まだわたし道を聞かるる人にあり冬海岸にほのと南風はえ 立つ
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「井戸水の方が温かかったのよ」ごぼうを洗う祖母が呟く
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もし僕が消えたとしても貴女ならきっと誰かと笑っているさ。
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出かけたら行きも帰りもバス逃し次は逃さぬ金運だけは
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ババ抜きを一度も負けず終えたけど 運は仕事にとっておきたい
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ハンカチのしわにアイロンすーっと当て あすの予感をそっと畳みこみ
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何もないのっぺりとした水面から素朴ですねと声が聞こえた
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野球を見ると思い出すあのチーム 君が好きだった 想いだして雨
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君たちは信じてくれというけども背中の影は隠れていない
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シワリクのなかを歩く小さな人となり ヒマラヤ閉じ込めた風の透明を見る
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リップル砂を横断する指先 世界となり プリオシン・コースト ただ二人 反射して
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ミニスカに 学生風のトップスに あの店 よくぞ飲ませてくれる(笑)
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本番を三日後に控えた風邪引きに 我取り乱し大根かじる
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見切り米 半額処分に 飛び付くも 見切られてなお 高く感じて
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阿弥陀様どうか愛馬を導かん馬群を割って勝利の道へ
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八本の腕に見惚れるくすの木に「エイタム」などと名付けてみたり (ヘブライ語で「隠れ家」)
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横文字の会社敷地に邸内社散歩のみちで僅か驚き
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やわらかな 陽ざし差し込む 窓際で 予報外れて じんわり嬉し
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チャリに乗り詩を紡いだ樹々小鳥だんだん友達増えてくようで
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鼻も目も 声までやられ 無理やり歩く 健康のため
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キンキンに 冷やしたビールの 横にある ジャスミン茶を 俺は飲みたい
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短歌詠む机の上は白黒で出来ているんだ 目を光らせる
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残月を捕まえんとし上昇す 白き巨人の手の形の雲
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焼肉屋 ワンコインクーポンで もつ鍋よ 何飲もうかな ここはハイボール?
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手術後の院内感染父コロナまさかの坂をひとはのぼれり
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恐ろしい男が通りで騒いでる みんなの見る目が恐ろしくする
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母伏して 徹夜付き添い 入院し 『帰りたい』との 母を説き伏せ
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見るだけで満足だったあの影を 今は見るのがとても苦しい
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そのひとがキーホルダーをつけるとこ想像したら愛まで行けるぜ
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切なさが 思い出を超える 昼下がり ニーノ・ロータの 旋律が舞う
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