うちとくる人よあなたはどこからか舞ひおりたのか生田よきひと
7
日脚ひあし伸び心地良きかな夕散歩 数多あまた花咲くとき味わいつ
30
住職に  スカウトされし 孫五才 似合うはずだね 線香の香り
15
甘言かんげん寛厳かんげんなること 還元かんげんを 諫言かんげんたりし 管弦楽かんげんがく
10
強く吹け、風 遠くの君想う思考の隅まで空に散らして
7
咲くまではあんなに頑なだったのにふと見上げればもう夏仕様
8
戦場に植ゑて兵士を養ひぬ 諸葛菜とは蕪の異名ぞ
19
ぬか床に三日寝かせた白かぶら 刻んで待つや明日の朝めし
25
背骨わき 指を添わせて ほぐしたる 人と人とが ほんの交わり
15
西の空果てまで続く茜色早打つ胸の音色も染めし
13
帰宅して夕食前にごろ寝して 妻に起こされ晩酌始む
17
我が祖父は 逓信大臣 我が息子 防衛大臣 われ元総理  ※※ 小泉(純一郎)家の歴史 逓信大臣=小泉又一郎氏・防衛大臣=小泉進次郎氏
9
そら豆にえんどう豆に枝豆と 露地もの茹でる季節を迎へ
22
去年こぞの夏より 葉に残る空蝉うつぜみを 覆ひ隠すやう 新緑の生ゆ
37
春眠に眠りが軽く姪の夢我が血の流れいと愛しくて
8
舌よりも鼻で辛みを味わひぬ 生姜山椒に山葵に茗荷
20
添え菜に生姜と茗荷の酢漬け出て 春も区切りと鼻で感じつ
22
今春も やって来たか山鳩に 満室の札 鳥よけに下ぐ
11
好きだとか 愛してるとか 言えないの? 俺の呪文は 無詠唱だよ
5
青虫は 庭の敵だと知りつつも 育てしパセリ餌と差し出す
15
「お不動さん泣いているの」とおさな問うこんな顔して泣くのか人も
27
曲聴いて 脳内MVで 歩き出す バイクの音で 動画が終わる
5
帰ったらしようと決めた悪口も全部忘れて俺は幸せ
13
いささかの 瑕は有りとも 口ずさむ 調べ整ふ 歌ぞよろしき
16
玄武図の 絡まる蛇に 上つ世の 匠の籠めし 思ひ問はばや
14
赤白の 花水木咲く 駅前に 用あればこそ 夕べ降り立て /阪急三国駅
17
畏くも 国津御神(くにつみかみ)の うら寂びて 地震(なゐ)頻震(しきふる)ふ 秋津島かも /2026年4月20日三陸沖地震M7.7
10
空高く舞いつつ歌うひばりの声 聴きつつ三振終わりのチャイム
11
働き手 金の力で むしり取り ふる里は失せ 「ああ上野駅」 ★ 伊沢八郎さんのヒット曲
11
かどかどにモッコウバラの家ありて日暮れのまちを春は過ぎゆく
20