月並みと言われようとも桜好き 私の姓の一文字なので
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ねえ聴いて、船をも落とすあたしの声。あなたのことも、沈めたいのよ。/お題「人魚」
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御堂筋並んで歩くこのひとは我がポケットにそっと手を入れ
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キミの声遠ざかってく日々だけど 私は今日も月を見上げる
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ポッカリと 心に空いた 穴埋めに 旅に出かけて 当てもなく彷徨う
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この世には 桃源郷が あるのかな 誰かが言った 山の向こうに
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雨上がりの曇天 点滅する電灯 くすんだポスト
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ポット出た AIにより 仕事取られ ホワイトカラー 受難時代に
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運命や奇跡を信じ生きていく 私はそれを成し遂げたから
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しなやかな猫の如くに駆けだせば雪解けの泥青春に散る
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雨予報 その日に傘は 出番なく 晴天日より 幸運度増し
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サラダチキン(パック)自分のためだと 開けないな カレーかハヤシに乗せてしまうか
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まだ出来るつもりの掃除「換気扇」腕をのばせば脚元怪し
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きみにだけ教えてあげるねドーナツの穴をつくってる工場の場所
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愚かとは 知っていながら 知りながら わかっていても そっちへ行くか
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生きる意味なんてないよと君は言う ただ意味付けをしたいだけだと
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それならば もっと満足 いくことに 情熱注げ それが正解
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諦めが 肝心だとか 言うけれど 諦めきれぬ それが人間
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手に入る ものでなければ どのように 願ってみても 徒労に終わる
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トマトやら トウモロコシが 芽吹くのを 不織布越しに 見るのが楽し
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大人らの 都合に合わせ 押し込まれ 閉じ込められた 学童保育
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子供らの 気持ちがわかる 痛いほど もっと自由を もっと光を
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もともとが 小学生で 精神の 発達止まる ピーターパンさ
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ただ一つ 恥を忍んで 子供らと 遊べるように なったけれども
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一年が 立つというのに この仕事 暗中模索 未だ分からず
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三月が有効期限ポイントを使い切ったよマツモトキヨシ
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寂しさは自らけがすことなのかそれとも君のない生活か
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ふきのとう湯がいて青く匂いたつ「ばっけ」の呼び名馴染みて久し 
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ビオフェルミン猫用 やっと広告が いきなり定期購入はちょっと‥>とりあえずAmazonかな?
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花は本の間で死んで押し花に、私のことも詩にして欲しい
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