Utakata
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寺山さん似
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24
うらやまし子猫も満足するような隣で着てる防寒ウェアー
12
北の町あついコートが安かれど北風しみる枯野ゆくとき
12
シャカシャカとくじを引く音響く中神も一票選挙の神栖
9
霊峰の祈りは時空こえ響く巨大な
湖
(
うみ
)
へ内なる海へ
13
書を捨てて危うき街の踏切の 鳴る碧海と夕日を眺め
13
パーティーの終わりの暗い部屋の隅レモン一つが梶井のように
11
ゆらゆらと時の流れに身をまかせ明日待つ高い水面のもみぢ
13
航時機
(
こうじき
)
の夢は
潰
(
つい
)
えど残されし
際立
(
きわだ
)
つ人の
目映
(
まばゆ
)
い
刹那
(
せつな
)
8
大滝はすべて
呑
(
の
)
み込み
唸
(
うな
)
り上げ
跳
(
は
)
ねる
飛沫
(
しぶき
)
は
彼方
(
かなた
)
の地まで
9
この部屋は尾崎を聴きて拾い来る子猫のなきし思い出の箱
13
お茶の間で見た茶屋ありき水際立つ変わらぬ水辺に移ろふ人よ
7
薄暗く名もない山のいただきに登った朝陽が雲海てらす
9
青空舞うモトクロス追い飛ぶ山に我落つ夢の覚めたる夕日
10
人類に役立つ世界を共有す饗宴祝う記念のメダル
7
冷たい雨そんな時代もあったけど信じて進む時もあったね
9
言葉は心を越えないとても伝えたがるけど猫には勝てない
11
平泉と関ヶ原とこの田んぼ道をつなぐ夢夏草踏み行く
9
寒き冬高速徐行闇に浮かぶフェラーリ赤く熱波のよに燃ゆ
7
さ迷う道断崖過ぎ行く対向車岩壁で待つ白い我が軽
8
自転車が重い荷物でよろめいた一寸先を突き抜ける車
8
果てしない闇の向こうは分からない今も忘れぬあのクロスロード
7
自転車道横切る三毛猫しゃがみこむ動かぬ彫像しばし眺むる
10
冬山のトンネル工事窓曇る迷走二分よみがえる空
4
テールライト我戻り来る高速でハンドルを切る続く夜路は
10