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孫登場 雑事さておく重力は 相対論的 時空のゆがみ
19
冬の宵 満月照らす 君の頬 儚く消える 雪の花かな
12
人波にマスク重なる交差点行き交う日々に祈る幸あれ
24
町中華 冷やし中華を頼んだら 出された物は冷製チャーハン
6
年賀状投函予定の前日に急逝告げる喪中のはがき
13
鳥かごに冬の日差しを閉じ込めて蜜柑の皮を剥けば香し
30
自治会に汗かく面々生き生きと 老いへの歩み 半歩ほど停め
18
風邪の芽を摘んと飲みし葛根湯 両の手のひら仄かにうるむ
24
来年の自分に対し展望す出来ないことはやらないことと
24
瞋
(
いかり
)
とは攻撃されて起きるもの 全てのいくさはこれに始まる
22
目の前で机を叩かる不快さは された者には消えることなし
25
うっとりとため息つきつ読むうたのあれど及びぬ 我が道を行く
31
脳トレにうた詠み始め楽しきも非凡なうたは遠く及ばず
30
無生殖無色心臓がのびのびと過ごせる箱に入れてください
4
就職も範囲が狭い障がい者 若さが欲しいチャンスが欲しい
31
一番星 あかるく我を照らしゆく 奈々さん わたしの一等星よ
17
易疲労感 脳の病の宿命でちょっとの事でクタクタになる /統合失調症
26
血管を無意識でねじりトイプードル 怒りは涙と同類らしい
6
山茶花も戸惑うほどの日差しにてコート持て余す師走の陽気 /
20
度
29
今宵は
酒
(
しゅ
)
片手に瓶を あの人の 優美に酒を 嗜む姿 横顔見て
4
外は雨
8
階ベーター前ひとりゴルゴな気分で間隙狙い
17
弁当をぶら下げ歩く帰り道トラック通る風に吹かれる
11
完璧じゃ ないことを知る だからまた あなたのことを 好きになる
9
火をくべて ほくそ笑む軍需産業 この手にあるは 水か油か
36
クリスマス 何それそんなの関係ない うそぶきつつも 手当たり次第の クリスマスソング
8
日の落ちる 茜の庭に 居たことも 今となっては 昔日の陰
20
アラームをかけた時間もまだ暗くもっと寝たいを助長させてる
26
この先も 君が飛び立っていいように 明日花の苗を買いに行く
17
歩みがね どんなに小さい歩幅でも 進んでいるよ 頑張ってるよ
16
雨間
(
あまあい
)
の午前
夫
(
つま
)
と眺む車窓 土手に枯れ
薄
(
すすき
)
深まりぬ冬
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