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郭公に ピチピチピチチ 烏クン 鶯さんも 良き日なるかな
10
誰だとて癒えぬ影在りでも時は止まぬ静寂に笑みを忘れず
18
挿し茎に若き葉が生え緑冴ゆ強きスミレへ吾は感服す
16
萎れたる花摘む罪に蕾抱き許しを捧ぐマリーゴールド
17
純白の花の中心芯赤く萌ゆ日日草へ日の本抱けり
12
十倍のルーペの中のベゴニアの芽吹く五つへ花咲かせたき
12
寺屋根の御空に霞む山見詰め長き旅路へ白馬歩めり
12
港町石段上で背に見む鳩と白馬は鳥居を潜り
12
シャキシャキのキャベツと肉の汁溢る君の餃子にご飯止まらず
13
底の根に湧く彩りの音を並べ上下に刻む声で詠み上ぐ
12
午前二時 夜風に浸る 影ひとつ されど顔には 明かりがひとつ
4
初めから愛し方など心得ず 誰かルールを教えてくれよ
2
僕の返歌 おひるまで いちどねるから おひるから かたづけるから とりあえずねる
5
夏の肌四肢に乱れる梅の花それでも生きる尚生きる
4
ローリングクレイドルで笑む君が好き 美も様も捨てた本能も好き
3
「夜職のあたしはまるで吸血鬼」いつかは僕の血も吸ってよね
4
はじめての恋の話だセックスの話はしてない聞きたくない
2
サイボーグみたいでとってもかわいいよ。褒め言葉なの拗ねないでよ
2
スクショしたバニーガールのストーリーたからものだからとっておきたい
3
初対面逆プロポーズした日にさぁ、わざわざ彼氏作らないでも
2
整形の好きな貴女が好きだから僕は整形断固否定派
2
ロケットに 千人乗って 操舵不能 水は尽きたり 食べるものなし
8
手放した愛が囁く後悔は 髪を乾かす大きな手のひら
4
愛情の請求として自撮りする内に向いてる反転してる
3
柿の木を 実がなるまでに 手入れする 実がなりし頃 我が身あるのか
11
手品師の取り出したる鞄には仕掛けでなくて愛憎詰まる
3
そっぽ向く君の背中が冷たくて気持ちいいから振り向かないで
3
意識して他人を馬鹿にできるのと意識しないで馬鹿にするのと
2
着飾った爪の先から落ちる星 無機質な床は銀河になって
5
空を見て洗濯物を外に干すこのぐらいしかドキドキがない
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