息継ぎがないとほろびる毎日に無理しないでと言われましても
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サイゼリヤ一杯百円のアンビリバボー気が付けばお歯黒に
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山本五十六とは別に友達にはなりたくない
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熊の手でかき集めたる枯れ草を マメに散らされもうママいやだ
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ふとんにて目を開けたままスペインの砂漠に寝転ぶ猫を撫でてる
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耳かきの先端にいる人形の首が折れた日 なにか起きそう
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長靴がいらない街に慣れていく 都会の冬の風に吹かれて
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裏起毛透過し肌を刺す冷気内か外かに一枚要ると
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我が胸に おもてうづめて なほ好きと 言いし言葉ぜ 忘れかねつる
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与党だしとっととやればいいのにと思う公約千に三つの
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いつからか 頭の中は 食べること でいっぱいだ 食いしんぼか年か
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久々の雪道安全第一で 後ろの車列はプレッシャーでも
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豪雪で家に籠もりて幾日か 食料尽きかけ いざ買い出しへ
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蒸し料理 時短で美味で 凝ってます さすがに毎日はと夫が言う
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母のる 軽に乗せられ 幾星霜いくせいそう ハンドルの指 くゆらす紫煙しえん
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本開く立って歩いて読み進め壊れてしまった夜の平穏
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ゆずれない避けたい事と望む事今は何だろ票の行方に
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ああそんなやさしく笑わないでくれぼくは仔犬になってしまうよ
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息をするかのように歌詠みたれば 吃逆しゃっくりなども華となるかは
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雪の中 開いた花もあるからと ほざく輩は温室育ち
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月食を見れないきみに月食の写真送ってるベランダ、風の
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ストーブと 猫とカフェオレ ホッと一息 部屋から眺める 凍てつく景色
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そうきたか 番狂わせの人生に 笑う俺こそ最強スーパー主人公ヒーロー
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朝の土曜二階の音で目覚めればどうやら掃除機買い替えた音
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あめだまとバンドエイドをおまもりに生きていく なにか欠けたままでも
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会えなくて抽象的になってゆく  気持ちも声も思い出さえも。
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頬染める君に捧げよ 雪溶けに溜まる水こそ『虹』の光らむ 
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泳いでる 時の名前は テラピアだった お店に出たら タイに変わった
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新下剤 身体に合うか合わせるか 初日黒星さて二日目は
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七十になりましたかと尋ねられ八十一とすぐには言えず
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