ラベンダー 雨雲あまぐもの下 こらえてる 「早く私を 見て欲しいのに」
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晴るる空 空を切り裂く 巣立ち鳥 飛行機雲を しるべ代わりに
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晴れ続き そろそろ雨が 降ってもと おもってたのに すぐ晴れを待つ
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六月の割引切符は買えるのか独りで雨の旅も良かろう
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この私 ここにいる僕 あの私 これはワタクシ そこにいる俺
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551ごーごーいち いつでも買える大阪人 甘酢団子に手を伸ばしがち(隠れた人気商品でございます〜次回は是非😸)
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ねこたちが 床に点々と落ちている かんづめ・まんぞく ひさびさだから
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たとえ君が赤白ボーダー着ていても探し出せるよどこにいたって
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ガーベラを一輪挿したようだった「おはよう」と上げた君の右手は
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葉桜の 揺るるが成すは 梅雨前の 冷とう風と ほのかな陽光ひかり
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バスマティライスというの、初めてのビリヤニはどう? 土曜日の二時
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長袖のシャツの出番が続いたが明日あすの散歩は半袖で行く
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日曜の朝の鋏の音のする雨上がり後の散髪屋の前
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湯の宿にほろ酔う宵の鎮まりて 下弦の月は海照らしおり
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お土産(自分用)の551の豚まんを アテに酒呑み喉が乾きぬ(まだ引きずる)
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メガホンを楽しく叩く小さい子今は相手の攻撃だけれど
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女房がどんどんどんどん先にゆく 追いつけなくてくやしい万博(まだ引きずる)
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ごふじょうに三回落ちた夢を見た フロイトに聞かなくとも理由は分かる
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思い切りドシンと落ちた尻餅を ベッドのはしに座ろうとして
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ネモフィラの花言葉だけ覚えてる 貴方を忘れたくはないのに
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聴き慣れたプレイリストを脱せない ループ再生 今日も明日も
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悪霊と荒野を歩く リューシェチカ わたしはいったいどうすればいい
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ねこ母よ なれの詠ひし短歌うた それがほぼ狂歌なれ‥こうなると和歌?>自分ツッコミ(笑)
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頑張ってもみんな孤独に死ぬんだね 教えてくれたジョバンニ・カッシーニ
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路地裏の 「何だってんだ」は スカイブルー 混じれぬ願いか? 孤独響いて
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午後八時本を開けば手のひらの上に鎮座する   今 
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黒い跡「タトゥーじゃないよ」笑う君鉛筆の芯弾丸のように
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梅雨前にやっておきたい洗濯と自我の芽生えと恋の始まり
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帰り道シャケ弁当をぶら下げて猫が鳴くのを見ないふりする
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暗い底ふるっていくよ宝石の原体験のような記憶を
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