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稲の穂の垂るるを待ちて紅の花現も彼岸も共にありぬる
17
秋雨や 海好む
夫
(
つま
)
と水族館 初デートのあの日も秋雨
26
曇り空 ものともせずに ステップを サンバの熱気 笑顔はじける(こうべ相生橋フェス)
17
夏去
(
かこ
)
ばかり見てたよ 空は知らぬ間に 高く優しく 僕を見ていた/r
12
雨雲が接近中の通知とか来てるんだけどちっとも降らない
10
恥を知れ恥を受け手に八百万のジャックナイフを浴びせる言葉
7
血を吸いて染まるがごとき
花被片
(
かひへん
)
は天にあらづや地に彼岸あり
12
旬の物すら手を出せず 値上げして家計を圧迫するんじゃないよ
9
秋雨で 進む季節は 冬支度 着るもの悩み 途方に暮れる
14
残りしが吾で良かったと思う夜庭の虫の音しみじみと聞く
32
雨の昼 何処に隠れしムクドリよ昨日は青空欲しいままにし
37
土と垢拒む人々行き交えど風に染みしか獣臭いて
7
山なしの土地と言えども月影は硝子と画面の眩さに見ゆ
6
バランスや味付けの濃さ自己流を卒業せんと「栄養と料理」 /「
4
月号で休刊」の報を受けて
15
古ぼけたレシピカードで母もまた読者だったと「栄養と料理」 /思い出「
4
月号で休刊」の報を受けて
18
AIは間違ふこともあると言ふ侵略戦争を正当化するかも
9
母と娘が今夜の晩御飯について楽しく話していた。美しかった。これが普遍的だと思えなくなった
5
週二回の休みのためだけ勤しんでいる僕は生きているというより死んでいないだけ
6
ドラえもんポニョとトトロの行進が町中ひびく秋の恒例
12
叔母迎へ父とおとうと我四人まとめて誕生祝う十月
12
何かしなければならない。私たちはそういう自由に囚われている
10
曼珠沙華 雨に濡れたる いとゆかし 行き先の空は ややあかるくて>今夜は実家へ
23
分かり易いものより意味ありげなものを好むという分かり易さ
5
ぬか漬けの胡瓜とセロリをおかずにし 炊きたてごはんを頬ばりゃゑびす
23
天使だと 皆にバレたら まずいから いつも言ってる 俺は天使だと
4
雨音の聞こえぬ朝に身支度し心静かに歩み出る吾れ
12
言はば彼女薄荷煙草の香まとひ清涼漂いて鎮静を誘ふ
12
カワハギを貧乏人のフグと言ふ金持ちの知らぬ肝醤油の味
12
りんごに柿・クリームチーズで 秋の朝 旬の果物 カラダによろしき
19
あさおみずの ちま猫ちゃんは ものいいたげ はいはいわかった かけつけさんばい😸
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