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新しいシャンプー彼の香放つ あの日の朝マックの味
4
気に食わぬことはあるはずどなたにも 気にしていては生きて行けまい
13
落とし文開きてひとつ罪を負ひ おそれて渡る戻り橋かな
6
瞬間移動(テレポート)術は明かさぬ銀やんま 時空の歪みかすめて消へぬ
6
地上絵とふ神の青春グラフィティー いまもナスカの風に吹かれて
3
夏の陽の 風涼しやと ハイボール 母のおもかげ 懐かしむ 想いおこせど その影 おぼろゆく
4
美々しくも老ゆマドンナは酔芙蓉 枯るる間際も気高くありて
4
もういない君の不在を忘れたら 君はいつでもいるのとおなじ
8
今はただ来てるだけだよ絶望が希望の前に、倒置法でね
8
寒暖に
衣
(
ころも
)
の軽重定まらず 仕舞いては出し 出しては仕舞い
10
「彼岸まで」残暑残らず雨ばかり白露過ぎより七分をまとう
17
右膝にじわり寄りくるその証し 残りわずかな〈前期〉の終わり
14
ただいま と 引き戻される現実の 愛しい我が家に 旅の思い出
5
senka
4
週のうち6日 チビ猫抱いて寝て 秋の訪れ しみじみおもふ
25
数ヶ月ぶりの引き出し 長袖の 温もり嬉し 秋の長雨
18
長き旅歩み重ねし青人草 夢にまどろみ時を忘れて
3
淡紅の百合の如見ゆ彼岸花土手のなだりに一叢咲けり
35
丁度よい夫婦の会話うちらならビールと泡の割合くらい
8
晩酌はふたりの時間子らだけの時間がふえて一つ家十年
9
孤独には麻痺をしている深すぎてあまりにそれは長すぎて
9
秋風の 雲寄せる先 眺むれば 雲髭生やす 薄紅葉山
6
けふもまたあーだこーだと言いながら なんだかんだでまだ生きている
8
濃緑の葉陰に重くイチョウの実色づきはじめ秋は確かに
27
穏やかな 雨音ぼんやり 聞きながら 西瓜頬張る この上のなき
6
永訣
(
えいけつ
)
のわれ見る
微笑
(
びしょう
)
遠ざかり父よ遥けき地平に立つ
青年
(
ひと
)
7
新幹線 富山平野に至りなば あらま逆転あおぞらの朝
13
人類
(
せけん
)
への
慚愧
(
ざんき
)
のために清らかな負を忍苦する今日も一日
7
アルカイク・スマイルはただ見おる核で滅びる小さな島を
8
夕餉付きの赤電車、家の前まで送ってくれる時間にルーズだが
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