新鮮が一番だよと励まされ野菜作りは草取りの日々
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師を持たぬ孤独の華ぞ独創と己を鼓舞しけふも詠みなむ
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つゆのひま鳶仰がむと歩めどもまなこ迫るはうとましき虫
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午前五時薄ビニールに穴が空く新たな街に画鋲が刺さる
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落とし物 届かぬ手に 我が手差し伸べ 拾ひ 手渡し 笑顔と共に
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交流の なきマンションで 隣人が 杖つく者と 初めて知る日
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目をこすり灯下に学ぶ工員の夢追う君に道を教わる
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祖母眠る 墓石撫でて 魂が 石へと変わる 無常に触れる
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ドウダンの絹のベールの蜘蛛の巣は姫のしとねか露の宝石
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役員の 重荷が下りた喜びも 傘なき手元に容赦なき雨 /一人連歌② 
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箪笥の奥 古びた吾子の母子手帳 綴られし想いよみがえる愛しさ
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猛攻と堅守速攻人生じゃなく青春の現役ですか
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帰還して 宇宙服のまま 抱き合って まどろっこしくて キスだけ熱く
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柑橘の各種の種を植ゑたるにやうやう芽吹くもどれがどれやら
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ドアを開け 家族や友に 見守られ 幸せのベル ふたりで鳴らす
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駅出れば 灰色の空 小雨振り ドットの傘で ふたりをつつむ
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今朝もなぜ あすけんのバー 赤くなり 原因きっと ポテトチップス
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晴れが去り うずまき巻いて 縁曇る 見えぬ先には 濡れる影あり
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指先で まぶたにそっと 溶ける色 ショコラの粉を ほろ苦くして
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黒板の 消えゆく文字に 粉は舞い 震える声で 感謝を告げて
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熱帯夜 眠れやしない 手に扇 首を振りつつ 風神きたる
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お昼どき 最後に残す 卵焼き 醤油の濃さで 今日を感じて
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先へ逝き 夜空に浮かぶ ひとつ星 触れれば消ゆる あなたの影よ
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ライブにて 歌声響く 胸の奥 背伸びしながら その影追って
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手の先はスマホにつながるものらしい 電車の中でそう思った
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終笛に カナリア翔ちて 青伏せる 落ちてゆくのは 空かわたしか
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伸びた鼻 邪魔になりつつ 生きていて 頭を下げる こともできない
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前日ぶり 五日連続の 快挙なり 今日もおはよう 言えた朝かな
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五年前に 笑った動画で 今日ふいに 二年ぶりにも 涙こぼれぬ
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負けた日に 悔しがるほどの 心もち 失恋すれば 泣ける人でいたい
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