幼き日あなたが描いた宇宙人まだ持ってるのと笑うけれども
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わたし貧血気味だから赤よりもロゼ寄りなのかと思いますけど
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君はただ仲がいいだけそれなのにぽっかり空いた隣を見てる
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斗酒百篇 杜甫下戸李白上戸にリスペクト 酔って駄歌詠み翌朝まっさお
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習首席 後継者いるやとAIに問ふ 中文あまた出て来て凍る/AIは全能ではない
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鉢植えの花に囲まれハロウィンのお化けのハローにウィンク返し
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歳時記を捲るたび憂ふ我が国の気候変動と四季崩壊に
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散り咲いて香る風来る金木犀スニーカー底花踏みしめる
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錦秋の 山肌紅く染まる頃 柘榴も割れて秋深まりぬ 
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ウォークラリー全員まいご群テレのクルーが撮った迷う瞬間
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肩の荷をおろすと同義納品し入退出カードを外す
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試着デート ただただ楽しかったよね 地雷踏まれたは 朝には忘れよ
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静寂しじまの音  秒針徒らに踊る   遠方の  原動機付二輪車 ゲンツキが鳴く 静寂しじまの音と吾
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どうしても自分が嫌いになる前に どうにかしておきたかったよ
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トーストにたっぷりバターを塗る時はなんだかコソコソしてしまいます
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不手際の加減の際を恐れつつ見てみたくなくないこともなく/どっち?
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概念に成り行く君はまるで宇宙 星の煌めき三日月ブランコ
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固まった半開きの目とその額 流れず留まる血の温もり
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諦めとしての就寝あきらめとしてのため息そして消灯
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何も無い悲しい事実と思ってた連休なんてだあれも来ない
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心臓が 耳打ちまでする 自己憐憫 つづらに折れる 虫の背骨
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旅行とかドライブだとかデートとか出来ない代わり時間だけ得る
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一年中代わり映えない生活は後悔するにもそれは虚しい
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連休が終わった事を報道しアーバンベアーは暴れ放題
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後悔は先に立ってはくれなくて吐いた言葉の鋭さを見る
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まだ少し しっくりこない 祝日の スポーツの日は 変わって五年
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お疲れと 微笑わらって言えぬ そんな日も たまにはあるさ にんげんだもの
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きらきらのビー玉たくさん並べたの あなた わたしの心の中に
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出来るのは出来ないわけを探すこと出来る理由は探し出せない
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ひゅーどろ覆いかぶさる黒ガッパ!追い詰められる君!ひゅーどろ
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