腕時計 着けたことないブランドも 時間の檻に入りたくない
11
誰が為に生きながらえし命かな秋風に揺る木の葉仰ぎて
17
日の出まへの涼風に薄掛け引き寄せて最低気温が17度と知る
10
薬さえ跳ね除け疼く左目にふと思い出す不動明王
10
ふんわりと 切られし甘に 子らが笑む 来世は私 カステラになろう
6
歳月と 一緒に年取る 仲間たち みんなで乾杯 次はいつかな
9
歳をとり 諦めばかりの 人生さ それでも前へ 明日を信じて
11
さよならの 別れ切なく 苦しくて だから聴いてた 山口百恵
8
嵐にて一致団結した人も 散らばっていく 台風一過
10
あと十分 時計の針見てやっちゃった まだ寝れるからと ちょーっと仮眠
7
飽き足らず深夜のスマホポチポチ波あり切り込み白目剥きたい
4
母知らぬあの子が私を呼びに来る心の底から子供になろう
23
変わり種どんな新芽も花となれ 三一を信じて高らかに咲け
16
夢を見た あなたが お空に かえってく いつか私も 空の向こうへ
9
お月様 届かぬものの 代名詞 なのに聞いたか! 「触れた気がする」
5
溶けかけの 氷掴むよう 秋は逃げ
4
ときどきは古風な歌に染まりたい AI師匠の手解きもよき
13
わが身さへ易くは変われぬ石礫いしつぶて そを恨みて問ふもをかしき
13
スマホを投げ捨てて涙は枕へ 目を閉じるなら日はまた東へ
6
流氷を渡るちいさな手ひかり わらう はしる きしむ怪獣の貌
6
著名じゃない 好きな音楽 それでもさ だれか聴いてる 静かな夜に
11
ドラゴンボール記念貨幣とか欲しすぎる 造幣局さんの粋な計らい>い出よ神龍!🐉
14
不器用な者たちに捧げる大いなる撤退のための行進曲
8
ぐったりです へにょへにょだよ と送り合う 疲れた自慢なんて変だね/多忙
19
笑顔咲く 見返る君の 火照る頬 夕焼けひかる はだける上着
16
ゴミ袋 青のネットをかけており 布団に潜り蟹の夢見る
8
君の頬真夜中想い手を伸ばす一瞬月に触れた気がして
28
日傘閉じ 上を見上げた 顔に降る 九月始まり 金のおひさま
14
春先に 実桜募みざくらつのる かかるかせ 友の首輪で お手のおかわり
12
陰謀論満ちた頭でメタ認知 歪んだ道でも歩きやすいの
7