あっそうかこれが噂のイヤイヤ期理由わかってなんかスッキリ
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ずいとこちらを見下ろして何ごとを透かそうとする鉄塔なのか
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坂の先まだ見ぬ巨山やま幻影ゆめを見る ネット証券総合口座
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常温のペプシしか出ないドリンクバー 全国のサイゼに置いてみます
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恋文であなたの心を変えられる文才あればと太宰を読めば
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ハムスターに陰毛噛まれた事がある 95歳のエレベーターガール
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樹々青し そよふく風に 湯の匂ひ 胸のさざなみ 君が足音
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タイムカード切りて書面をコーライル 明日あすの私よ宜しく頼む
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アンシャーリーテレビアニメをみるたびにハネムーンから三十五年
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梅雨晴れや 青さいや増す早苗田に立つ白鷺の姿凛々しき
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汗かいてコンビニ行ってお茶買って帰りの坂道ゆっくり登る
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久しぶり自分の顔をアテに呑む ビジネスホテルのデスクの鏡
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旅に出て広い世界を歩きたいのに人間と文明が邪魔
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紫外線 あびた両腕 ぶつぶつと 梅雨の晴れ間に 憂い浮かびて
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閏年の2月29日生まれって、1461分の1なんだって。
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ごめんなとささやく声が消えていく 夕暮れの空に響く雑踏
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ちま猫ちゃん ナデナデなんて だいすきで おひざのうえで しあわせたいむ
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希望を大きく膨らませ 成長への道を 踏み出そう
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顔洗うときにギックリいったらし 旦那がイテイテイテイテ呻く
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先祖代々から 受け継がれてきた この命 大切に、大切にしよう
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夕暮れの影の尾を引く百日紅 紅い蕾に感じる夏の
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心と心 重ね合い 楽しい時間を 心ゆくまで 楽しもう
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今日もまた帰りの電車でカーセンサー つまらぬ目標つまらぬ人生
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冬の日も 雨降る夏も お別れも 過ぎてしまえば 戻らないから
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ずっと一緒と 笑った君の前髪が 知らぬ間に短くなっていて 嘘ばっかりと つぶやいた冬
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愛してる つぶやいてみても 叫んでも 抱きしめるほうが あったかかったよ
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謝りたくて  すみませんと 言ったけど  なんか伝わる 気がしないよなあ
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笑ってた ひとり下校の中学生ほほえましくて疲れ吹き飛ぶ
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夢を見て重い夜闇やあんを引きずってた 澄み切った空に目覚めをもらう
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初夏の陽と雨を浴び 民家の庭の木の実育ちぬ 枇杷びわ花櫚かりん
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