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紙の輪がかなりの時経ち
銀
(
しろがね
)
を成し 私の死する意味となりて
7
長すぎた「また明日ね。」のその明日 あなたに会うため 手に六文銭
11
命の灯 既に消えゆく一縷の光 火桶の中に白き灰舞う
5
本年の最後の会の詠草で乙女恥じらう相聞の歌
15
優しく微笑む君の顔が好き 私の首を絞めながら見せて
5
ぬるくゆるびもていけど 風わろし 小春日和
3
ナカムラは宗教の人に話し掛け 少し仲良くなって別れる
5
降り積もる雪の夜の月 花のごと静寂を連れて窓に輝く
25
言の葉は魂放つさえずりか空に放りて明日を待ちおり
25
貧乏は認めています感性は豊かであっても誰も気づかぬ
25
障害者、生活保護も以前には身体と心を壊して稼いだ
21
他人様の物に貼り紙した者の人となり見る稚拙な字と文
23
もうすこし ライブの余韻に浸ってたい 二万一千歩 跳ねた歩数計
21
明日への扉を閉じて今はただ心に灯すおやすみなさい
27
年忘れ歌会の後の会食は笑顔・満腹 時を忘れて
28
ねぇ、コーンポタージュだね、木のスプーンだね、幸せだね
9
片付かぬ難儀な雪にヒーローは重機駆使して高々と積む
28
もう全部 全部諦めて 寝転んで オーロラを見たい なにが夢だよ。
7
街灯り窓の扉に透けており静かな夜の終わりを告げる
25
私だけ死なぬわけには参りませんその日来るのをお待ちしてます
9
スイーツで飲める系女子でよかったな 笹団子パンとアイスでビール🍺
19
「寒いね」とかじかむ指をすり合わせお鍋の煮える音を待つ夜
29
難しき講義のあとの自販機でコーンポタージュ選ぶ冬の日
43
流れゆく渦潮のなか一瞬に見せる少女の哀しき真顔
14
街角のツリーの星がまたたけば神様のするウインクに似て
24
満月の 光欲しいと 祈っても 見ることだけが 世の限界で
9
立ちのぼる湯気のむこうに溶けてゆく冬の真夜中気だるさ一つ
24
紅々と色づく部屋のポインセチア猫のあくびも冬を運びぬ
27
コイン精米の明かりを恃みつつ消えたいくらいただ帰り途
17
太陽は僕の詠久エネルギー夜雨には負けない歌って漕いで
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