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タニマチの思い切なき横断幕「平常心なら 一番つよい」
6
このチョコが美味しいのよという音で「中山美穂が死んだの」という君
8
トボトボと朝ゆく娘の足跡を拾って今日のファイルに綴じる
8
曲がり角片目の猫と鉢合わせ 強く生きなよ春は来たから
19
コンクリに スマホ落として 打撲傷 大丈夫そうだが様子みる
14
波がしら 引いては寄せて 泡となる 朝霧湧きて 磯小島映え
11
今を生き 目の前のこと ラベリング 彼岸の入りは 春を知らせる
29
梅園の 寂し
艶
(
あで
)
やか 薄れ日に
跳
(
は
)
ねた小鳥や 春はほのかに
9
列島開花
桜の
(
はな
)
扉が開かれてピンクのニンフが駆けめぐる 見落とさないで私も待ってる
10
フライング やっちゃったねと 冴え返る 医大の庭の 桜花(はな)を慰む
11
巡りゆく 血潮の音の 心地よき 春の夕べの 手枕の夢
14
にこにこと 微笑み絶えぬ あのひとの 悲しみ深き 顔もわが知る
9
如何さまに 見そなわすらむ 釣り針の 如く痩せたる 月に思いぬ
8
雨の日は 晴れを祈って 晴れの日は 雨を祈った 三月の
自室
(
へや
)
9
牧水の愛用してた酒器なのと言われて見ても百均にしか
19
冴ゆる空 吹雪く狭間に 冬陽射し 一歩ひとりの 影法師
8
日々眺む開花の時を急かすよに ソメイヨシノは我関せずと
24
我が足に 頭のせぐっすり眠る君 痺れがきても 動けず我慢
23
羽々斬
(
はばきり
)
を 構えて
大蛇
(
おろち
)
幻影の 我のクロユリ 断ち切れぬなり
16
生命は地球固有の現象で 指紋と等しく他にあるまじ
15
我々は 他国の民に 依存する わが研究者 わが大リーグ/
○○
(
トランプ
)
調
9
君去りて 落ちし蕾の
紅
(
あか
)
きこと 子の呼ぶ声に 我は老いゆく
14
煌々
(
こうこう
)
と 耀いていた コンビニに 世の冬景化 停滞感覚ゆ
6
「二季」などと流行り言葉で憂ふより 今ある春を長く愉しめ
18
遅れれば遅れるほどによろしきは 桜の開花春が長保ち
20
ヒトカラで、ケツメの『涙』を歌ったら、涙が止まった。たこ焼き美味い。
5
靖国の 標本桜 武者震い 初舞台前の 女優のような
6
方舟の秋津島にてゆるゆると ハルマゲドンを高みの見物
15
墓じまい覚悟の行く末 「僕が守る」次男の言葉 胸に迫りて
23
プログラム バグが見つかり 呼び出され 専務の毛根 バグを見つける
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