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ギガバイト際どい所攻めているイメージキャラが青い猫ロボ
7
君のそのポケットに入れた涙ひとつそっと見ている夜の街灯
13
見ていない火事を思い出す 住めない家をストリートビューでなぞる
3
文が止まり、時間が進む 夜の音は僕の上を通るらしい
4
うるうると見つめる君は満ち潮で瞳のままに影を重ねて
12
結ばれて いく年重ね 深くなり 孫と笑いし 君と記念日
32
アスファルトの坂を登る ケルンのピアノを耳に駆け足
5
十月の半ばになっても悩んでる半袖のシャツ仕舞っていいのか
11
毎日のように面会に来てた人 もう来なくなり秋の訪れ
16
床ずれの感覚すらも分からない この人は今何を感じる
11
この薬飲みたくないと言っている いつかの自分と思い接する
7
猫的な人とは反りが合いやすい犬っぽい人は序列が好きね
11
自爆して消えたライトが蘇る!チャリの振動マッサージかな
9
ひとときは厚みを増していた雲の薄れて夕陽が滲み出てくる
8
溶け残る角砂糖こそ甘かりし夜更けてそこに灯る思い出
49
階段を下りてるはずがのぼってて 出逢えちゃったね、ぼくら 空中
12
スライムを 作りし孫達 我が家来て 黄色とピンク 手のひら乗せて
24
赤色が似合うと言われた パーソナルカラー 当たり前じゃん、推しのメンカラ
8
ダイエット 小鳥の餌と冷麦茶 プリン片手に母の笑み
11
空っぽの牛乳パックが並ぶ床 なるほど「気分無調整」だね
15
三度なり三度の薬飲む母に繰り返すごと願いはひとつ
10
両脇にカボチャをかかえ猿走る 田舎の秋の運動会は
19
「アマゾンでこれたのむわ」と母の声 九十七はまだまだ生きる
26
あれこれと些末の用事詰め込んで 一日早し七十代は
13
母は
吾
(
あ
)
の
吾
(
われ
)
は息子の 心配す いくつになっても 親の愛情 /「澄様」お気持ちわかります
28
夏の日に届いた葉書手に一枚 返事をせずに秋は来にけり
13
霧雨の降り注ぎたるツワブキの 黄の花の上秋は止まりぬ
18
風向きの変わりしことを風鈴がちりんと告げて夕の雨降る
37
浮かびゆく光のかたち 温もりの君の右手が 私のひと足
12
落ちていた
銀杏
(
いちょう
)
の葉っぱ手に抱え「おはな」と笑っていたあの頃
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