芝刈り中 慌てて跳び出すエンマコオロギ 邪魔してごめん 庭に秋の香
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雨予報キャンセルをせしキャンプ場目覚めてみれば晴れ渡っており
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車窓から見る三毛猫に懸想して途中下車する土曜日の午後
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まとふ光(か)ゲ一カラットの草の露 触るれば消ゆる朝の幻
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空失くし帰心一入(ひとしお)鴫なけり 我が胸を突く羽音かなしも
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待ち合いに響く声主追いたれば いかつき・まるき 肩の寄り添う
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風を乞ひ風に逆らふ秋ざくら 揺るるたびごと光零せり
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銀河濃しスターリンクの光(か)ゲ去りて また静まりぬいにしへの空
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木犀のふりまく金花香る夜 君と歩いた日々は愛おし
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長雨と野分けの隙間で米を買うたまってたトレーがさがさ持って
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「そふぁ」のうえ コロンとまるい ちま猫ちゃん おかあちゃんの ぬくもりのこる
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閉じた傘 家路の終わる その先は 紺色の空 一番星よ
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黄昏れの かすみかかりて 淡すすき 枯れ野を巡り まぼろし消えゆ   
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快晴の田園地帯 嬉々としてタガメを探す子らを見守る
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デイケアで弾むおしゃべりリハトレは心整う貴重な時間
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悪魔だよ  何も食べては いけないよ  豚になりたく ないはずですよ /3/3
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天使だよ  何でも食べて いいんだよ  豚になるのは 当たり前だよ /2/3
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何を食う 何も食べない 二択です  頭の中の 天使と悪魔 /1/3
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こう言えばそう言い返すを解りつつ夫婦の諍い今朝も些細な
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生温い風と曇天目を伏せる 不穏な時こそ開けよトキメキ箱
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usugumoriarashinomaenoshizukesanikaodasuohisamagokigennaname
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痒くさえなければほんの少しなら あげてもいいと思ってるのに
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眠りたいような眠りたくないような、そんな待ち合わせ前の夜
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にょきにょきと茎出ではじむ彼岸花 庭の隅にて咲くを待つかな
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履けるのね 10年前の スラックス 俺は黙って コンビニへ行く
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みそひとの物憂き秋の波立ちて ひとり櫂漕ぐ言の葉の湖
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誰(たれ)思ふ人を思ふと云ひながらわれを思へり由無(よしな)き涙
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押入れの隅に見つけしマムシ酒 亡父(ちち)のまなこか 吾を睨みをり
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もうやめて理由(わけ)言えないのどうしてもはしゃぐ子供らうつむく地蔵
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もっと会うことはできたと悔やんでも 充分会ったと菊は笑って
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