生足のミニスカ娘に気を取られ 狸寝入りは薄目を開けて
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「帰ったら『だれかきた』って言われた」と昭和の父の乾いた笑い
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商品と 梱包対比率 改善に 努めたことを ここに称える 
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父が刺すボタン外れしワイシャツも窓打つ雨もみずいろの濃し
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夏物の背広を羽織ってちょうど良し 少しひいやり心地よき朝
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目覚めると 隣に君の息 足元に寝てたはずなのに 寂しかったんだね
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朝まだ早し ひんやり風に首すくめ 薄手の上着襟立て歩く
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あお冴えしえんどう豆をともに剥く母の指先ふと見つめおり
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山吹の花をかはづと惜しむらむ春の終りの井手の里人
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花散りて 桜の枝先若葉萌ゆ 季節ときは巡りて新緑の風 
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出口まで「さんぽしましょ」と看護師の白き温き手 明日へ背を押す
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報道に 節度なければ パワハラで 数多あまたあるはず いわれなき傷
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夕焼けの 陽の矢射し  引いては寄せる 貝殻ひとつ 拾いてこぼれ 秋の夕暮れ
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日の出前 空気の揺れと 鳥の声 住宅街は 気配に満ちて
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最初から わたしのことを 狙ってた? 「確信犯」じゃん いや「愉快犯」
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寝る前に 話したことを 振り返り ウケたところを 反芻して寝る
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かんがえる なぜにんげんは かんがえる にんげんだけが なぜかんがえる
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ポケットに賢治の詩集お守りに深夜は道の真ん中歩く
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モノクロの 古き乙女の 写真から 初恋乗せた 荷馬車近づく 「初恋の来た道」
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不慣れにて処置オーダーの入力を女孫めまごのやうなナースに教はる
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心まで見詰め返して来るギリア愛する人に思い届けて
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稀なりや心に燃ゆる蜃気楼やおら夢世にわが身いざなひ
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今日くらい早めに寝ろ、と愛犬の 気遣い受けて布団に入る /介助のために昨晩徹夜
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カスミソウ優しく包み彩りの華々映ゆる春の晴れの日
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初恋の寂しさ耐えて一日で萌えるカタクリ長き旅路へ
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九州の男が堕ちる地獄にはご飯の準備する人はいない
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キンセン花 命の捧ぎ萌えてなを慈愛果てなき道へいざなう
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底を裂く尖る相棒ポシェットを縫って改良バージョンアップ
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擦り傷の膝に手を当て塗る祖母のキランソウだよ遠き日消えず
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離れてもハイビスカスを二人して育ててゆけば一緒と同じ
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