月夜崎雨
4
4
投稿数
9

物語を作るのが好きな高校生

ふんわりと風邪に食われた私かとコロナは静かに身体を蝕む
9
桜までカウントダウンいつまでか秋舞う風は心散らすなど
7
緑だった木は色を落とし、茜の風から秋が落ちる
13
死にたいと望みながらも進んだ道 朽ち果てるまで生きると決めた
10
「またあした」花に似つかぬあいの風 星月夜の下、香り残ると
6
天の川あいの色向け伸ばす手に 「さて問題です、あいの漢字は?」
4
元気だと花咲く声の白さより おはようからおやすみまでただ
5
「星、きれい」二度目の夏にこぼれ声。空の三角、まだ私はここ
11
道外れ橋に隠れる彼岸花母への土産は何にしようか
9