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嘘つきの態度を取らず正直に 狂って下さい 地下の歓声
3
山深き町にも消えぬ小さな明かり静かに老いる人の営み
10
牛糞の 再生利用 辿るれば ダージリンティー 島根の仁多米
11
梅雨明けを待つ夕暮れは 天国が覗いたように雨雲
煌
(
あか
)
く
11
帰り道抱きついてきた友がいう「酔ってるからだよ」いつもじゃねぇか
6
偶然の鍵が開いたら止まらない 盗みはしない読破するだけ
4
臭いから蓋をしてんだこっちもよ 家まで訪ねて確認するな
1
血を吸って あなたとの子を 残したい 白い二の腕で 割れるのもいい
4
いそいそと おちょぼの口に 詰めた菓子 見とれて止まる 僕の心臓
10
お隣に座ってくれてありがとう ようやく僕の出発が来る
4
己が眼を 避けたる他者は 同じもの 内なる傷は 死する時まで
10
予告編 流れる涙 そのままに これを見るまで、息を続ける
4
ためらいも せずに
100
円 シャワー浴び 「ヒィーッー」となった 遠い夏の日
7
午後八時 きみの街から花火の音 ひとりビールで灯り探して
19
毛抜きさへ挟めぬほどの顎の毛が気になってゐる今朝の煩ひ
11
七夕の短冊の文字のたて横に乱るるほどに手が震へけり
11
遠つ代の屯食(とんじき)食らふ白丁(はくてい)を身になぞらへて握る強飯
8
熱運ぶ 樹々も騒めく 炎風
3
人間と 自然交わり 空模様 見守りたりし
宙
(
そら
)
の父母
11
迷い出た 崖の上から 夕陽見る 子どもら抱え 同じ目線で
6
暑中耐え 呷る酒缶 掲ぐれば 季節で変わる 星の飲み友
3
くじ引けば今日もトイレを引き当てて「トイレの神」とあだ名つけられ
20
デイケアの朝は掃除で始まるがくじ運がなくトイレばっかり
21
山背吹き 心寒々思えば
凶作
(
ケガズ
)
年 我飢餓知らねど ただ伝えゆく
4
朽ち果てし 巨木身をもて 教えたる 風雨雷 地震干ばつ
13
URYYY 胡瓜生長し ズキュウウン 蚊が刺しにけり 夏なりしや
3
グループで 花火大会 やみの中 だれが好きなの アイコンタクト
16
生
(
お
)
ふしもともとな伸ぶれば
所狭
(
ところせ
)
き杣の屋すべて虫の
籠
(
こ
)
になる
4
孫1歳 お泊り3日 よく食べて 常に動いて 爺婆ヘトヘト
26
すみません 蚊のなくような声で言う ほんまの蚊ならその場でぴしゃり
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