好きだよと投げかけられるのも今のうち思春期までのカウントダウン
8
幼き日祖母に教わるご飯炊き冬はぬくいが夏はかなわぬ/かまどにて
28
美しく 綺麗に過ごす ことよりも 泥に塗れて 汗水流せ
4
面倒な 事に接する ことよりも 見ても触らず 離れて暮らす
3
子育てに 苦労してる 母親が 大泣きしても 為すすべもなく
5
青年に 今年の抱負 訊いた時 終活なんて 答えた大人
3
夢の中 懐かしい人 集まりて 三百年は 生かしてくれと
3
点ほどの 狭い視点に 限られた 無知と暗黒 一つのリング
4
孫送り届けてうつろ帰宅せば 忘れピクミン 輝きて在り
16
宇宙をも 包み込むほど 広大な 英知でできた 一つのリング
5
怖いほどの風音止まぬ冬の日は甘酒作ってほっこり和み
36
始めなき 終わりなければ 永遠と 呼べる状態 一つのリング
3
真直ぐに 進むばいつか 元通り なってしまえば 一つのリング
5
迷いながら降る雪たちに選ばれて凍える地蔵に着せられた服
11
推しメンは年長組のそうし君 さ行が言えず「7×1=7ちちいちがちち
27
こんにゃくを生み出した人絶対に話はあわない確信がある
9
ぽっかりと 心の内を からにして 海見ていたき 日がな一日
27
早生まれ常に半年年下で免許もお酒も君より後で
5
手の甲に ねこがあご乗せ しんらいの あかしであるよ 時よ止まれと
27
君の期待応えられない応えたいまだあきらめてほしくはなくて
6
ねんころりねんねんころりとねむりたいあんよもじょうずに頑張ったから
6
ドバドバと砂糖溶かして飲み干した エスプレッソは苦い思い出
4
肉厚のカーテン閉めて真っ暗の部屋で自分を探して眠る
8
一日の用事を終えて一人時間 静かな部屋で飲む白湯うまし
32
ドット数足りなくてざらざらしてる君の声とかその他いろいろ
7
歯の隙間 誇らしげなる 子の笑顔 小さき前歯 生えし日浮かぶ
26
めを閉じてみずの流るる円通の 年を祝いの 竹林の薔薇
8
あなご丼の写真に引かれて来たけれど 想いを馳せる 雪の円通
7
小寒に肉まん探すコンビニは 早や恵方巻き旗がなびきて
22
厳冬の日を重ぬ後 春の如優しさ感ず 気温十五度
30