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重ねても重ねても目に見えないまま夜の途中でゆらぐ約束
13
真夜中に歯みがき粉切れて、ものすごい勢いで口をすすいでる顔。
5
3月11日
(
さんいちいち
)
被災時刻を前後して ヘリコプターが多数行き交う / 頭上近く
15
朝方の夢に追われて庭に出ず
一叢
(
ひとむら
)
の水仙ありて
呼吸
(
いき
)
ととのひぬ
15
小さな後悔を積み重ねる日々 いつか大きな魔物に変わる
4
寂しげに歩く背中の父を見て心配かけた昨日を詫びる
15
ローマにて闘技場の端坐り古代の歓喜思い浮かべる
7
梅園の中歩きつつ足元の飛び石気にし足袋に手をやる
7
キリギリス蟻のどちらを生きようかこの人生の選び難さよ
11
子を抱いてコーヒーゼリーに笑みし妻の 刹那と思う 五十年など
17
木の芽風 綻び進む雪柳 髪切り心軽やかな道
39
七十七歳mustを捨ててwantで暮らしています翼をつけて
10
守るとか守られるよりガラス製の靴と天井一緒に壊そ
4
口と胃は繋がっているのに食欲と満腹感は繋がらないんだ
9
澄み渡る朝空のした 何故俺は司法書士さんと揉めてるのだろう
6
過ぎし春 杖つき歩く母に添い 見上げた桜 やがて咲かんとす
22
パーカーのフードの部分のにおい嗅ぐ。これ部屋着だから、全然セーフ。
5
甘夏が微妙な風味の一個でも全部食べきる貧乏性よ
8
北風の冷たさ今日は有り難し
我が家
(
九階
)
までの階段昇りつ /エレベーター取替工事十日間
27
米洗い 醤油と味醂 雑に入れ 炊き込む飯の 匂い馨し
15
寒い夜 春は近いと 知りながら 肩をすくめて 高い灯油を
15
夕食は醤油かけご飯のみと言う君をおでんでもてなす二月
16
ユキヤナギ 満開に咲く 通勤路 冷たき風も 柔らかになり
36
うしろ髪 しなやかに揺れ 匂い爽やか 艶めいて 若さ漲る
9
人としてどうよ!と叫ぶ衝動と何かがあったと思う憐憫
18
卒業の袴姿を見せにくる孫に時間を合わせる前夜
23
いいね👍️きて 皆さんブレダウしってます☺️? 遂に私も シルク・ザ・デビュー✨️
12
そうでス わたスが へんなおじさんでス 税、納めてまス 職、就いてまス
6
然
(
さ
)
り気無く席を立つ
青年
(
ひと
)
礼をせし
媼
(
おうな
)
の声 気持ち良き車両
33
此処に吹く 日暮れ時の風 停滞し 灯も
点
(
とも
)
らずに 主なき家 / 地方では当たり前 わが家も何れ
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