採れたての野菜で作る肉じゃがや新鮮なれど生では食えず
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匂い立つペトリコールと土の香と強き雨音心鎮める
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はやくして問題用紙今すぐに埋めてしまえば夏に入場
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カフェ出れば雲は厚くて灰色に 節々が言う雨が近いと
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咲きつゝも 散る浜朴はまぼう一日花ひとひばな 若くて逝きし人を想へり
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完成す ゴーヤカーテン オマケ付き 初採りゴーヤで チャンプル味わう
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蛾と蝶は似るも扱い差が有りて己を見ればおそらく蛾側
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同い年の十五は若く見える子が遠目に見ればそれなりだった
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ETの黒ティー濃厚アイメイク寂しささえも可愛くなって
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鎖樋くさりどい 滴り落つる 驟雨しゅううすら 地に安らるる 夢を見るのに
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く向こうに何があるのかをおすまし顔で知らぬげに夏
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嘱託へ衣替えかなiMac Linux着て窓際にゐる
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独り言 おおきな声で 云っている 空しいけれど 心地よい朝
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ピリリ効くわさび醤油でキューちくを食みて涼まん夏の日の晩
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パナマ帽羽織りが粋なお頭が 早く行け行け雪駄で急かし
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真っ黒な濡れたワンコが見えますか 虹滑ってる、あれがうちのこ
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労りの言葉の嬉し朝涼に 鳴き出す蝉と今日を始めり
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三次元距離では測れぬ「送信」と親指の間を満たすもの
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ベランダで熱風吐き出す室外機 破れ船の水 掻き出すごとくに
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雪壁と茂る草木と真逆でも 同じ峠の見通せぬ道
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君と夜 眺めた月が あった位置 今すぐ夜に ならないものか
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手摺てすり伝ひ おもむろに上りぬおうな 点検中のエスカレーター
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空に発つ木の葉が俺をひと目見て飛んてきたから前が見えない
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あの人の手は頬杖をつくためにあるようでとても近寄れません
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長雨を抜けた先には虹かかる あなたと紡ぐ言の葉の庭
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誰この子この下はだれこれはだれ 男児はたまに団子に変わる
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馴染みの地 なお離れ難く 青雲の  夢追ふ老いの 後ろ髪引く
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慣性の法則の法則でまた胸抱かれ 擦り切れているブレーキパッド
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ピンク色 ラメが縁取る貝のよな 霊安室に落ちている爪
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砂さらう脚の形に扇状地 水着に落ちたアイスクリーム
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