あまあらば吾子立てたろふインターハイ続けし友は県を越え闘ふ
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我ごとく友を喜ぶ吾子清しグリーンカードのあの日の勇者
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努力して薄皮剥いで一個分案外不味いみかんのむき身
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体育館での全校集会 ぼやけた輪郭だけだってすぐ貴方だってわかるの
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ガーベラの花一輪はいくらかと無粋な男は何も知らない
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読み人のない本風に数ページめくられるまま木の葉舞い散り
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チャーハンを おかずに白米 食べた君 同窓会で 今も伝説
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秋の空 流星見るは 難しい 花火の火花 妥協し見つめ
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登山道 夏から秋へ 紅葉もみじ映え 緑と赤が 日々変化して
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鈴なりの すずかけ黄色 その下に園児すずなり 黄色の帽子
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つらひとき 歌に気持ちを したたむる 自己流アンガーマネジメント
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はらはらり合否の友にさよならを 私はまだ薄月の下
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不死不朽色褪せぬ愛道ばたの顧みられぬ場所に咲く君
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夏空が染みた茄子漬け照る夜長 りょうくいつくし明日は霜立つ
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十三夜 見つめる月にごあいさつ 聞いてもいいの言ってもいいの
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赤味噌の味噌汁味が決まらずに 四半世紀も過ぎてしまった💦
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気分が良くて勢いよく飲み干した珈琲が白いシャツに跳ねた
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ぐんま名月 八百屋その2で 発見す 138円 これは買いです😉🍏
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雲間よりおぼろに出づる満月を みなもにうつし放水路凪ぐ
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考察が 苦手なもので 短歌の意 味わいきれぬ 自分が悔しい
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強烈な斜めの朱が消え去って黄昏揺れる赤黃菊花
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無情にも 私だけが 変わりゆき 夕陽は熟れて みんなそのまま  
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十七年たくさんの幸せ有難う! 愛犬キミのお家よ 骨壷を置く
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板の間に素足をのせる冷たさで 秋の終わりが足の裏から
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愛犬の匂いの残るこの布団 そおっと下ろす小さな骨壷
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節電で冷えた便座を知らずして 座って上げる悲鳴ぞ晩秋
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飲み干したカップと一緒に投げ捨てる私をふったあなたの記憶
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最後かな 赤く艶めくいちごみて 躊躇いながらも、えい!ともぎ取る
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秋に降る 雨は一気に 目の前の 秋らしい木を 冬っぽい木へ
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届かない鈴懸の葉はコンクリに拾ひてかへる恋し木の道
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