不忍しのばずはちす立ち枯れまた咲きぬパンダはとわにこの国に来ず
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哀しみを湛へたやふな青ひ瞳の キエフの若者ますらお大関と成り
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お名前は? 化粧も知らぬあの日より 老眼鏡を取り出す君まで
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おしゃべりが次第次第に苦しみになる年ごろに差し掛かかってる
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南天の実の愛らしき 朝さんぽ ひとつつまんで帰りたくなる
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永遠に 死ねぬ身に変え 檻に入れ 深海沈める 人魚セイレーン恐ろし |お題『ちいかわ』
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枝打ちて寂しく映る木々たちは根と根で繋がるネットワークで
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奇跡にも この世に生を 受けた者 ひとり残らず 幸せになろう
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かかえこみひとりで悩み納得し明日入院の父のきんろう
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容赦なき乾いた風に枯れ葉舞い 気管支炎は二十日治らず
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寒空をくぐり冷えたる君帰り ストーブ前の妻をずらしぬ
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君の背に残る私の爪の痕 赤い三日月シャツが隠して
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朝飯を食って困ったナゾ腹痛 きび団子より正露丸だね
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ねこたちは きょうもなかよち おたがいを けづくろいする ふれんどりーに
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あさのひかり それは「希望」といふ名前 今日もいちにち 食べて生きよう
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子育てもひと段落しこれからは 我の時間をたのしむ人生
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ちま猫ちゃん さいきん おいすがおきにいり てんてき点滴さんも そこでしてたんだ
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かんづめさん そこそこたべたね まよなかの ちゅーるさんおねだり なかったもんね😸(朝たべました)
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清らかな空気に包まれ癒される 小春日和の出雲大社で
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一瞬の天体観測 シリウスか 月よ星よ風よ このに光を
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家を出て目指す先には鬼ヶ島 犬、猿、雉に出会ってみたいね
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果てしなく伸びる射陽の末端で私は今日も細々ほそぼそと暮らす
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田舎よりすべてが勝ることもなくこんなもんかよ都会のイルミ
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手作りが数枚売れるミニライブ一歳うへのあまいうたごゑ
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風呂あがりリクライニングでテレビみるおっさんの背をパンダに見ゆる
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日中のいまのところを説明しきみらがパンダ会うのはさいご
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かんちがいやろう目の前止められてざまあ、前しか見てない男
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いちゃもんをつけられ怒鳴りかへしゆくパンダ行列苦役九十分
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圧力は母にかかれりぽかぽかとたきあがれ子のくりごはんの句
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写真つき一面にのる子の俳句たまさかなのか助詞のたしかさ
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