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ワンオペでてんてこ舞いのおばちゃんへ まだかなまだかな不二家のケーキ
13
市が配る物価対策クーポンで無駄な外食贅沢覚え/本末転倒
11
交差点走ったけれど間に合わずわたしの恋は点滅している
18
いまさっきお昼は友と食べたのに小腹がすいてグミを一粒
7
恋バナは最近聞く側だったけど さあてみんなに聞いてもらうか
13
廊下でのすれ違いざまハイタッチ 痺れる右手は絆の裏付け
7
何気ない普段の様子を詠にしたい でも結局は恋のお話
8
僕は今恋をしている 盲目で少し危険な恋をしている
7
抜け目なく 先取りされし バス席を 見ぬふりをして 見てしまひけり
15
花の香に バラ園思ひ 髪洗ふ 「ローラ・アシュレイ」の バラのシャンプー /「宝塚ホテル」
9
小太りの 御体支へ くたびれし 踵のひびを 見て法話聞く
12
豊作の予想を外す神様ぞ 稲刈り前に降り続く雨
14
観覧車頂点迫る二人きりゴンドラ停めよ太陽の塔
9
苦みさえいつか想い出になるのなら冷めたカップを捨てずにおこうか
33
優しい雨の水溜まり、新品の長靴におまじないをかけよう
6
michi
8
風寒く 遠い
彼
(
か
)
の夏 彼の娘 心残りし 彼の恋の夢/r
9
秋雨の
間
(
ま
)
の真夏日は 冷ゑ性のこの手をば 未だに
熱
(
ほて
)
りをり
26
エプロンを
着
(
つ
)
けて
石鹸
(
せっけん
)
で手を洗いやりたくないをふるい落として
26
長雨に 抜けども抜けども
蔓延
(
はびこ
)
る雑草 負けてはならぬ!可笑しな闘争
18
沼る身を 背から両手でロックして 引き上げてくれ わたしの道よ
7
長雨に倒れし稲へ群れなして 落ち穂を待てずカラスムクドリ
24
知りながら知らぬ振りして聞き流し 知らないことに口出しをする
13
おつめとぎ ねこのだいじな おていれよ ふるいおつめを 「ぴっ」てとるのよ
22
舶来のキャラメルみっつ放り込み しばしうとうと 雨の日の午後
28
触れもせで弾けし雨の鳳仙花 濡れていよいよ紅ふかし
10
削ぎ落す自意識白の曼珠沙華 影を残さず風に吹かれて
8
鳰(にお)の湖染まる暮色や水の秋 志賀の浦風波をたたみて
5
胸ふさぐ藤戸の渡し花の寺 ただ鮮やかに花ぞ咲きける
7
点滴の薬液落つるを数えつつ まどろむ母の痛みは去りぬ
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