友情と 秋の天気は 移ろいやすく あってくれ 頼む神様!!!
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「じ」を「ぢ」と書くし、ワラと打つ、頭痛は痛む。 そんなやつより僕が良いよ。
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ほの明るいオレンジ色の窓並ぶ 帰りたいけどぼくの家じゃない
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もう一度 探ってみたい 更地から 食指が動く 心のままに
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病院の帰りドライブランチして かすかな不安を楽しみに替え
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幾度となく付き添うたびに願うのは 再発無きこと 夫の検査日
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ブランニュー廻る物語ナラティブ並びゆく 指呼や無限やシュレーディンガーに似て
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彼岸前 墓前掃除し ダリアいけ 君の笑顔が 夕陽に浮かんで
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四季桜 酷暑の秋に どう咲くか 和紙の里には 期待と不安が
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コスモスと ダリアが咲きし 公園は 色鮮やかな 絨毯のよう
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変化などあるはずもなき生活に、読点ひとつ打ちたくもあり
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好奇心を埋めてありあまる恐怖 処女喪失前飲むロキソニン
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社会人・女どちらかを辞めたい「ストッキング 意味」の検索履歴
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その頃にはもうこの街には住んでいない次の金ローハリポタだって
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鰯雲いわしぐもうまれつづける波のよう夕陽をあびて明日につながる
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人の世も旅路の如し山また山残りのよはいまあるく生きんかな
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山旅にテントを背負い三十年思い出のこしなれは独り逝く
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伊太利亜の最後の晩餐  リニューアルにその絵が呼ぶのでミラノへ飛ぶ
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風は秋 熱い紅茶は久しぶり ねこの形のクッキー添えて
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四十年勤を終えて褒美にと妻と二人で中国旅行
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平凡な日々なれど 一首詠む度 そこに生まるる 小さなドラマ
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朝寒や羽織を取りに引きかへす夜のあいだに季節は変はり
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夕暮れをひとりじめする 明日には消えゆくものがあると知ってる
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チビ猫と 夕焼けをみた そのあとは 本日の〆 山菜ご飯
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まだできていないささくれむくように二十歳(はたち)には死ぬと君はうたった
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半袖がすこし涼しい夕暮れをひとりじめして夏はおしまい
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三色ペン ふと見りゃ赤が 減り早く ノートを見ると 間違いばかり
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入浴を義務付ける夏が過ぎ去れば「無理しなくてもいいよ」言う秋
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なんで歯はなにかと触れないといたいと言えないのだろう気づけばあな かなしい
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夕立が吹く百八円で買った茶はもう腐ってる お墓に供えるポカリ冷やす
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