植え込みに 身を隠す如 公園の隅に 脱ぎ捨てられし空蝉うつぜみ
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暑い夏 熱いしゃぶしゃぶ食べまくる エアコン冷えに芯から効くぅ〜♪/しゃぶ葉
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友たちの惚気や愚痴が弾むそばアルカイックに佇む私
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死語なるも ノンポリ&アンド小市民 プチ幸せを やさしく包み
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あぶらぜみ地に還らんか横たわる 蝶傍らに舞いのひとひら
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暑いのになぜ今年も宇治行くの? 金時のせのカキ氷ねらい?(猫母さんに返歌)
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朝ごはん作って食べて後片付け水を飲んだらUtakata補給
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みんなして かわいいピンクをくれるけど(いやピンクもすきだけど) ねこ母の気質こころは 情熱の緋色あか
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ゆっくりとねじれるように夕顔はひらき今宵の時間を戻す
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早稲の穂の実は健やかにふくらみて 暑風あつかぜのなか初の刈り取り(加賀)
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いつかまた 会える日信じて 別れ告げ 来たる日のため 生きる1日 / 遠くの親友へ
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また吸った 不安の頓服 メンソール 言い訳ばかりを 考えている
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飼い主にとても似ているキミだからドッグランでは引っ込み思案
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紫色 やたら目にする半日よ 明日は宇治だ 待っていてねと
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少しでも相手のミスは気になるもことさらにあげつらうべからず
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指先の一つ一つが額縁で 君はまるで小さな美術館
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冷たい飲み水の中を泳ぐ 白山プールは爽快絶無
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メモしない代わりに買う物メロディーに 乗せて歌ってみたりしてみる
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霊峰の雪解け水を貯へし 白山プール(市営)はさやけき泉
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ひたすらに駆け抜けてゆけ 飛ぶ鳥が眩しさなぞに負けないみたく
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大遅刻 武勇伝の如く語る芸能人 良識の欠如だろ
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爛漫の桜の如くほころんだ君に心のシャッターを切る
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夜の如 車窓は闇に包まれし地下 映しけり 通勤車両
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夏の色脱ぎ捨て秋へ変われども 居座り帰らぬ夏の夜よ
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通勤路 君と行くなら大丈夫 最強の札がこの手の中 (ウチの子のけだまだまに感謝)
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空白の 時間を埋める 業ありて 命を選ぶ 賢き僕
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世界には 45度も あるという ほとんど砂漠 生きてゆけない
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人間は 35度で よかったと 胸撫でおろす 過去を忘れて
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特殊詐欺 知らなかったでは済まぬほど報道流れてる 老若よ
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もうさすが 夏も終わりに 近づけり コオロギが鳴き トンボが駆ける
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