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薄紙で 蝶を切り抜き 青空いっぱい舞わせてみたい 春よも一度
19
月曜に朝から見事な
土砂降
(
どしゃぶ
)
りの
水溜
(
みずたま
)
りまで風に
しぶく
(
・・・
)
か/しぶく=激しく吹き付ける又は飛び散る様子
24
雨に濡れゆらめく窓に映るのは微かな波の吹きゆく硝子
15
本歌取り 詩的飛躍の再点火
S
D
G
s
へ リユースなるか
15
長袖の猫柄パジャマは 暑いかな 悩み始める 卯月の末に
27
銀色のフックは君に届くかな 天とを繋ぐ伸縮リード
15
量刑は己が下せば完結か為さざる罪に無名のこころ
17
痩せ我慢一つ覚えの減らず口死んで治れば苦労はないが
7
雨音に慰められた夜もある伊達を気取って濡れて歩こう
12
ゆふぐれに黒を一滴さしたあと不機嫌な雲しっぽをのばす
14
雨の日は 映画鑑賞 定番とす
晴耕雨読
(
せいこううどく
)
を 楽しみにけり
16
真っ二つ割れたお気にのマグカップ僕の身代わり傷を引き受け
29
俺はまだ本気を出してないだけだそう呟いて鼻くそほじくる
16
干し物を取り込みぬ午後 ベランダを舞ふ蝶に癒さるる 薫風
35
紫陽花よ母の愛せしつぼみたちのぞく紫あさひを待てり
28
娘より「和顔愛語」と諭されて寂しき顔のピエロの笑い
39
妹の「びっくりしたけど大丈夫!」LINEに安堵す 早朝の揺れ /十勝
32
ショボ雨が 家出るや否や サザ雨に もうワイパーも 追いつかないほど
13
雨粒が 藤の魅力を 引き立てて 疲れた我に 癒しを与え
36
何故だろう ふと寂しさが 込み上げる 眠れぬ夜に 貴女を想い
26
ニュースにもならなくなりし戦争の弔ひあまた続く今日かな
18
ポロポロと四月の雨の落ちる朝母送り出すデイサービスの日
29
薫風の
八東川
(
はっとうがわ
)
を鯉渡し水の匂ひに聴く夏便り
25
星月夜扉はずっと閉じたままギンヤンマしか棲んでないのに/折句・ホトトギス
14
言葉にて 画像を描く ラジオなら 震災報道 頼りにするぜ
19
リプ欄の 言い争いを 見て思う ここでの勝ちに 価値はないのに…
7
朝まだき 夢の途中に 雨音が あの夜と今日を 掻き混ぜていく
23
蝶の舞う 春うららかに つむじ風 明日の行方は 誰ぞ知るらむ
15
指先で籠めたる微熱 数
糎
(
センチ
)
先の未来へ幾千里駆く
13
点々と 続く足跡追いかけて 愛しき
愛猫
(
きみ
)
は陽だまりの中
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