いただきし無花果皮ごとほうばりて溶けいく旨味至福かみしむ
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余呉の湖水脈曳く二羽の残り鴨 墨絵のなかに淡く溶けゆく
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遥かなる昭和の匂ふ書を曝し 懐かし見入るわが初版本
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刻(とき)に色ありと思へり酔芙蓉 うつろふ日々を胸に刻みて
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泣くという パラメーターを 1にして 笑うに全振り し続ける俺
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黄金虫とどのつまりのブレイキン 黄金の羽を散らして踊れ
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繻子(しゅす)まとひ光を反し飛ぶ揚羽 最期のワルツ踏むが如くに
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風渡り トンボ群れ飛ぶ 小川原の  湖畔に追えば 秋雲の端 
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それぞれに 流れた時の眩しくて 秋雨の日の『プレイリストC』
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うどん屋の待ち時間あと三十分店先の椅子譲る者なし
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チビ猫は ときどきうにゃうにゃ いうけれど おきてないので またすぐねいき(寝息)
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小川原の 湖の船人 波に揺れ  心地よき風 水面を走る
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スマホより 本読まねばと 買ったまま かばんの底で 眠れる文庫
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Daikirai Nanka Awahen あんたとは 遺伝子レベルや 仕方あらへん
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瓢箪から駒出たか甘き夢 目覚めてみれば苦き残り香
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出る時に追い焚きしようかふと迷う何だかんだと言えどちゃんと秋
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そぼ降る雨 愛猫(きみ)とおんなじ引きこもり 音なき世界 窓辺で眺む
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なんでやねん そんなことには ならんやろっ あたまでつっこみ くちではどした?
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紫陽花の 一雨毎に 青を増し  かすみ立ち込め 月影ぞ映ゆる  おぼろ影揺れ 
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霊感のある人たちが騒いでる 恐ろしいくらい美しいって
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弁護士を断りひとつ夢を捨て生きていたってしょうがない人
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「興味なし」正直だけど寂しいな…君の席にはお祭りおんな
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標本の数え方など僕自身 話したことすら忘れていたよ
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この夏の役目を終えたカレンダー裏に児が描く虹色の魚
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夏盛り 通り雨過ぎ 陽炎の ゆらぎ昇りて 魂ぞ里還れる   
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続くことの中に続けることがあり鳶は飄々稜線を越す
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フォロー解除するにしのびず読みかえす十月末の最後のブログ
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同心円ひきしぼりつつ鳶舞へば相模の海に秋は来ぬめり
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湯豆腐やいのちのはてのうすあかり利尻昆布は湯にをどりつつ
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試着室カーテンあけてにっこりと今夜のコーデこれでいきます
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