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庭の花一輪挿しに生けましたそんなささいなことが幸せ
25
人生の意味は未だに見つからず 死んではいけない理由数える
10
藤村の終の棲家にたゆたへる「椰子の実」よぎる大正硝子 / #短歌写真部、お題「レトロ」
11
この国はもう戦争はしないから思い込んでた私は愚か
18
画面越しでも眩しくて目を閉じる 日差しのせいか若さのせいか
5
短針が
5
さし長針
2
をさせば 母帰りきて
点
(
とも
)
る電灯
43
チビ猫は まったりまったり すごしてる なでくられたら クルクルいうよ
15
都会ゆえ はきと星空みえぬけど ひときわ明るく 輝くシリウス
20
炊飯器に張ったおみずを のむことが ちま猫ちゃんの
つうじょううんてん
(
通常運転
)
13
どんなにか 不安な夜を 過ごしても 朝は来るから 必ず来るから
13
お風呂上がり 二粒だけのお楽しみ アイスの実ぶどう 約20kcal
19
今の今 紅葉収めて おきとうて こっそり外出 なんて心地よし
2
この寒さに三日残りし初雪も溶けて
軒端
(
のきば
)
のしづくとなれり
10
いつの日も 奮闘している 医療者の 笑顔向こうに 疲労の色
5
蜜柑風呂入った我が子思い付く今日はバナナを浮かべてみよう
9
惜秋
(
せきしゅう
)
や 冴へ渡るベランダの
夜半
(
よわ
)
オリオン高し 新月の空
23
子が帰り我も帰りてはち合わせ抱きしめられて冬のひだまり
10
えらんでもえらばなくても為政者は武器商人のおもはくにのり
10
降る雪の斜めに吹雪く見つめおり雪明かりの部屋ひとり籠りぬ / 追憶
28
やわらかい土に体を食べられて これからわたし世界になるの
5
物語読んで寝て朝絶望して頭蓋にペンを刺す いい夢を
2
聞いた音食らってる奴ら全員次を求めて噛まずに飲んだ
2
体と脳に化粧をして自分でない何者になる 私は器
3
帰る場所のない旅を続ける放浪者 命尽きても道すべて家
5
好きだった カーテン越しの夢を追う レースの影に またたく夢を
4
すくわれた頭の中で蔓延る お前が俺の人生なのか
3
十字架が包帯が過去の痛さが私を焼いて大人になった
3
棺桶がゴールのレース 飛ばしても面倒ごとが振り切れないまま
2
君と二人舗装されない未来へと 揺れるシートの端を掴んで
7
久々にお前に会えたな太陽よ まさか電車の窓にいたとは
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