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人はみな見えない辛さ背負いこんで四十六で乗る肩の凝り
9
右で噛む味はなんだか違うんだ肉に混ざった空気が多い
7
あの道の グラジオラスより 白きシャツ 君の視線の ただ 眩しくて
12
ミラノ風ドリアを箸でいく私 イタリアの風遠く離れて
11
夜半の雨止みて差し来る朝の陽に葉末の露のキラキラ光る
33
いつの日か 貴女と記念日 作れたら 笑顔を想い 胸を熱くし
21
大げさに荷物運べば血流も時間も過ぎて肩ほぐれたら
7
奥歯から
S
O
S
が伝播して肩にとどまり不調を刻む
9
白無垢の角隠しせる白鷺が水面の
朱
(
あか
)
の金魚
掠
(
かす
)
めり / 朝の公園の池
30
いっぱいになったら消してくストレージこのストレスも早く消してよ
14
泣きすぎてクマ でももう泣かない 大丈夫 ライブに向けて 全力全開!
20
およふく
(
お洋服
)
とか だいすきなのよ においする おかあちゃんの
おざぶ
(
お座布団
)
に チビ猫(取られた😹)
14
午前四時 ちま猫ちゃんケロ 片付けて 結局 睡眠2時間刻み
15
世界には愛とダジャレが満ちている恋だ愛だと
戯
(
じゃれ
)
れ合って
10
モノクロのプラットホーム片隅に泣いているよう銀杏の枝垂れ
10
紅白の司会の報を聞く頃はもう少し涼しい頃と思ってた
7
広辞苑で「菊日和」を引き期せずして「菊枕」とふ言葉を知りぬ
7
窓を打つ
雨声
(
うせい
)
に
目醒
(
めざ
)
む
黎明
(
れいめい
)
の 冷え込みぬ寝室
秋入梅
(
あきついり
)
28
寒き宵
み
(
身・見
)
に染むるこそ 唐錦
はたおり
(
機織り・きりぎりす
)
おはす 月夜ひろがる
8
適量がどうもあなたと違うのか食えたものではないこのレシピ
18
実用化されたらきっと買うだろう不思議の国のアリスのキノコ
5
おはようと言えばおはよう返りくる 家のぬくもり老後のふたり
19
藤袴やっと秋よと咲き告げて アサギマダラをやさしく迎え
9
健やかに新しい朝与えられ 一期一会の命を生きる
11
居眠りの老人集う図書館は静か快適天国のごと
8
山里の土産真白き濁り酒 一人手酌す秋の宵闇
49
鮮やかな 黄色に染まるイチョウの葉 並木に敷き詰め絨毯となり
20
姫君のやうに 懐剣しのばせて 寝るのもいいな 強くなれそう(ペーパーナイフですが
🗡️
😅)
17
黒猫が 前を横切り 雨降られ おみくじ引けば 明日も凶だ
4
ゴミのこと 捨てたくなくて 忘れても そこにあるゴミ なくなりはしない
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