透明な高次脳機能障害ハンディキャップに包まれた重さに倒れ誰も気付かぬ
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つち振れば割れてひらける石のなか祖父の面影化石に映り
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三時間二十四分なり我のプレイリストを繰り返し聴く
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愛しさのほむらしずかに立つ夕べグーグルフォトの走馬燈に似て
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膝痛を庇いて登る坂の道頑張れ春が来たぞと紅梅
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ちょっとした昼寝の間長大な夢を見ていたような気がする
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指し寄って  来る運び売りの  声聞かば 「たけやー竿竹さおだけー」 多分ぼったくり
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つま先をたてて背伸びし指先を天の何かに伸ばしてみる時代とき
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取り敢えず不審と懐疑で聞いておく耳触り良き正義の言葉
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静まりし 宵のとばりに 聞こゆるは 駆け寄る君の 清みし呼び声
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目を閉じてひつじの刻の仮充電 目覚めて駆けるとりの刻まで
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インスタに 笑顔の自分を残しても 防犯カメラは真を知ってる
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ぼくが知らない街から来たあなたがぼくのふるさへと消えてしまう
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一日ひとひごと 寒暖差感づ如月 押しくらまんじゅうをす 春と冬
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飛び降りる その時ズボンは脱げないが 靴脱げるから、靴下注意
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片腕をメンテに出せない世界線パシッと合わせる鳥居の前で
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圧巻だ安宅あたけに槍ふる橋の上ゴッホは油彩をねて
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私の部屋の前で飛び降りた誰かは靴が脱げて転がる
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幼くて涙の訳は知らねども眦拭う母と泣きにき 『母を恋うる記』
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四分余 楽の聞こえぬ ジョン・ケージの曲聞かされて ダダを思いぬ ジョン・ケージの『4分33秒』とダダイズム
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トーストに素早くバター塗りのばす手元に見惚れ珈琲を待つ 匠の技
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ヒメサマは数々いるが トノサマはバッタとカエル そういうものかな?
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欠点をあげつらわぬを美徳とし交わりて早十年が過ぐ
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いくらにもならぬ還付の手間暇を思えば迷う税の申告 確定申告始まる
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歯に脆きポン菓子の板 零るれば 多分を鳩の糧にわかてり
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前を行く 人を抜かんと 急ぎ足 鼻差届かず 店の入り口
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蒼天を 背景にして 裸木見る 幾日か先 満開桜
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我が子には 愛と不安が同居して 孫への感情 ただただ愛しい
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時々は納豆味噌汁海苔つけて 思い忍ばすトーストの朝
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どうしてもささくれる日は淡々たんたんとこなしてんで早く寝ちまえ
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