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日が暮れて暖房つける弥生かな明日明後日は昼もつけるか
8
盃に 身は冴え冴えと 蒼く燃ゆ
内裏
(
だいり
)
に似たる 君と差し向き
28
どうしたのなぜ箱の中に寝ているの外はざざ降り時間が止まる
18
リビングへ 軽やかにゆく 靴を脱ぎ家族の心も裸足にさせる
28
価値観の違う世代と暮らしいて心揺れるもぶれずに生きる
41
軽トラが集い田畑も春支度
雲雀
(
ひばり
)
囀る
長閑
(
のどか
)
な日和に
37
藻掻くように 言葉の沼を 探り、えいと 手に取る泥を 捏ねクリエイト
5
春陽
(
しゅんよう
)
の
抱擁
(
ほうよう
)
に酔う 様にして
揚々
(
ようよう
)
今日は 何をしようか
17
スロットル一閃刹那鉄矢成り黄泉の奴らのド肝ぶち抜け
7
プラレールつないだ後のお片付けしたい
母
(
わたし
)
と嫌がる息子
17
夕立ちで笑い合うよねきらいなのは夏やミセスで、酒が弱くて
3
呑み込んでしまいたい香りの壺 あのひと わたしに気づくかしら
8
物陰の沈丁花憐れむにあたらず その香りの主張 我と
違い
(
たが
)
て
9
伊朗
(
イラン
)
国 大師倒れり 戦起き ホルムズ閉まり 不安抱く春
15
ガスコンロ ついに替えたる 春始め 古コンロ替え ねぎらいかけり
13
会ふ度に きれいになりゆく姉の子 幼き頃の面影残し
30
いく粒かコーンの甘み染みゆかむ 主なくしたカップ温め
23
立てる
生計
(
たつき
)
見せぬ汗水 子は知らず 家を支えて 立つ木の柱
10
目があって 触れてみたいと 手を伸ばし驚く君が 愛おしい
4
人は皆 自分を裁く 裁き主 やってることで 報いを受ける
4
痛みなど 他人に伝える 難しさ 笑われたって 現実だから
3
悪いこと している余裕 ありません 残り人生 感謝感激
3
年取らば 些細なことで 躓いて 出来てたことが 奇跡に思う
4
大げさと 妻に笑われ 湿布張り 15分後に 感謝感激
3
久し振り 熊手を持って 耕せば 腹筋背筋 ありえん痛み
5
飄々と笑う貴方の聲を聞き 生まれる秘かな恋心
4
次々と美しい歌詠む歌人 その感性にふれてみたくて
32
朱に染まる 彼の横顔眺めてる そんな貴女に 僕は恋する
6
この先がぜんぶ見えている男は親切面して地獄へ誘う
7
桂むきみたいにいつか境い目でうまく一皮むけたらいいな
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