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スポンジを新しくして ふわふわの泡に癒さるお勝手仕事
25
アチコチで ひとつの空を見上げれば 違う星座が同じ夜なり
9
テレビでは 医者の儲かる 話題だけ 検診治療 予防接種
4
真夜中の誰も渡らぬ交差点 変わり続ける信号の孤独
8
耳鳴りの ツボを探して 打ち叩く 痛みに耐えて 音量ダウン
4
ああだこう 言ってるうちに テレビでは 葬儀屋さんの 歌声響く
5
夜も更けて 五階の窓に 涼し気な 虫の鳴き声 耳鳴りのよう
5
左耳 奥の方まで 鈴虫の 綺麗な声が 響いています
6
すずむしは夜更けにえらく鳴いている あきあきあきあきあきあきあき
6
咲き始む金木犀の香を乗せし甘き秋風吸ひ改札へ
26
読んでいる長期連載作品が 続く喜び 終わらぬ不安
8
若きより窪田空穂を師と仰ぎやや物足らぬ良平の歌 /マンモス氏に
8
神妙な顔でこの場を乗り切ろう 実はなんにも聞いてないんだ
17
帰り道 鞄で眠る日焼け止め 秋桜眺め目を伏す向日葵
6
その昔 不吉な花と
厭
(
いと
)
われつ 今も野辺 凛と顔上げ燃えて群れ咲く /彼岸花の群生に惹かれ…
17
世過ぎして魂揺れることもなく我が粘膜は踵の如く
4
空高く 鰯雲あり 変わらぬは ワンコの元気と 挨拶の渦
18
虫の
音
(
ね
)
を声と聞きなすことあれど いと憎きかなあぶれ蚊飛びぬ
8
老木の木肌にそっと手を添えて いのちの重さ 問いかけてみる
20
運転をする前たしかに穴開いてなかった靴下くつ脱げば穴
8
幼子の語る言葉が美しく数えてみれば五四五で
8
無垢な木の床板に伏せ刻む段ボールカッターの傷は青し \文化祭準備
6
幼少の 退屈しける 移動時間 大人の旅は 瞬きの間に
9
台風に追い風送る休み前 お前に休みはないのだ走れ
7
空の果て数えきれない星々の今の光が届くころには…
13
揺れるバス うとうとしつつ 窓を見る V字の鳥の 先に夕闇
9
辞めますと 荒い海へと漕ぎ出した 君の船出に幸よ多かれ
8
高市よ 内閣改造 良くやった オールドメデア 気になさんなよ
4
立ち合いで鹿沼インター降りし日に半田良平なる歌人知る
9
時を経て 「拳」と「脅し」 厳罰化 救われないぜ 還暦過ぎは
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