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暁に 勤めに向かい 横見れば 宵闇に居た 猫が見送る
19
タレ過ぎて 塩に嵌りて タレ戻る 齢の旨み 焼き鳥のごと
11
デジタルの18度18時
18歳
(
じゃうはち
)
の君 青き光に
7
雨露のあやめの甘き香りたつ嵐の去りしさやけき
朝
(
あした
)
36
青春はちょっとビターなくらいがいい マドモワゼルに惑わされるな
6
割り箸を折らずに捨てた弁当が指定ゴミ袋でする蜂起
13
たんぽぽの綿毛夕日に透かされてカッと燃え立つファイヤーボール
15
地下鉄の泣けぬ堕天使、窓外に すみれに染まる心抱きて /すみれの花言葉「小さき幸せ」
23
この時期に寒くなるのは田に張った水のせいだと皆口にする/真偽
17
雨上がり いつしか陽光力増し まだ柔らき ものの芽に降る
39
そよ風に 乗って大空舞う綿毛 自由を求め雲の彼方へ
22
逆風で腹一杯の鯉のぼり。吾にはなきその強きメンタル
12
白雲をまばらに隠す鳥たちは天国なんて目指していない。
19
季違いのもがり笛熄む丑三つに 蛙の鳴き音ふいに戻りぬ
19
さっきまで てをつないでいた ははおやが レジまえにいる このひとはだれ?
3
薫風が だるい背中を 押してった まだ動くかな やる気スイッチ
20
手はなさば 生きて帰らぬ
夜
(
よ
)
を重ね 二度目の春の 横顔盗む
12
喪失の 度に一首を 創出す 一種の素質が 自死阻止続ける
8
自閉症のアーティスト居る床屋さん稼げるほどのマネージャーが居て
20
夢はあるすっと画家だけ目指してた絵を見てもらう術を知らない
26
財布の中1000円札の数を見て千円札を旧札と知る
3
働きたいでも障害が邪魔をするそれでも出来る仕事をしたい
29
マイカーでガソリン入れて走るよりタクシー使え?矛盾している
22
金が無きゃ気持ちを込めて作れない買えもしないよ生活保護で
19
風光る 水面に届けや 葉桜の 風にひらひら 舞い空埋み 五月晴れ
6
「この
宙
(
そら
)
は全部オレの!」と神木は緑の腕を伸ばし続ける
11
ボイジャーが宇宙の果てを目指すころ私は部屋の灯りを点ける
17
花冷えの 夜風にぬるい くしゃみして 心を清め 思う君かな
30
高々と 波の傾斜が 上下する 船にお金は 出したくは無い
18
雪の岸 山猫群れて カワウソに 狙いを定め 眼光冴ゆる
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