初物の伊予柑贖い 両手にて 抱えて春の 遠き足音
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テスト前 勉強せずに 後悔し 誓う勉強 三日間
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地下鉄で啄む鳩よ何処で降り何処に飛ぶのかこっそりおしえて
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焦ったとき君はあたしって言ったよね ねぇ、いつ直ったの
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小憩中 土産分け合ひ 同僚と いちご大福 食みつ語らふ/いちごの日
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泣きながら残り時間を箱に詰め 深夜旅立つさよなら故郷
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君×私=0 僕の恋の中心(0.0) あなた  
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共テ前 糧食おやつを買い込みに ちょっと遠足みたいでスキップ
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戸が開くと逃げてみよかと猫が寄る雪と寒さにたじろぎ回る
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流れゆく電車の外と時がただ 我を切なく振り返らせる
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今年二度目の雪が降る前に親指より細いボールペンをセルフレジに通した
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健診を 終へて解禁 唐揚げを 同僚ともと味わい 残業続く
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天気図に早も台風一号と… まだもう少し冬に浸らせて
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夕暮れに甘えた声で鳴く鴉待つもののありねぐらへ帰るか
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インフレの波に飲まれたレアキャラに分不相応にもシンパシー
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降圧剤 父の記憶を小分けして 同じ薬をお古のケースへ
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風だけがたどり着く街 道はなく家もなく 砂一面の朝
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長所とか才能みたいなのはないがそこそこ美味いタコス作れる
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冬の陽の低く届きぬ工場の舗道舗石の目地のやはらか
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爆乳を 前にして沈黙 ただ満ちる  白き重みに 夜が膝を折る
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ヤマザキの 白いボウルは 人気者 設置したらば よくおみずのむ
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目的をクリアに持てば大丈夫思考も晴れてまた歩み出す
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絶版の歌集をさがす 白樺の林のような古本屋にて
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彩雲さいうんを まといし冬日ふゆひ 現れる  る昼さがり 良き昼さがり
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はやぶさが 日翳ひかげぞらで いさかうを  地べたでながむ ただの人
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君のこと忘れたけれどエクレアは今もかならず下向けて食べる
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選択し洗濯してのくりかえし心のシミは落ちにくいから
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さしのべた手は優しさか迷惑か 花と散れずに枝つく枯れ葉
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初雪が名残りの柿を白く染めめぐりそこねた季節を隠す
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妻と母 語らい尽きぬ 昼下がり ひかりの束の 天窓の下
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