お祝ひに 遠くの友へ バースデーLINE スタンプと一首を添へ
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大花火 しばし現実逃避する 上げ損じれば 下草も焼け
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見上げれば 雲ひとつなき 青空よ 今日の善き日を 告げる朝かな
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「力と金」にひれ伏せば ヒトラーの霊 いつどこにでも現れる
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こんなことやれてた筈の布団干し夫の手など当てにせずとも
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粉砂糖ふりかけたごと朝の雪昼には溶けて雛飾り出す
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口先に花弁くわへしヒヨドリの落とし拾ふを見る散歩道
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日替わりでセンター飾ったネクタイは今や不動の箪笥のセンター
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如月の 吉報待ちてサクラサク 若き息吹に六花溶け落ちぬ
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心地よきは「外来」を済ませ茶を飲みて机に足のせまどろむひととき
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田の雪は毘沙門天か野仏かやらずの雨に童心溶けて/折句
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喉仏やはらかに刺す微炭酸 吐いた言葉と呑み込んだ嘘
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ホルストよ 金星のその光は本当に平和と呼べるのか
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今はただ安寧求めて身を落とし 夜を見ている宵の明星
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いまだ来ぬ静けさ祈りて 落ちはてし世の底よりぞ夕星ゆふつづ見ゆる
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つまらないことは考えないことに挑戦をする古希若いから
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春前に 空気も読まず 一人咲く 桜みたいに 生きられたなら
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臆病なわたしはひとり暗闇で 逃げられもせずうずくまったまま
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気配だけ たどる足跡 もう今は 誰も居ないが 今も気配が
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三日月を 見上げて一人 あの日から 君の笑顔は 一番星だ
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‪ぶたがふた‬ ‪ごまがこまって‬ ‪ガムをカム‬ ‪ざるがさるなら‬ ‪ギターがキター‬
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三月や 暦は春を 名乗るのに 息まだ白く 陽を待ちわびる
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勝負でも 相手を称え 励まして ともに喜ぶ すがた美し 
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やさしさに いろもかたちも ないけれど きみのやさしさ せなかにかんじて
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「知らない」を君と分かち合いたくて 僕の「知ってる」をなくせませんか
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湯気越しに 眺む離れかれや まるで夢
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怪我を越えタイトル賭けてあと一歩ドックンドックン馬群よ開け
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自転車の サドルに付いた 春の粉 払い始まる 朝一日ひとひ
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スーパーでポイントためて買ういちご酸味が多く世は甘くなし
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あの夏へ行かむとすれど煩へばまた冬の訪れると知りき
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