抜け落ちた真夜中の時君と居るありがとうって言わないけれど
5
ふゆあさの凍てつく道を散歩する犬は四輪吾は二輪
6
美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
6
馬ながめ座る胡座あぐらへ猫そろり初対面だよ照れるよいいよ
21
会いたいと願うほど濃くなる現実 風に舞う君に奏づるパヴァーヌ
10
好きなこと好きなアニメに好きな本 身体が重いな一つもできない
7
夜泣いて泣き泣き泣いて泣いたあと 歯ブラシ持って歯を磨く
9
三日後の 雪はわたしの 怒りみたい 日が当たっても 解け切らなくて
9
おじいさんとおばあさんが手をつなぎゆっくりイオンを後にする。ほろっ
29
気づいたら 向こうの岸を 歩いてる 海まで行けば また会えるよと
5
白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
24
恵みの子「ゑ」の字は生きてく歌心るんるんすれば僕の遠吠ゑ (「恵」は「ゑ」の母体)
14
いつの間に出来ない人になったのか悔しさあまりトライするだけ
30
親友は幼き頃から幻想で猫にほだされ詩世うたよに至り
20
公園の梅には花が咲いてるが鼻つまってて香りわからん
7
丹田にカイロ貼っても痩せぬのは暴食気味の暮らしだからか
10
雪積もり踏み出すザッと響く音深夜の車道2km先まで
8
こたつあり 紅茶もあるし チョコもある
4
出ていけと言うならここに留まろう 死ねと言うなら生きてていこう
5
宵闇を兵児帯へこおび緩め歩を運ぶ 金魚片手に繋ぐ父の手
19
時違わず狭庭に芽吹く福寿草 週の末には寒戻るらし
27
はや過ぎて卒寿の兄の七七日なななのか供えの花は明るくまとめ
23
裸木のすべての枝の粧いは昨夜よべに降り積む淡雪のすい
33
ヤフオクでメモリ二枚を落札し爺医なれども若者気分
10
独り占めしたい景色を長靴に詰めるみぞれが降る日のために
12
眠る前布団にくるまり考えるのは君の好きなところばかり
7
いったんは「チョコはビター」とごねてみるストロベリーの綺麗な紅に/折句
12
月と星 そらたわむれ 夜が明ける おいてけぼりの 月は鬼役?
34
Aiが  感情持つとか 人類を 脅かすなんて まさかないでしょね
5
停留所時刻をなぞる指先に旅の終わりが近づいている
16