打ち寄せる青信号の点滅がじきにあなたの元へ届いて
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沿道に 佇み内輪 手渡され 祭り始まる 心躍って
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放射線治療完走 リニアック室よ、さらばだ! 気分は梅雨明け 
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梅雨寒に夏の暑さを忘れをりわが愚かさにはっと気づけリ
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乱れてた睡眠時間が原因か二日前から口角炎は
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二の腕の独占権が私からカーディガンに流れてしまう
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葉の陰に 雀ついばむ 先を見て ブルーベリーの 熟す期を知る
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目が覚めてさいわい痛みが引いて行く唾液腺うずくいたいのとんでけ
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喉なでて フゴフゴいわれ ねこ母と ちま猫ちゃんは win-winの関係どっちもしあわせ 
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アナベルの白さ眩しきのぼり坂 頑張れ頑張れ七十七才
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雨傘と日傘の間の違いくらい僕とあなたと私の距離
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別にこの後何もないんだけれどヒトにはヒトの乳酸菌
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「まもなくお呼びいたします」から動かない私の番号七十七
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九時半から十時の間の予約があって過ぎゆく十時と十一時
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なぜかしら君が遊びに来たあとは家族みんなの会話が増える
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膝のうえ手をおき腰の骨の音訊くようにして立ちあがりおり
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露天湯にポツリポツリと雨落とす薄墨色のアダージョの雲
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湿り気を帯ぶる冷気に身震いし背中を掻かむ孫の手を取る
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柔らかき物言ひの中に毒のある京の女と水無月を食ぶ
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ほのぼの系日常四コマの日常の部分の生活をして
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上の子のいない時間はゆっくりで寄せてはかえすゆりかごの夢
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「楽しんでこいよ」と送る父らしく泣きだしそうな曇天の空
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心配が海より深きたらちねの母の弁当米だけ担う
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めくるたび心に染みるインクの香 未知なる恋を覗かせる紙
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サビがつき汚れたタオルで顔を拭く いつもお仕事お疲れ様です
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帰省して いた娘が 今もなお 裸体でお風呂 掃除してたとは…
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紫陽花の剪定おえて 独りよがりの梅雨明け宣言 蒼穹そうきゅうを待つ
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おきな見るたび 長寿なる亡き愛犬きみと重ぬ 何時迄いつまでもお元気でと
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わが足に激痛はしり腫れにけり百足の毒牙為すすべもなき
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十九人の予約外来で枯渇せしが昼餉と昼寝で蘇りをり
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