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冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく梅の 香り溢れる 春隣
4
独りゆく 雪の足跡 振り返り 雪降りしきり 木立凍てつき 枝を透かして 氷る月影
4
冬晴れの ひともと咲くや 水仙の 香りこぼれて 風に漂い 冬の朝
4
濃い紅葉 いにしえ語る 古刹かな 鐘の音響き 紅葉舞い散る
7
天冴ゆる 凍てつき寂し 峠道 風の間に間に 粉雪吹雪く 一歩ひとりの 影法師
4
十五度がまあるくかこむ朝の息 春眠だものまた目をつむろ
18
「買ったんだ」つれない素ぶりの息子達 「食べる?」を期待し しっぽぶんぶん
5
山奥の精霊宿る木々たちに 春のエナジー伝わり行きぬ
19
どす黒い 闇の衣に包まれて こころも体も まっくろくろだ
21
寒し地の雪は溶けたか二月尽
雪洞
(
ぼんぼり
)
灯る春近付きぬ
41
目覚むれば 屋根にポツポツ雨音が 乾いた心に染み込むように
22
根元から切られてこぶの酔芙蓉 夢を紬ぎて如月を生く
33
かかかかか このもんどころ かかかかか めにはいらぬか かっかっかかか
4
見た目ほど若くはないとつぶやきつシルバーシートの遠き夕暮れ
20
空腹を束の間埋めし珈琲の夫婦喧嘩へ 『風桶』理論
17
今晩も 僕が開けるよ 缶ビール 笑顔の君は 黄色いネイル
4
背負った業
(
ごう
)
業
(
わざ
)
を磨いて生業
(
なりわい
)
へ わたくしなりの自業自得
5
ドライみかん 唾で実って甘くなる 食べても枯れない ぼくは死なない
4
静かなる星のマグマは地の底で大地を穿つサファイア抱いて
21
卒業式 荷物を下ろし 羽ばたけり 力を付けて 荷物背負いたり
15
政権に 無駄はつきもの その原資 高齢弱者が被りたる
12
春が来た 多分そうだよ ヒヨドリの 「ピーヨ ピーヨ」の声 其処此処に
14
隣国の
凶器
(
まがもの
)
絶えぬ この街に 穏やかなる日々 いつぞ戻るや
14
熱意結実夢へ羽ばたけ待望の春は歓喜の秋へ乾杯
19
春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽の緑葉射して白銀の玉溢れ
3
高速に乗らずに出会えたネコヤナギ見つけた春を君に知らせる
34
山深の 雪解川 薄氷弾け 岩を噛み 梅の香溢れ 春を待つ
4
身に纏う 服に戸惑う 温暖化 国道脇の 草花に聞く
14
没落を 学ばぬ人に 問うてみる 声張り上げて 響きざりけり
9
「国」「祖国」 取り払います 今すぐに 其処にある日々 ただ自然なり
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