鈴虫も眠りぬ 新月の午前零時 夜空に秋の四辺形/ペガスス座の胴体に見立てた四つの星
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良き父の 姿になりし 君の人生とき 喜び吾も 母の道ゆく
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僕だけのシナリオ きっと記すんだ 生きた証を 声高らかに
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コメントに 見たことあると 書き捨てて 自分の無能 ひけらかすバカ
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もう少し人に頼っていいのかな私の膝もしくしく泣くし
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悪夢覚め夜明けの空は澄み渡り心に深く秋を吸い込む
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亡母ははがいるご詠歌ひびく講のあと沢庵茶の香も秋風になる
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揖斐川へ夏の終わりの「鮎料理」今日の気温は熱燗が合う
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自分でも 忘れてしまう ようなミス それを覚えて いる奴はゲス
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日々眺む伊吹の山に登り来て途中で降参心残して
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10代で 満たされなかった 隙間とか やり残しだの ただの誤魔化し
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段々に明け遅くなる長月にゆったり生きろと朝の伝言
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ささやかな 贅沢だった銘柄米コシヒカリ 値上げの波に高嶺の花と 
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よくなく鳴くねこ ちま猫ちゃんは よくなくよ😸 かまってほしいし おみずもほちいの
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ビッグエコー 疾風のように予約して 半額クーポン(月末まで) 使って帰ろ(笑)
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おっきなりんご 君の名は「みらい」と言うんだね いい名前だね 未来は明るい
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二週間ぶりの通勤の車窓からまだらに刈られし黄金田ひろがる
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醜いと 思う自分を 好きと言う ひとが現れ 心が揺れる
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曇り空 あいにく月は 見えねども アメジストセージの 凛と咲きたる
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静かな夜 耳を澄ませば 母の寝息 タヌ猫すぴすぴ 虫のがして
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文字知らぬ君の瞳に反射する赤、黄色とか青、いいんだよ
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あてもなく 彷徨い疲れた サラリーマンが 最後に行き着く ヨドバシの階段
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あーんして 歯ブラシ片手に 覗き込む 親もぽかんと 口を開けてる
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仕舞われた 8歳男児の ユニホーム タンスに満ちる 蒼空の風
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犬猫のように褒めて 僕に愛してるって言って ねマイダーリン
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わたしの愛があなたに益であればいいと 今安らかに謳うや
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刹那的、ただし地に足付け継続的にいるのの 楽しいことよ
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あなたの中にある悲しみも あなたが望むように ゆっくりやれたら
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なんだかんだきっと自死することない 自嘲しながら苦しく生きる
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擦り傷やうんちまで書き「完璧だ」保育士のが私を誉める
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