境目はどこにあるのか 災いを免れたひとそうでないひと
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朗らかな表情だけしかでてこない 夢の枕にあらわれて笑む
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読み返す手記の最後の AISHITERU 目的語欠く語のいさぎよき
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無気力にうちふしている 腸(はらわた)を抜かれたあとのさかなのように
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更年期 自律神経 テンパって よせばいいのに 頑張ってみる
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愛がため毒孕みたる葡萄酒を比翼の鳥は空に消へゆく
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ヒュンメルの ジャージ眩しき 高校生 バンドボールの 風を切りゆく
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消費税 来年四月に 下がるんだ  まさかならない エイプリルフール
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秋雨を振り払ひ 音を軋ませ フロントガラスで 笑ふワイパー
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山達の クリスマスイヴ 聴く時は きっと街角 雪が舞い降り
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プレモルを 家庭に運ぶ 税改正  泡を楽しめ 本物ビール
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感情の 波は毎日 寄せ来れど 揺るがぬ心 そっと磨きぬ
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雨上がりだいこんの芽が顔を出す 今のうちだぞ大きくなあれ
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型落ちのアンドロイドのこの僕を泣かせる君は何者ですか
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珈琲の 香り漂う 朝の日は 心の窓も そっと開きぬ
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アリたちが 待ってましたと 働(うご)きだす 秋の匂いの 雨上がりの朝
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水槽の外で生まれた僕たちは水草なしで生きているらし
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やれることやりきりました ポイントで増えたかしらん〈可処分時間〉/早起きしました
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夜はただ 私における 痛み止め 効いて治った? 効かずに治った?
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目が覚めた 身体だるいが起きました コーヒー飲んでギアアップする
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秋風がわたしの胸にあく穴を通るときにはいい音で鳴る
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ママ友はアメーバのごと増殖し夫(つま)は金魚のフンか ついてく
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秋雨に濡れしポストに日は落ちて祖父の手紙は滲まずにをり
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ルバーブのジャム煮詰めればピンク色少しづつ濃く口紅に似て
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花子さん便秘でトイレ長いので付けられたのがこのあだ名です
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待ち侘びて 脂の乗りし秋刀魚食む 青柚子絞れば秋ぞ深まる 
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ふるさとを離れる我を見送りに杖つき坂をばあばは彼岸
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さわりたし 爪とぎに寝る 猫の腹 怒るだろうか 怒るだろうな
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長雨の 長々しき夜の 更けし時 見渡したらと あなたの影なく
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煩わしい雨を家の中で聞く どうやら今は守られている
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