散るまで羽ばたく季節の風に
26
無い物は 別にいらない
失
(
あ
)
ったもの 返せ、返せよ 我慢ならない
21
無関心 強きに
阿
(
おもね
)
る 人が増え いつの間にやら 「弱者」在り
16
答弁が 何か白ける 予算委の 三分の二超え 台本通り
10
泥濁る溝に
小蝦
(
ざりがに
)
釣りし日は舗道となりて靴音の
下
(
もと
)
16
白雲に 匂い立つよな 桜花 遠くから見る 桃源郷
15
眠い朝 目に鮮やかな みどり色 菜花の里に
春隣
(
はるとな
)
るなり
13
足を止め 朧月夜を背景に 梅を眺めつ 風に身
委
(
ゆだ
)
ぬ
33
来年度 新たな組織 改定に 頭悩ます 適材適所
26
君と我 互いのぬくもり分けあって 過ごした時間 減りゆく春へ
16
雪解けも彩り褪せしさくら草
運命
(
さだめ
)
を生きる輝きの外
32
眠りから覚める合図や梅一輪開きて庭の色づき始む
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