ゆううつの「うう」の部分を抱き寄せて頭をなでる真っ暗な部屋
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ログインボーナスはないけれどユッケジャンとコムタンクッパはあるよ
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長雨でぶよぶよにふやけた空気 蹴散らし歩け 黄色いブーツ
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自己責任 だけとも言えない世代だが 言える矜持に憧れている
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アボガドをはじめてとはいえ なにもかけずに食べたあいつはアホかと 
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明日の朝 自分が息をしているか 心配な時はまだまだ平気
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自虐とか妬みも呪いも ひとさじの力にはなる 不本意ながら
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晴れの日 または雨降り 寒暖の 差が気になるは  家庭菜園 
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放課後の教室響くゲーム音 叱られてこそ 友と青春
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この時期は街に御目文字 頭に手首に花を添え生命力増し
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真夜中に 米炊き シチュー作り置き 成し遂げた気になった一日
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知覚過敏様は 来た時ご同様 そろりとお帰り 歯医者はまたに(早よ行けー)
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侘び寂びの 寂びをちゃんと言えてたら私、今頃幸せだったかな
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時計の針 時間を刻むごとに部屋に一人、虚しく伝播する。
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ぷにあなの 後ろの穴やる気スイッチ見つければクリストファー 袋に残るは 黒棺破道の九十
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︵ふぃくしょん︶習さんは 上院 民主 推すために 米国債うり ロスの応援 \トランプの国内派兵に民意かいにゅー。
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店員も人間なんだわかるでしょ?けれども今日も小銭投げられ
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息が詰まるのは、人によって空気の濃さが違うから
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傘バンと開らいてパッと飛び散った金の音符で雨に歌えば
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何かを忘れたようなまま 何もかもが終わっていた日曜日
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10年なんて、短いもので 夜明けを繰り返すだけなのです。
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孫愛でるじぃじの言葉ハッとする「子はかわいいべ」
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君に、なってみたいものだ。
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ぱくりと大きなひとくち 君は真夏の向日葵に似ている
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肩に夫 腹上に猫 これが両手に花ってやつか
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ごろにゃんと ごろりと転がり 鳴らす音 君はどこから来たのだろうか
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木苺の あぁあと少しと染まるのを 待ちに待つけど 鳥疾しかな
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逢いにゆくあと一日を待てなくて旅立つ兄のあゝ勇み足
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曖昧な朝のぬくもり コーヒーを大人が好む理由わけを知った日
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一年は 元気でいるから 来年は 旅行に行こう と やめてよ フラグ
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