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きみとぼく下校イベひとつ起きやしない運命力の初期ステが低い
2
微笑んだ写真の祖母のくちびると似る
吾
(
あ
)
鏡の前で微笑み
14
おとなりはカレー 思考を放棄して一日遅れで追ってく献立
8
みんなには「おふくろ」というのがいるらしい そう気が付いた小五の放課
5
賞味期限
今日
(
けふ
)
まで 肉球ましゅまろを ブランチに足し はむはむと食む
16
チビ猫や この白い粉は ビオフェルミン(猫用)「
たうりん
(
タウリン
)
」入りよ よけずにたべてね
16
出会いはきっと偶然 別れさえ必然だった、そう願いたい
5
フォーク持つあなたの指の白魚の記憶たどれば遠い夏の日
9
嬉しいが断られるとほっとするなんとも微妙な孫のお誘い
8
懐にとびこんでゆく剣道もわりと近間で勝負をしてた
4
先生と母親だけでことは済み子ども見まもる手もちぶさたで
10
新職場 図らず出会った先輩と 気持ちの距離が近くなったり
18
エアコンも ストーブも使わず快適に こんな日が長く続けばいいのに
18
願わくは十年
後
(
のち
)
のその
桜
(
はな
)
も今の
桜
(
はな
)
とぞ想わん
妻
(
きみ
)
と
19
つい夢中そして
後
(
あと
)
に来るまたやった
根
(
こん
)
を詰めずにぼやっと行くべし
17
パン、トマト、チーズ並べて新しい4月の朝は異国の如く
35
でもだって背中に投げてしまうからごめんなさいと今日は言わない
5
最後まで聞かずに切った 分かってる 冷めた紅茶は飲みたくないの
4
遠ざかり 久しくなりぬ パン屋さん 意を決して 今朝は奮発
12
踏んづける花は血溜まり桜は死枝にまだらな傷口緑
5
夜明け前 海へ誘われ 日の出まで
燥
(
はしゃ
)
いだ友との 若き思ひ出
14
留守番のご褒美ほおばるうちの亀 彼の好物シャケのお刺身
16
生命を省エネモードに切り替えて 亀は黙って留守居をはたし
17
夢うつろ さりとて紙の 手触りと 巻末の文字 焼き付く枕
2
飼い主が所用で五日家を空け 亀は留守番なにも食べずに
13
布団から 手や足を出し 背伸びする 寒くない朝 春が来たんだ
23
釣り下がるドウダンツツジの白花に触れば小さな鈴の音聞こゆ
26
歩きつも急に聞こゆる雷鳴に空青きまま速歩で帰る
30
スタッフのユニフォーム替り気のせいか華やかさ増す新年度なり
11
のんびりと 露天に浸かり 雲見れば 浮世の垢も洗い流せリ
21
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