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ナカムラはスラムダンクを読むために 整骨院に元気良く行く
12
浮いているから生き辛い 犬または魚の様に腹を面に
5
うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
39
孤独とは卵の殻の薄さにて焼かれるを待つ 夜の火のなか
26
駅のそば銅像の前待ち合わせこちらを見てる騎馬武者の目
14
刻み
給
(
た
)
へ 君よ
吾
(
あ
)
が身に 常世なる
不毀
(
ふき
)
の夜桜 散るをしらねば
22
いずれ来る独居老人要注意その看板を背負う明日が
23
諦めを覚悟と呼びて生きてゆく この身はすでに森に降る雪
49
傷あればこそ愛でらるるこの身体賢くなきを許して歩む
29
美しく老ゆることなど叶わねど素晴らしき日々抱きて進まむ
31
月光を束ね結んでつむがれたから きみのはだ やはらかである
8
暖かな リビング抜けて 浴室の あまりの冷たさ 熱めの湯を張る
14
忙しい合間の明日の休日は女
ひとり
(
一人・独り
)
で
スパ銭
(
スーパー銭湯
)
に行く
11
田舎者 空気も読めず 発言し 浮いているよな よそ者気分
4
ただ行って 帰るだけでも 面白い 時には都会 歩いてみたら
5
似たような 若い人らが ぎゅうぎゅうに 詰め込まれてる 電車に独り
5
人類は 若い母親 父親の 愛と努力に 存続を賭け
4
生きること今や
明日
(
あす
)
への期待より記憶ばかりの回転木馬
18
温暖化 「冬はやっぱり 寒くなきゃ」 そう言いながら 待ち焦がれる春
14
おみくじの 意味もわからず 景品を 貰えるものと ああ勘違い
3
ラブレター心で書いたものだからあなたは
明日
(
あす
)
も変わらずにいて
14
ありがとう 人の親切 身に染みる 中央道は コバルトブルー
7
吉祥寺 人波を縫い アーケード 駆け足で行く 遅刻も遅刻
5
死ぬことも誰も知らずにいれることほのかにそれは有り難きこと
9
国分寺 乗りかえ迷い お隣の 女性に尋ね 礼も忘れて
3
緊張で 誰もしゃべらず 降りるとき あずさの中で 頭叩かれ
3
日々ノルマひとつ足りない口惜しさ「んん〜」と巡らせ無駄を探して
19
トイレット ペーパー垂らし 町中を 歩いた妻に 文化勲章
4
風当たり 刺さる冷たさ耐え切れず フードとマスクで己を守る
10
雪舞いて 音をのみこむ
冬帳
(
ふゆとばり
)
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