誰だってたった一度の人生なのだ 人に優しく自分に甘く
24
靴下を左足から履く癖は魔法使いに成れるのだとか
10
まぶしげに アンモニャイトが ねんねして お腹ふくふく 静かな午後よ
22
2個買ったら 義母はは知らぬゆえ4個くれ スコーンまみれの週末となる
18
国際線あるいはタイムマシンだった 府内町ふない2丁目のミニシアターは
8
黒歴史 厨二病だと揶揄されど かつての憧れ いつ何時いつまでも
10
陽光と風と貴方の眼差しが少し柔らかくなった気がする
13
唯一のわたしのこころの愛、だけは 誰も知らない、孤独にさせて
9
優しさの 残機は無限と 何故思う ゲームのライフも 有限なのに
9
黄昏の 燃える地平が目に滲むは 眩いからか いつかの記憶か
12
賢くはなってはない ただ少し 興味ある知識が増えただけ
18
心労に 日々踊らされる この体 気づいた頃に 季節行事イベントも過ぎ
13
カフェの軒先若いスタッフが真剣にプレートランチを撮影してイイネで揺れる売上と夢を
9
うつってる じぶんみつけて ねこびっくり かがみのなかの かわいいおなかま
17
ノロわれてはなかったと見え 7時間 ふつうに寝れたわ 「きのう何食べた?」
17
この街にありふれていく雑踏はカルマを灯した赤い彗星
11
端的に 話す営業 有難き 島滞在を 暫し楽しむ
20
解約し区長に返金あつさりと一年間の闘いおわる/育成会今年度で解散
11
段ボール詰めた思い出ほどいたら新しい日々が始まる予感
21
この街で新しい風に吹かれる過去の殻を脱ぎ捨てる時
15
さよならと言えずに過ぎる町並みは遠ざかるほどに愛しくなる
20
通りたい「向こうまわれ」と投げられてモヤモヤ連れて帰る買い出し
20
「昔は」ではなくて「昔も」良かったと思える今はきっと幸せ
22
ドラマ好き所詮しょせんドラマは作り物 下手な真実うそよりよっぽどマシで
19
半ドアじゃないよね*風が誘っている*妻をこころに乗せてドライブ
10
弱き者 女子供と 決めつけて その先にある 未来がこれか
22
短歌とは事実ではなく真実(こころ)だと聞いて納得なるほどですね
22
コンコンと 大雪降って 道ガタガタ 春が近づき シンシンとなる
6
仕事そこそこ 出世させたい 人になる コミュ力車輪とで させたい両輪
7
昭和では バナナ食えない 高級品 病気の時だけ 買ってもらえた
11