痩せるため泳ぎに行った帰り道 カツ丼セットに手まねきされて
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秋の気を 吸うては吐いて ゆく小川 やわら土手の ヒガンバナの帯
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だらしなき 我が性格を いかにせんむ しるべを求む AI先生
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逆上がり 子に付き合って やってみる 意外にできた でも吐きそうだ
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別れると 話を決めた 喫茶店 今の彼氏の 行きつけの店
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望まれて 今の彼とも もう2年 ふと思い出す あなたの声を
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引越しへ 五ヶ月余り ゴミ屋敷 片付け急ぐ 間に合うだろか
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お互いの タメと思って 別れても 忘れられない あなたの声が
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ガタロー☆マン 昔読んでた珍遊記 絵本描いても あの頃のまま(笑)
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真夏日な彼岸の明けを迎えた日もう足元にころりと黄色/銀杏ぎんなん
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ちま猫ちゃん てぃーばーTVerさんを のぞきこむ それがスマホだ 撮れぬのが惜しい(笑)
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芸術も音楽・映画も君とゆく私の心金色に継ぐ
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もう一回 洗濯するかどうか悩む 秋ならではの 贅沢な悩み
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たまたまに紙面レベルができたとて それを拾う目あるわけもなく
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線路越え大きな道ができていく工事はひっそり夜間に終えて
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黒柴が飼い主気遣い歩く朝 澄んだ瞳が見ている景色
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この岩を割れたら免許皆伝だ けど ひびのとこ執拗にいくねえ
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ピザやばいマジやばいよねやばすぎるそんな会話がそもそもヤバい
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古語口語 虚構現実 和歌の道 幾重にも分かれ色とりどりなり
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この国の市民はみんな馬鹿を見る 虚言だらけの市長ばっかり
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見せかけの終止形でも 無いよりはましと言いたいのでしょう あなたは
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父逝きて二とせののち母も逝くマザコンを知る「介護ロス」かな
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懐かない猫のあくびに報われたような気がした夏の終わりに
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五月晴れ手を握りつつ「また明日」七夕に逝くホスピスの老母はは
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家恋しホスピスの老母はは寂しかろう二月ののち雲となりけり
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高き秋空 さらにさらに 手を離れ
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市長女史(独身)なんにも法に触れもせず 礫投げらる自由恋愛
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玉木おとこは見逃し市長おんなは吊るす 大衆ヒスの不条理なサド(愛瑠翔、同感です)
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夫婦だけ その時間を持て余す 子は鎹の言葉がうかぶ
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今日帰るむすめのLINE晩御飯 冷蔵庫の中覗き込む
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