会計で予期より低い金額に買い忘れていたもの知らされる
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天の川あいの色向け伸ばす手に 「さて問題です、あいの漢字は?」
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君のこと 好きな男は 多かった でも誘ったのは 俺だけだった
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元気だと花咲く声の白さより おはようからおやすみまでただ
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「介護ロス」義父母ふぼと父母らは何語る夫婦位牌が二基並びおり
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納豆におしょゆかけるなら刻みネギ必須なんですそれと卵も/キロ様へ
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赤茶けた線路に揺れるにらの花 場所を選ばぬ花火のようで
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納豆には普通のおしょゆが一番なり 添付のタレなど不要なコスト(ひさかたさんへ反論)
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向かい合う蟷螂かまきり二匹薪の上 秋の日差しは淡くやさしい
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いつもより七八月が暑過ぎて夏日のお彼岸涼しく思え
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秋が来て暗くなるのが早くなり家々の窓灯り暖か
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雲がちの茜空はふるさとの夕焼けの海にどこか似ていて
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ふくふくと肥えた秋茄子焼き浸し 夫も古嫁わたしもご飯がすすむ
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松と池 眺め味わう 抹茶には 菊の練り切り 大人の時間
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早朝の 冷たい空気 身にしみて 昼はかけそば 湯気も味わう
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今日も来る?「遅刻してまで来るオレは偉いのかも」とニヤる同僚
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きっと誰かにとっての心の風景 エンドロールは一瞬にて
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面構え 戦いっぷり おとこよの 元ヤンかしら 白星おめ
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半球と炭酸水の境い目をねだるあなたとともに暮らした
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豊作の 花梨の並木 空に映え こっそりスキップ 買い物帰り
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まだここにいたいと言えずきみに手を引かれるままに置き去る結論
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神の声 拝聴できぬと 人の無力 僕は聞きたい おみくじなしで
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アスファルト 近所の子等と 蝋石ろうせきいたマルバツ 昔日せきじつの夏
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三十年越え弾かれ続く我が子見しどうかかの地に光注がん
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今生の 別れと分かり 知りつつも さよならではなく またねと告げる
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チビ猫や 遅れてごめん お誕生日 なにかおいしい オヤツをたべよ>9月22日、チビ猫、ハッピーバースデー😸🎂🎵
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進んでは 二歩下がるよな 日もありて めげずに戻る また振り出しに
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エアコンが 自宅に無いと 言う彼女 貧困家庭 救う政治を
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百均で 百円よりも 高きもの 手にして今日は リッチな気分
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魂の叫びの如きムンクかな池の面は揺らぎ語らず
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