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次出たら退治しようと隙に去る
G
を見送り得物考え
14
目を閉じる 五十年の意味を問う 同じ電車で新宿に着く
14
風熱く祭は終わりセミが鳴く球打つ音の乾いて響く
8
何釣るの? 集う野球帽
庇
(
つば
)
寄せて 青き風吹く 少年の川
8
「撮れたよ!」とはしゃぐ声など聞こえそなはやぶさ2のここぞの一枚/遅れ馳せながら
12
炎天に低く
読経
(
どきょう
)
す虚無僧と
燕
(
つばくろ
)
覗く駅舎の
庇
(
ひさし
)
27
暑いより熱いのかもね 鍋のなか 蒸されて焼かる 夏の入り口
8
懐メロにすっかりハマる偽なのにAI
Vinyl Collection
(
ビニールコレクション
)
/それふう
10
日々入る買取チラシ見渡せどガラクタばかり山積みの家
14
それぞれにそれぞれの道歩いてるそれぞれの人それぞれにゆく
7
掃除せば珈琲豆とカリカリと錠剤の出る隅と隙間と/台所
22
おしめ替え洗顔食事着替して送り出し後は脱力タイム/デイサービス
18
早起きは三文の徳 二度寝する時間ができた これも三文
11
文月に薔薇咲きおれば秋桜もいつの季節かうちの庭先
7
車椅子靴履きましょと母さんにクッククック♫と歌い履かせて/青い鳥〜ぃ
17
切り傷を負った私に大丈夫?とバンソコ持って来てくれた我が子
5
水漏れは雪降る前に直さなきゃ思い冬越しこの夏もまた/外の止水弁
13
AIに人間らしさを乞うヒトに 愛想笑いをピコン♪とひとつ
7
落ち込めばくだり坂すらきつくなる暖簾腕押す風吹く柳
6
夏の朝 弾む足取り散歩のワンコ
主
(
あるじ
)
見上げるその目に信頼
14
市の健診 前立腺に異常あり いっそ宦官になってしまうか
16
サイトより ご参加途絶へし方々の 息災祈り 復帰を待ちぬ
21
湯の出ない古いプールの水シャワー 一気に浴びて「ひでぶっ」と叫ぶ
15
高ぶりし心なだめる薫衣草青紫の風吹き抜ける
5
腰曲げた枝もわずかな光恋う生まれの違い嘆く暇なし
7
迷い道伸ばした右手触れる指 木洩れ日のよう傍らのきみ
5
空き時間 作れるように 工夫して なぜかできたら またすぐ埋める
6
スマホ画面 バキバキなれど 愛おしき 我のみぞ知る 猫の牙跡
8
ドップラーシフトの軌跡をえがきゐるISSの信号を追ふ
8
ついに焚く 蚊取り線香 一縷立ち 虚しき戦 煙と終わる/なお痒し
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