車にて すごい速さで 抜かされて でも信号で 結局並ぶ
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ひさかたの 陰は照らさぬ 陽の光 これが現実 直視するなよ
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ヤマザキのダブルソフトの特売で明日の散歩は遠めのスーパー/99円・シールは3
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夕映えに しおは満ち行く 七度ななたびの 転生せむと おみなでいたし
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夜なのかただただ永い影なのかどっちか決めて影ならあそぼう
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見ない間に 変わっちゃったね 君の表情かお 私が恋した 貴方じゃないのね
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先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
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貴方には少し好意を混ぜておく 全部入れたら甘すぎるから
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飲み会だ!またはぐれたぞ!余ってる飯を食べるぞ!また行きたいぞ!
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夜雨の小温さぬるくやはらかく降るを春の位相トポスへの前層プレシーフとす
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湿っぽい岩場の陰で育まれ東京砂漠にオアシスを見る
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種飛ばしざくざく喰らう西瓜かな 六畳長屋の縁側ぎる
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もう一度 始めよう それが別れの 春であっても
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春並みの暖かさとかだまされた午前に日陰歩けば寒し
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立春を十日過ぎても真冬日の桜もちだけ唯一の春
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いつまでも 気後れのまま 背中追う おいつけないのが しあわせなのかも
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あなたには 2つあげるわ チョコレート すきの二文字よ 早く気づいて!
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言葉には できない想い 歌に乗せ あなたに送るよ 春風と共に
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二人とも 平気なフリで 肩並べ 煮えたぎる愛を 胸に隠して
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十七の君に渡したチョコレート パッケージ褪せアルバムにあり
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真っ白なレースのカーテン揺らしつつ 春風ふわり 部屋へ迷い込む
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ひまわりのような恋なら古希だって「あのね」「介護じゃないよ」「うふふよ」
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きらきらと春呼び寄せる陽光にスカートの裾ひらりと揺れる
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どの向きも足が飛び出る掛布団 ピザ作るようくるくる回す
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余白だけ 句読点すら ないままに バレンタインに 指先が揺れ
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アイロンのスチームしわを伸ばしてく畳むハンカチ鶴を折ろうか
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返却はポストでいいからお手紙を出す時みたいにコトリと本を
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ぐでぐでの 酔っぱらいの 力説は  ホントの話 ここは海だった
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花屋から淡いフリルが香り立ちほのかな喜び思ひ出しけり
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「知」の期限 記憶の断崖転び落つ 陽の落ちて喰む蒙昧のゆらり
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