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そろそろに膨らみ始む冬木の芽 畑の土は未だ眠りし
42
一抹の
穢
(
けが
)
れも恐れ世を拒み 気づけば独り
塀
(
へい
)
の中
9
あどけなきさくら草にも雪のふる 立春越えに桃色ふるえ
36
冬枯れの 苅田に飛び来る白鳥に 古古米撒きて夕空眺む
28
身構えて心凍みたる寒き夜は君ほのやかに
榾
(
そた
)
焚べるごと
20
やさしさは言葉じゃないね 頬撫でる春風のごと そっと寄り添うもの
13
甘言に迷わされずに一票を思うが誰がなっても一緒
13
真夜中のブルーライトの埒もなしヨコハマ想う綾もなし
17
雪むろに籠るごとじっと静寂に身を任せつつ 君と居る時間(とき)
10
お茶だけのお茶漬け食べていた祖母のたまごボーロの雪の命日
15
かさぶたが少し減ったら見にいける 君が言ってたさまざまな春
7
雪の足跡静かに晩冬の日介護ベッドレンタル解約
12
幸福はすべて手の中にあるけれど 求めていては気づかないもの
10
雪化粧のビニール傘さして自宅までの帰り道 思い出はレイトショーに
7
※閲覧注意 「治るより首吊る方が早い」って この考えが
正
(
まさ
)
に鬱です
16
そぞろの神に 誘われて 道を行く 我に返るなり 身ぐるみ剥がされ
4
指し示す アプリの針は 南南東
3
豆撒いて 鬼は払えど 影のこる
4
冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
3
立春も 余寒が続き 予感欲す
2
日が少し 長くなっても まだ冬を 感じるだけで 春はまだまだ
8
天才と 言ってはいけない 天才は 言われた途端 道を失う
5
傷を負い 横にそれつつ ひん曲がり 貴方がありて 吾も生きたる
10
嘘をつく 上手に嘘を つきたれば 百の方便 駆逐さりけり
5
神経質 否鈍感? 揶揄われ 体罰受けて 吾生きており
6
獅子たるは 獅子の道行け 鬣を 笑顔に変えて 強者となれ
9
閑かなる 大学内の 果樹畑 気配探りて 鳥集まれり
13
朝ぼらけ 空気凍み入る卯の刻に
衾
(
ふすま
)
の奥で五分を乞う身
7
朝ぼらけ 空気凍み入る朝方に 布団の奥で五分を乞う身
6
スパ銭は明日は雪で行けぬのか入浴剤を奮発するか
10
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