畑 終はたおへて 薄暮に浮かぶ 白き月 弥生最初の 望月を待つ
43
この先がぜんぶ見えている男は親切面して地獄へ誘う
8
桂むきみたいにいつか境い目でうまく一皮むけたらいいな
8
失って 得ることもあり 戦後日本 賛否もあれど 支えたりけり / 全く力不足
17
嫁、娘、母の三役こなしつつ、守るつもりが守られる日々
37
白鳥は西日に白をきらめかせ今夜の宿へ歌をうたって
26
寒暖差で乱れる自律神経と花粉黄砂でダルい毎春
31
晴れた日の 雪解けの音 心地良き 穏やかな風と 春色の空 
20
つた絡む桜の古木塀越しに そっと春待つ 工場こうばはうらら
18
捨てようと思えどそうはできぬこと捨てていたなら違う人生
15
築30年 思い出だけが残されて  今はひとりで今日を重ねる
23
住んだ街二十年ぶり訪れてとんがっていた我浮かび来る
15
住んだ街二十年ぶり訪れてまだ在る本屋看板見入る
11
沈丁花 花の香りを 全力で 主張する様 命短く
36
お決まりの席で過去問にらんでた子の笑顔祈る 春の図書館
17
AIは 人間よりも? 褒め上手 自ら手綱たづな 強く引き締め
17
春色に染めたネイルの手の甲は幼き日に見た祖母と同じ手
34
ここかしこ 羊一頭 解体する 犠牲祭の日を 村は賑わう /カンドヴァン村2016年10月1泊
12
あと5キロ痩せてスリムに春までに! 決意ゆるがす菓子の誘惑
32
部屋咲きのハイビスカスに彩られ 冬のリビング早や夏模様
26
落ち込むわ…😖 店のガラスに映りしは老いて太ったわが姿なり
29
まぶしげに めをほそめたる ねこのてを そっと握って 気持ちを交わす
31
国のおさ 命が一つ 消えていく 巻き込まれたる 無辜むこの民あり
19
ミサイルの 誤爆はなしや カンドヴァンの 土産の帽子 取りて撫でつつ /ダブリーズ近郊
12
アイフォンを鞄に入れる 今日だけは迷い悩んで自分で決める
9
闘病を支えてくれる診療所 紙のカルテは地層のごとし
34
寝てるとき 幸せなワケ 知りたくて 人の存在 失くす春先
8
土温み 駅ロータリーに 下草を食む 鳩・雀 カラス横切り / 訂正しました
17
赤と黄のポール折れたり曲がったり 君にも厳しい冬であったね
31
テヘランの ハイヤームホテルの 戦禍など 知りたきことを 知る術もなく /2月28日米国・イスラエルのイラン攻撃
13