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空振りをしない僕らは犠打の神ここなら振れる豪快の先
17
待ったなし先遣隊の春が来た 梅干しおにぎり持って行かなきゃ
20
テレビの音に突き上げられて休みたる 疲労困憊朝寝する
9
元嫁の チョコを息子に 預けたよ LINEの通知 スナックで見る
6
一気に春! 「啓蟄」はまだ先なのに 寝てた生き物 ピョンと飛び起き
10
終わりの風を見てみよう 映像に メディアの中に 身の回りにも
10
右脚の弾痕示し戦争を 語りし父の享年を超え
29
大国が 咳をせずとも 蠢いて 風吹き荒れている先進国
11
会長が 俺のデスクの チョコを取り 黙って食べる バレンタインデー
7
朝の空気 胸いっぱい吸い込んで 気力復活! きょうを歩いてく
13
あちこちを 飛んでる言葉 「自由自由」 捕まえてみる? 重いか軽いか
7
座席にて 持ち主の無き マフラーは 何処で迷子に 揺らるる車両/降車後に駅員さんへ届けました
28
鼻の粉さえ厭わずに口つぐみ羽根は狐と君の焼き上げ
16
息を詰め 体竦めて 時を待つ 合格発表 悲喜こもごも
13
怠慢を 見透かすように お米跳ね 一粒一粒 拾いあげたり
9
呼ぶ方も 呼ばれた方も ただ辛い ワンメーターの 通院タクシー
14
突き刺さる キャッチコピー ありたれど 何をどうする 問いかけてみる
7
人はまた 現金なもの 愛おしき 底を流れる 自律と他律
8
思いつく ものを歌えば それでよし 浮かばぬ日には 口開けて待つ
13
子がハマる 昔のライダー 評するは 大きな友達 「子供に媚びすぎ」
8
あじきなし さいわひなりや城崎の雪積む梅にメジロの遊ぶ/折句
18
詠みつかれ往きつきたれば蔓橋
月光菩薩
(
ぐぁっこうぼさつ
)
は輪廻に
座
(
おわ
)
し/折句
16
咲き初めし梅に白雪降り積もり溶けて色艶失せし
姥梅
(
うばうめ
)
35
うしろから 視線を感じ ふりかえる やはりお前か リビングのG
4
気を抜くとポンデリングと言いそうなパンデミックの遠ざかる影
18
気を抜くとポンデリングと言いそうなパンデミックの忍びよる影/反転あるいは円環(ドーナツ)
11
いつもなら 雪掻き追わるる我が里も ひと山越へれば天国地獄
19
絶景の桜に
被
(
かぶ
)
せしキャッチコピー駅構内で春につかまる
52
立ち上る 湯気の向こうに 宝島 バスタブ号の ジャックスパロウ
7
あのとき きみに一杯の水を差し出す勇気があれば
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