芳田外郎
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久方の 煌らかならねど 朧に 空いたく澄み ふる星月夜
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踏切の  sentimentalism感傷空気そら からだ刺す 斜陽を遮り 過ぐ特急
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静寂しじまの音  秒針徒らに踊る   遠方の  原動機付二輪車 ゲンツキが鳴く 静寂しじまの音と吾
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かたぶく  秋陽日除けカーテン 摺り抜けて 次乗るかれに 席温める
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夏初なつはじめ 暑さ引き連れ日が休み 暖風吹く此の たわむぞなる
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わざわざに エアコンの温度低くして 扇風機回し 暑さの憂さ晴らし
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直上の 流れのはやい白雲の 生む冷雨はやも 梅雨きたりかな
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葉桜の 揺るるが成すは 梅雨前の 冷とう風と ほのかな陽光ひかり
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