赤き月 仰ぎ見るのは 同じ空 遠き街にも 思い馳せたり
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クーポンの 期限が迫り ささやかに ポテトとドリンク 笑顔で味わう(ポテトL 420円→200円 ドリンクS 250円→120円)
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寝る前にキムチご飯を食べました。罪深き吾をお許しください…
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買い出しと 3食調理が 我が日課 いつか載りたい 素敵な奥さん
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十六夜の月に祈るは もう決して 届かぬ願いではないと知る
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大ぶりの 秋刀魚に歓喜 火を通す(フライパンで) 殿様気分で ちびちびと呑む
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タグを切る 確かな日々の手触りを 掴めた気がした今日は祝祭
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細々と法師蝉の声 物哀し 秋の虫の満ちる月夜に
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パツパツに言葉が詰まった頭陀袋穴が空いたら流れ出すかな
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目をそらしさっきはごめん呟いたイケメンすぎる息子の謝罪
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夏日向 緑の光るあの庭で 祖父のリヤカに乗る夢を見た
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「ダダダダダッ」撃たれた命は無となりて虚無が世界を呑み込んでいく
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魚焼き グリルの手入れが 面倒と 購入以来 一度も使えず
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もしかして高市さんの眉毛って 油性マジックで書いたのかしらん
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もう全て出し尽くしたと思えたら それは死ぬ時きっとそうだね
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練習し できたところを みせようと するが慌てて 上手く決まらず
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もう九月ヒューンと音が聞こえ来る 時の速さを見たのび太のように
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「かわいい」って きみが言って 確かめて よっ友にすらなれない距離で
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最寄り駅まで 同じバス 同僚と待つ 茜色にむバス停
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月輪がちりんに 雲が掛かりし その様は  団子のさかなに なりにけり
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下記の短歌の多角的な分析と率直な感想を聞かせてください ダル絡み して来た奴が 謝って 見ていた奴が 褒めるという茶番
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掌紋しょうもんは 運命決める ものでなく  過去の辛苦を 越えたる証
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旅先の 奇跡の瞬間切り取って 全員が目をつむった写真
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川太郎 見つけて挑む 草相撲  皿が乾きて 仕合しあい流るる
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今川焼き 毎度の如く カスタード  時が流れて 粒餡となる
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さそへども、かわし、いなされ、転ばされ、また受け身ばかり上達する恋
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他愛のない会話に満ちたあの時が、「他愛なく」などあるはずないのに。
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あと少し あと少しだけ 浸らせて 甘く苦しい 君の思い出
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パロディ世界大賞不動の第一位はっ(ジャカジャカジャン) 「朝鮮民主主義人民共和国」
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耳撫でるゆりかごのうた 傷付いたインナーチャイルドが今日も泣く
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